イナダちゃんをさばくよっ!

先日、YouTubeの「さかなクンチャンネル」を見ていたらさかなクンがブリをさばいておいしそうに食べていました。

大きいブリをサクサクとさばく姿も素晴らしかったのですが、さばきたてホヤホヤのブリに醤油(しょうゆ)をつけて食べるシーンがもうとにかくおいしそうでおいしそうで、居ても立っても居られずその足で魚屋さんへすっ飛んで行きました。

どうせならさかなクンのようにさばきたてのブリに醤油つけてペロっと食べたい!

でもブリを丸ごと売っていることはなかなかないから、この際アジでもタイでもなんでもいいから丸ごと売っているのを買ってうちでさばこう。そう思いつつズラリと並ぶお魚たちを品定め。

するとそこにはイナダちゃんが!ギョギョー!!

ブリは大きさごとに呼び名が変わる出世魚。なぜ呼び名が変わるのか調べてみたら、大きさごとによって味わいも大きく異なるらしいのです!(しかも地域によってその呼び名も異なる)

というわけで、イナダもいずれブリと呼ばれる同一魚。ブリに比べると脂が少なくさっぱりしていて身が締まり歯ごたえも魅力なお魚です。さばくのにはちょうどいい40cmほどのサイズです(ちなみにブリは70cmを超える)。

さっそく家に戻りさばこうと出刃包丁を取り出そうとしたら…出刃包丁が、なーーーーーい‼︎‼︎包丁がなくなるなんてあり得ない!

けれど実際どこを探してもない‼︎普段さばくのは出刃包丁を使うほどでもないアジやサンマばかり。

めったに出番がない出刃包丁、もしかしたら断捨離で捨てちゃったのかも…(いまだに行方は不明)。仕方ないので三徳包丁でイナダをさばいていきます。無謀な気もするが。(ちなみにブリのさばき方はさかなクンチャンネルやYouTubeで何度も見て予習済み)

どうにかこうにか三徳包丁でギコギコ解体して(エラをとる作業が一番大変だった)、三枚に下ろして皮を剥いだらようやくお店でよくお見かけする「柵」の状態に。

ここからは柳包丁にバトンタッチ。刺身の状態にしたらお醤油つけて、パクリ!

ウマイー!!!(絶叫)

たしかにブリに比べると淡泊だけれども、十分おいしい!臭みも全くないし、お店で買うパックのお刺身とは比べ物にならないほど新鮮でイナダの味わいをしっかり感じることができました。

一尾400円で買ったと思えないほどの量のお刺身を食べることができました。味も値段も三徳包丁でさばいた経験も素晴らしかった!しばらくはお魚丸ごと買いが続きそうです。

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マルサイさん
絵日記・漫画家

三兄弟の母。趣味は昆虫や磯の生き物の観察。インスタグラムで育児絵日記を投稿しています。裏アカウントでは毎日のごはんを投稿しています。大和書房より『男子が3人います。』絶賛発売中!

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