2021.07.12
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子どもの名前を考えているとき
こんにちは。「命名レター」という活動をしている、コピーライターの武田と申します。「命名レター」とは、子どもの名前に込めた思いや、出産エピソード、大切にしている価値観などをパパママに取材して1篇の手紙にするというもので、僕自身が親になったことがきっかけでスタートさせた活動です。ちなみに、2歳と5歳の娘がいます。
このたび、「ぎゅってWeb」で活躍するブロガーのナフォリタンさんにご協力いただき、娘さんの命名レターを作成しました。この記事では、書き手の視点で、取材中に感じたことや意識していることなどをご紹介したいと思います。
お昼休みの1時間をいただいて
取材は、基本オンラインで1時間程度。今回は、テレワーク中のナフォリタンさんのお昼休みに進めていきました。娘さんのお名前は、いちかちゃん。明るくて活発な6歳の女の子です。娘と年齢も近いため共感することも多く「ランドセル、何色になりました?」といった会話も交えながら、名前の意味や、親としての思いなどをヒアリングしていきました。
出産エピソードは、かぶらんなぁ
印象的だったのは、ナフォリタンさんの出産エピソード。自宅トイレのつり棚に手を伸ばしたタイミングで破水してしまったそうですが、実はナフォリタンさんのお母様も似たような経験をお持ちで、「妊娠中は気をつけるように!」とご両親から言われていたそうです。そんな経緯があっての破水。ナフォリタンさん自身、「やってしまった…」と思ったのだとか。
大変だったと思う一方で、そのときのバツの悪さを想像するとやっぱり面白い! 名前がかぶることはあっても、出産エピソードってかぶらないなぁと、オンライン越しに笑わせていただきました。
優しい気持ちを、取り戻せるように
取材が終われば書く作業が始まります。1週間ほどお時間をいただき、300字程度の手紙にまとめていきます。そして、出来上がったのがこちら。
あれほど盛り上がった出産エピソードは、反映していません。実は、お聞きしたことをすべて取り入れる意識よりも、大切にしていることがあります。それは、子どもの名前を考えていたときの、“優しい気持ち”を残すこと。
今の時代に親をしていると、何かとストレスがたまってイライラすることも多いのではないでしょうか? 感情的に子どもを叱ったり、あれこれ高望みをしたり、パートナーにきつくあたったり(僕自身、気をつけないと…)。そんなときに読み返すことで、当時の気持ちを取り戻してもらえたら。そういった意味で、最初は親自身のための手紙でもあります。
子どもが読んで、前向きになるように
次に意識しているのは、この手紙を受け取る子どものこと。重荷にならず、押し付けにならない言葉で、子どもの成長を後押しできたら。そんな思いで推敲(すいこう)を重ねていきます。
今回の取材では「最初の子ということもあって、身が持たなくなるほど神経質になり過ぎてしまっていた」という話が出てきました。そういった“親の私たちも気をつけていくよ”という思いもつづることで、親からのエールがフラットに伝わるかもしれないと考えました。
こんな別案も、実はありました
せっかくの出産エピソード。「これを生かすとどうなるだろう?」と考えたのがこちら。
最初の案より、ずいぶん軽やかでユーモラスな仕上がりになりました。このあたりは、家族が持っているカラーや好みによるかもしれません。
今回のように1案に絞れないケースはめったにないので、2案ともナフォリタンさんにお見せして決めてもらうことにしました。詳しくは、ナフォリタンさんの記事をご覧ください。
言葉で親子を応援する「第三者」でありたい
駆け足ですが、「命名レター」の内容と、書き手としての考えを書かせてもらいました。名前を考えていた当時の気持ちや、わが子に伝えたいことを言葉に残しておく。それは、もちろんご自身でもできることだと思いますが、第三者に思いを伝えて、言葉にするという方法もあります。
わが子へのギフトのつもりで、家族の理念をつくるつもりで、『命名レター』に興味を持っていただけると嬉しいです
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この記事を書いたのは
- 武田 道生(たけだ みちお)さん
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2人娘の父。フリーランスのコピーライターとして仕事をする傍ら、「命名レター」という活動をしています。▶︎「命名レター」公式サイト