2021.05.22 / 2021.05.24
ふわふわしゅわっの食感が楽しくおいしい「台湾カステラ」。本格的なレシピは卵をたくさん使って大きめの型で焼くのでちょっとハードルが高いのですが、今回は100均のアルミパウンド型を使った、卵2個で作る「台湾カステラ」レシピを紹介します。
index目次
型のポイント
ダイソーのアルミパウンド型に、クッキングシートを敷いて使います。湯せんで焼くので紙製だとフニャフニャになってしまいます。すぐ型から出して冷ますことで、ふんわり盛り上がった形を保てるので、アルミ型にそのまま入れるよりクッキングシートを敷くことをオススメします。
基本の台湾カステラレシピ
材料
- 卵…2個(卵黄と卵白に分ける)
- 薄力粉…35g
- 砂糖…35g
- 牛乳…30g
- 油(今回は菜種油を使用。クセのないものならOK)…25g
用意する道具
- 湯せん用バット:パウンド型が入る大きさのバットを用意します。今回は取っ手が取れて、オーブン可のフライパンを使用しています
- 卵白用ボウル:泡立てる際に飛び散らないよう、大きめがおすすめです
- デジタルスケール:軽量スプーンなどが不要で、洗い物が減るのであると便利!
- 粉ふるい・ざるなど:粉が少量なので、小さめのざるや茶こしでも
- 小鍋:少量の油と牛乳を温めるのに使います
- 卵黄生地用ボウル・泡だて器:卵白と卵黄を分けて生地を作っていくので、卵白用とは別に用意
- 電動泡だて器:卵白を泡立てるのにあるととっても便利
- 道具一時置き場トレイ:泡だて器などを一時的に置いておくトレイ。お菓子作りをするときは、一時置き場を用意しておくと便利です
作り方
《下準備》
- 卵は卵黄と卵白にわけ、卵黄は小さな器などに入れておき、卵白は「冷凍庫」に入れて冷やしておく(冷えている方が泡立てやすくなります)
- 薄力粉はふるっておき、卵黄生地用のボウルに入れておく(まだ卵黄は入れません)
- 「湯せん」用のお湯を沸かしておく。オーブンは160℃にあたためておく
- 小鍋に油と牛乳を入れて火にかけ、周りがふつふつとしてきたら火を止める
- ふるってある薄力粉の入ったボウルに、1の油と牛乳を入れてよく混ぜる
- 2に、卵黄をひとつずつ入れてその都度よく混ぜる
- 卵白を冷凍庫から取り出し、最初は電動泡だて器の低速で泡立てる
- 大きな泡が出てきたら砂糖の1/3を入れて、高速で泡立てる
- 砂糖を2回に分けて入れ、その都度よく混ぜ合わせる
- 卵白につやが出て、泡だて器を持ち上げたらゆっくりおじぎをするくらいまで泡立てる
- 泡立てた卵白をひとすくい卵黄の生地のボウルに入れ、泡だて器でよく混ぜ合わせる
- 8の生地を卵白のボウルにすべて入れ、ゴムベラで底からすくいあげるようにしっかりと混ぜ合わせる
- 生地を、クッキングシートを敷いたアルミ型に流し入れ、10cm程の高さから1~2回落として大きな気泡を抜く
- 50℃くらいのお湯をはったバットなどに型を入れ、150℃のオーブンで70分ほど焼く
- 竹串などを刺し、生の生地がついてこなければ焼き上がり。型ごと20cm程の高さから落として蒸気を抜き、型から出して側面の紙をはがして網などの上で冷ます
失敗?エピソード1:表面が割れてしまった
オーブンの温度が高すぎたり、湯せんのお湯の温度が高かったりすると、生地が急にふくらんで表面が割れてしまうようです。割れても味は変わらずおいしい!のですが、割れていない方が「台湾カステラ」って感じですよね!
失敗?エピソード2:全体が黄色!
「やったあ!成功!」と、思ったのですが紙をはがしてあれれ?全体的に黄色。たまたま、子どもにねだられて、いつもと違うお高い「ちょっとこだわった黄身の濃いたまご」を買ってしまい、それを使用して作ったもの。
これでもまったく問題ないのですが、やはり上の焼き色と、生地の白っぽい色のコントラストが欲しいところでした(笑)。
アレンジ
牛乳を豆乳に変えても作れるカステラレシピですが、写真は牛乳30gをプレーンヨーグルト40gに置き換えて(牛乳よりちょっと多めにしました)、レモン汁大さじ1を加えたもの。冷やして食べるのがオススメです!
また、砂糖を黒糖に置き換えて、しょうゆ小さじ2を加えたマーラーカオアレンジも家族に好評でした!(黒糖だと普通の砂糖より卵白の泡立ちが悪くなるので、焼き上がりがボリュームダウンします)
シンプルでも十分おいしい台湾カステラ、アレンジ次第でもっともっと楽しめそうですね!
お久しぶりの!「今回のウツワの話」
メインの画像に使用した茶器は、大昔、私がピチピチのOLだった頃、台湾出張の際に購入してきたもの。十数年もの間、使わないけれど捨てられない存在としてキッチン収納の奥の奥にしまわれていました。
今回カステラの記事を書くにあたって掘り起こすことに。海外どころか国内も旅行がままならない現状ではありますが、旅先で食べたいお菓子や料理を作って楽しむというのもまた、おうち時間の楽しみ方のひとつかもしれませんね。
行きたいけれど 行けないから、
あの国の味をお家で再現!
この記事を書いたライター
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すなねっこさん
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高1男子、小6女子、小3男子のママ。家族みんなが食いしん坊!酵母でパンを焼いたり味噌を仕込んだり、趣味は「食のDIY」!