/ 2021.06.30

会って少し会話するだけで、気分が明るくなれる素敵な印象を持った人、?あなたの周りにもいませんか?日々忙しく暮らしている上に、今はコロナ禍で制限も多く、気持ちが鬱々としがち。そんなときだからこそ、自分も周りも幸せにする印象UP術を手に入れて。

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教えてくれたのは

菊地麻衣子さん

ホスピタリティマインドトレーナー。産業カウンセラー。元CA、ホテルコンシェルジュの経験を生かし接客研修
メンタルヘルスケア対策などを行う。著書に「誰からも好かれる さりげない気遣い」(フォレスト出版)など。1歳の女の子のママ。https://andmind.com/

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▶(前半)自分も周りも幸せにする“印象UP術”

今すぐにトライできる頑張らない好印象テクニック

ちょっと意識するだけで印象UPを目指せる技を、菊地さんに教えてもらいました。無理なくできることから始めてみませんか。

キレイな所作は音を意識

音を立てないように意識するだけで、人の所作は簡単にキレイになります。例えば、扉を何も考えずにパッと離すのと、両手で添えてそっと閉じるのでは全然違いますよね。 また、品の良さは指先に現れます。物を渡すときに指先をそろえ、渡した後にも少し余韻を残すだけでぐっと上品に見えますよ。

あいさつは声をワントーン上げて

声をワントーン上げてあいさつを。今はマスクをしていて表情が伝わりづらい分、声のトーンで印象が左右されま す。あいさつの前に「〇〇さん」「〇〇ちゃん(子どもの名前)」などと名前を呼ぶのも、「自分のことを気にしてくれている」と相手は感じるため、印象UPに効果的。さらに余裕があれば、「雨が降っているから気を付けて」など気遣いの一言を付け加えてみて。

背筋を伸ばして若々しく

背中が丸いと疲れて見える上に、老けても見え、いいことがありません。胸を張って背筋を伸ばす意識を。また、服装に悩んだら、白やベージュ、パステル系など、明るい色の力を借りてみて。着用するだけで、印象UPがかないますよ。

額や耳を出すことで明るい表情に

まとめ髪など、額や耳が出るヘアスタイルは、マスクをしていても表情が明るく見えるのでオススメです。目が笑っていることも大切なポイント。とはいえ、出先で疲れ切って誰とも話したくない…となってしまったときには、せめて自分の子どもと明るく会話してみましょう。子どもと楽しく話すママは、周りから印象良く見えますよ。

繰り返すことで共感度アップ

会話が盛り上がるテッパンのテーマは、自虐ネタ。自慢話は聞いていても面白くありません。人はちょっとした失敗話など、自分を見せてくれる人に親しみを覚えます。一方、話を聞くときには、相手に体を向け、目を見て、適度なあいづちを打つのが基本。また、実践してほしいのが、相手が言ったことをそのままオウム返しに言うこと。相手はより「共感してくれている」と感じます。

オンラインでも印象UP作戦

コロナ禍の中でぐっと増えたオンラインでのコミュニケーション。リアル(対面)との違いを改めて確認しながら、オンラインでの印象UPも目指してみませんか。

ポイント(1)ビジュアル:照明や背景を含めての身だしなみ

顔が明るく見える照明を選び、カメラの映り方にも注意しましょう。特に、ノートパソコンでは見下ろすアングルになってしまいがち。真正面に映るように、台などを置いて、高さを調整しましょう。背景には、絵画や植物など、会話のネタになるものを用意すると◎。服装はブライトカラーのトップス、メイクもリップやチークなど血色よく見えるカラーをセレクトとすれば、より明るい雰囲気に見せることができますよ。

ポイント(2)会話:センテンスは短めに、逐一反応を確認

話すときには、リアルよりゆっくりめのペースを意識して、センテンスは短めに。オンラインでは聞いている人が入るスキがなかなかないので、「どう思いますか? 」「質問ありますか?」といった相手側の反応をうかがうワードを時折入れるようにしましょう。一方、聞く場合は、「そうなんですね」「はい」と、頻繁に首も使ってうなづきながらあいづちを打つことで、「あなたの話を聞いているよ」という態度を伝えることができます。

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※この記事は、2021年6月発行の「ぎゅって7月号首都圏版」に掲載した記事を再編集したものです

イラスト:二階堂ちはる