地獄の始まりは子どもにも…

「ガンベーーイ!(乾杯)」台湾におけるお酒の席での乾杯は、下手すると「地獄の始まりである」と言っても過言でないほど、飲むとなったら徹底的に飲むことが多い台湾です(始まりの乾杯だけでなく、食事中に何度も乾杯の掛け声がかかり、その度にグラスのお酒を飲み干すのが基本)。

子どもたちが通う学校でも、とにかくたくさん飲まされるものがあるとのこと。それは…

水!

水をたくさん飲むことが健康習慣の一つという意識が日本よりも強く、小さな子どもにも、とにかくとにかく水を飲ませようとする習慣があります。

園や担任の先生によって、少しずつ違うと思いますが、娘の場合は

  • 食事中の水分補給は体に悪いからダメ
  • 水筒内の水を飲み干さないと遊べない、帰れない
  • いつもよりたくさん飲んだらシールをくれる

などなど、日本人から見ると違和感がありすぎる水に関するルールがいろいろとあるようです。

別の学校(小学校含む)に通う友人何人かに聞いてみても、やはり同じような習慣があり、“水をたくさん飲まなくてはいけないのがストレス”だという子どもの声もたくさん耳にします。

また、娘は幼稚園バスから降りた瞬間「トイレに行きたい!」とマンションのトイレにダッシュすることも日常で、「次女の見守りをよろしく!」と受付や掃除スタッフに叫びながら、追いかける私の姿も日常となっています(笑)。

試しに水筒を小さくしてみようと思い、思い切って極小水筒(120ml)を持たせてみたら、さすがに小さすぎると先生から連絡が…(笑)。

ちなみに日本だと、水よりも麦茶などを持たせる人が多いと思いますが、入園当時、麦茶を入れていったら、「なんでお茶なのか?」ととても不思議がられました。

水を飲む習慣は、確かにとても大切ですが、もう少し好きなタイミング、好きなペースで飲ませてあげられたら…と思ってしまう習慣の一つです。

イラスト

中庭さん

北陸出身のインテリアコーディネーター。仕事の傍ら、趣味でイラストを描き続けている。イベントや小物作成の依頼にも対応。一児の母。Instagram:@nakaniwanimo

台湾在住4歳と1歳女の子のママ

nimo*さん

岐阜県出身の姉妹の母。夫の転勤に伴い、17年秋より子連れ台湾生活をスタート。趣味は、工場見学で国内外問わず、その魅力に魅了されている。Instagram:@nimo_ff>その他記事はこちらから