2021.04.11 / 2021.04.19
思わずクスっと笑っちゃうこいのぼりの絵本や由来がわかる絵本など「端午の節句」や「こどもの日」にちなんだおすすめの絵本を10冊紹介します。
index目次
「端午の節句」ってどんな行事?
ゴールデンウィーク後半の5月5日。男の子が生まれたおうちでは「初節句」としてお祝いをしたご家庭も多いのでは。
古来「端午の節句」は邪気をはらう行事でしたが、武士が台頭すると「勝負」や「尚武(武芸を重んずること)」といった言葉と読みが同じ「菖蒲(しょうぶ)」をかけて、特に男の子が強くたくましく成長するように祈る行事になっていきました。今でも、五月人形やこいのぼりを飾ったり、菖蒲湯に浸かる風習が続いていますよね。
「こどもの日」ってどんな日?
いっぽう、「端午の節句」と同じ5月5日は、現代では「こどもの日」と呼ばれますね。こちらは比較的歴史が新しく、昭和23年に制定された国民の祝日です。子どもの人格を尊重し、子どもの幸福をはかるための祝日とされています。令和の現代でも、男の子も女の子も性別に関係なく、空を悠々と泳ぐこいのぼりを眺めたり、ちまきや柏餅を楽しみにしている子どもも多いことでしょう。
今回は「端午の節句」や「こどもの日」にちなんだおすすめの絵本を10冊選びました。「端午の節句」や「こどもの日」に込められた思いを、ぜひお子さんと一緒に共有してみてくださいね。
こいのぼりと大空散歩!?
ゴールデンウィークの頃は、晴天が続くことが多く、気持ちの良い時期ですね。青い空を見ているとなんだか自分も空を飛べるような気に…。そんな爽やかな気持ちで読んでほしい、大空を散歩する気分になれる絵本です。
1.ちゅーたんのとべとべこいのぼり
きむらゆういち(著), ながはまひろし(イラスト)/教育画劇
ちゅーたんの大きなこいのぼりが大空をお散歩!しかけを1ページめくるごとにたくさんの景色が見えくる、とっても楽しい絵本です。5月の晴れた青空がとっても楽しみになりますよ!
2.こいのぼりくんのさんぽ
淡く優しい色使いで描かれたかわいらしい絵本です。こいのぼりくんがお散歩しているとねこちゃんが「のせてー!」と呼びかけてきて…。晴れた日にはこいのぼりくんが飛んでいないか、思わず空を見上げてしまいそう。
ユーモアたっぷり!思わずクスっと笑っちゃうこいのぼりの絵本
「え!?」と思わずびっくりしてしまうけれど、とても楽しい世界観の絵本です。子どもに読み聞かせしたら、きっと笑顔になってくれそう。
3.ワニぼうのこいのぼり
ワニぼうのお父さんがこいのぼりを買ってきて、気持ち良さそうに泳ぐのを見ていたら…。そんな発想あり!?とびっくりしながら笑ってしまいます。5月の晴れやかな空気を思う存分楽しめる絵本。
4.かっぱのこいのぼり
ページいっぱいに描かれたたくさんのかっぱたちが楽しみにしているものとは…?ひょっとしたら、私たちにはわからないだけで、人間以外の生き物たちも「子どもの日」をこんなふうに過ごしているのかもしれませんね!
読みながら歌や折り紙を覚えたり、由来がわかる絵本
古くから大事にされてきた伝統行事だからこそ、子どもにいろいろ知って欲しい!そんな気持ちを叶えてくれる絵本です。
5.ちいさなこいのぼりのぼうけん
もも組のみんなが折った折り紙のコイたちが窓からすいすい~っと飛び出して行ってしまいました!かわいいコイたちのお話を読んでいると、思わず折り紙で遊びたくなっちゃうかも。
6.とらのこさんきょうだい かえうたかえうたこいのぼり
かわいい虎の子三兄弟のお家にもこいのぼりが。さて一体、どんなこいのぼり?たくさんの楽しくて笑える替え歌が出てくるので、読み終わる頃にはきっと子どもたちも歌を覚えられることでしょう。
7.げんきにおよげ こいのぼり
なぜ子どもの日にこいのぼりを飾る風習ができたのか?江戸時代にまでさかのぼって、ていねいに由来を教えてくれます。大人が読んでも、思わず「へぇ~!」と感心し「昔から日本では子どもの成長を願ってきたんだ」と感動します。
日本の伝統行事だからこそ子どもに知って欲しいむかし話
どんどん新しい絵本が出版される昨今、新しい本も楽しいけれど、やっぱり語り継がれてきた昔話は伝統行事にとてもしっくりきますよ。この機会にぜひ!
8.きんたろう
さねとうあきら(文),田島征三(絵)/教育画劇
「まさかりかついだ…」と童謡で歌われる金太郎。金太郎飴を見たことのある子どもは多いかもしれません。でも、意外とどんなお話なのか知らない人も多いのでは。5月人形として飾られることもあるので、これを機に読んでみるのも◎!
9.ももたろう
強くたくましい子どもの代表ともいえる桃太郎。誰もが知っているお話ですが、よく考えると桃から子どもが生まれるなんてとてもおもしろいですよね。赤羽末吉さんの味わい深い挿絵で、日本の昔から親しまれてきたお話が盛り上がります。
10.くわずにょうぼう
ある欲張りの男が「飯を食わない働き者の嫁がほしい」と言ったら、なんとそれが現実になった!…と思いきや、どんどん物語が展開していきます。昔話のテンポの良さに加え「菖蒲」や「ヨモギ」がなぜ端午の節句に関わってくるのかもわかり楽しく読めます。
子どもたちがみんな、元気に成長していきますように!
この記事を書いたライター
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