2021.01.22
家はオール電化で光熱費を下げ、平日はお弁当で節約と、しっかり者のママ。子ども2人の中学受験は無理かな…という迷いに、お金のプロがアドバイスします。
家計簿 Check!
- 月間収入(手取り)
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- パパ
- 400,000円
- ママ
- 190,000円
- 月間支出
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- 住居費
- 90,000円
- 保育料・教育費
- 45,000円
- 保険料
- 70,000円
- 水道・光熱費
- 13,000円
- 食費(外食費含む)
- 80,000円
- 通信費
- 20,000円
- 車費
- 25,000円
- ママお小遣い
- 5,000円
- パパお小遣い
- 30,000円
- レジャー費
- 20,000円
- 月々の貯蓄
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- 現金・つみたてNISA
- 192,000円
- ボーナス時収入(年間)
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- パパ
- 800,000円
- 現在の貯蓄
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- 貯蓄
- 7,500,000円
ミニアドバイス1
学費の目処がついたら、可能な範囲で繰り上げ返済を。下の子が大学に入ったら、老後資金も貯めましょう。ママが時短勤務でなくなれば収入も増えますし、繰り上げ返済や老後資金作りもそう苦しくはないはずです。
ミニアドバイス2
食費のうち外食分は4万円とのこと。食材は週1万円で、平日はお弁当も作っているそうですし、他にムダ遣いもないので、このくらいの外食はOKでしょう。
advice 1中学受験の可否は塾代や学費を年収から出せるか
私立中高に通わせられるかどうかは、「大学の学費をある程度確保した上で、塾代と中高6年間の学費を収入から捻出し続けることができるか?」で判断しましょう。
中学受験のための塾代は年間約100万円。私立中学の学費は年間約140万円、高校は97万円。これは文部科学省調査の全国平均額なので、都心の私立ならもう少し高めに見積もりましょう。これらの金額を年収から出せれば大丈夫。現状、年約230万円を貯蓄できる家計になっていますから、塾代や学費を捻出していくことは可能。2人分かかる年でも貯蓄から補えるでしょう。
advice 2大学の学費は今が貯めどき。投資で積み増しも
大学の学費は、長男が中学受験の塾に通い始めるまでが貯めどきです。今掛けている学資保険に加え、貯蓄のうち10万円を教育費として積み立てておきましょう。4年間で1人当たり240万円を上積みできます。
この家計は、ムダ遣いがなくてきちんと貯蓄ができていることに加え、保険、貯蓄、投資の3つを考えている点も◎。投資は「つみたてNISA」を始めたばかりとのことですが、3000円と少額から始めたのも良いですね。仕組みに慣れたら増額していくと、さらにバランスが良くなり、教育費の積み増しもできるでしょう。
家計にムダなし
あえて削るなら通信費の見直しを
result手堅い家計を続ければ2人とも私立は可能
とても手堅い家計です。年収が高くても出費が多いご家庭は、私立中高に入れて家計が破綻することがありますが、M.T さんの場合は大丈夫でしょう。「中学受験で上の子でお金を使いすぎたから、下の子はダメ」とならないように、計画的に2人分の教育費を確保していってください。
診断してくれたのは
- 氏家祥美さん( ファイナンシャル・プランナー )
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女性のためのお金と仕事の相談室「ハートマネー」代表。個人相談やメディアを通じ女性の活躍を支援。著書に「北欧式 お金と経済がわかる本」(翔泳社)他
※この記事は、2021年1月発行の「ぎゅって2月号首都圏版」に掲載した記事を再編集したものです
illustration AKIBA Akiko