保育園は子どもにとって非常に大きな環境変化です。その変化によって夜泣きが発生(再開)してしまったり、悪化してしまったりというトラブルが起こることがあります。今回はそんなときの対処法について専門家の視点で解説していきます。

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精神的なケア

最も大事な対策は精神的ケアです。今までずっと一緒だったママやパパと離れ、保育園で先生と時間を長く過ごすようになったことによって、子どもは精神的に不安になっています。

まだ先生たちにも馴染んでいないことが多く、日中のストレスや不安な気持ちを寝ている間に思い出して泣いてしまうことにもつながります。

これは徐々に園生活に慣れ、先生を信頼できる相手として認識してくることによって解決できるものですが、慣れるまで少し時間がかかる子も多くいます。

そういった不安を払拭するために、最も有効なのはスキンシップです。お風呂に入る時間以外にも、肌と肌を合わせ、特に寝る前にほっぺをスリスリしたり、思いっきりハグをしたりすることで、肌と肌を触れ合わせる時間を取りましょう。

また、寝る前の時間で「今日ママはお仕事行ってこんなことが楽しかったんだ〜」などとにこやかに話したり、「帰ってきてから一緒にやったあれが楽しかったね〜」などいうように1日をポジティブな気持ちで振り返ってみることも重要です。

保育園に入ると帰宅後はどうしてもバタバタと慌ただしい時間を過ごしてしまいがちですが、たった15分でも構わないので今日の楽しみを子どもと一緒に作ることを心がけてみましょう。

一緒に塗り絵をするでも、ハイハイレースをするでも構いません。時間をたっぷりかけなくても、一緒に見つめあって笑いあえることがお子さんの心を満たします。

夕寝をする

0歳児〜1歳前半の子どもの場合によく当てはまることですが、保育園に入ると睡眠不足になってしまうことがあります。

多くの保育園ではお昼寝は1回です。まだおうちではお昼寝を2回している生活リズムの子が入園すると、急にお昼寝が減ってしまい、眠すぎて機嫌が悪くなったり帰宅後にお風呂で寝落ちしてしまったりする可能性があります。

そうすると、1つ目に挙げたスキンシップをしたり、ゆっくり楽しんで遊ぶ時間を取れなかったりしてしまいます。そのような時間を確保するためにも、寝不足で疲れている場合は、なるべく早めに夕寝をさせてあげましょう。

帰り道に抱っこ紐やベビーカー、チャイルドシートなどで寝落ちするのでも構いません。帰宅直後に授乳で15分寝落ちするだけでも構いません。

そんな風に小休止を入れることで、その後の機嫌が良くなってご飯もニコニコ食べられることにつながります。そして、脳のオーバーヒートを防ぎ、夜泣きを軽減することにもつながります。

生活リズムの統一

育休中、毎日バラバラの時間に起きていたり寝ていたりした人は、保育園が始まると朝起きるのが大変になりますよね。毎日朝早く、同じ時間に起きなければいけないけれども、体内時計が追いつかない!という状況になる可能性もあります。

ママも大変ですが、子ども自身も「朝起きられない…保育園に行くのも嫌…」というモードになりかねません。こういった事態を防ぐために、事前に体のリズムを作っていくことが大切です。

まずは毎日の就寝時間・起床時間を統一してみましょう。就寝前には明かりをだんだんと落とし、話し声も小声にしていくなど、「もうねんねの時間だよ」というモードを演出するように心がけましょう。

また、朝に楽しみを用意するのも機嫌良く起きるためには有効です。好きな食べ物を朝ごはんに用意したり、朝起きたらこれをして遊んでから行こうね!と約束をしたりするのも良いでしょう。

新生活が始まるとトラブルが起きて動揺してしまうこともあるかと思いますが、一つ一つ対処して親子ともに徐々に保育園生活に慣れていきましょう。

みなさんの保育園生活が、楽しく充実したものになることを願っています!

この記事を書いたライター

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ねんねママさん

乳幼児睡眠コンサルタント(米国IPHI資格)。夜泣きや長時間の寝かしつけなど、ねんねに関するお悩みを解決に導くコンサルティングをしています。YouTube「寝かしつけ専門学校 ねんねママちゃんねる」を中心に、ブログやSNSで乳幼児の睡眠に関する情報を発信中

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