リボベジ(再生野菜)は普段捨ててしまいがちな野菜の根っこやヘタを水に浸けて育てる方法です。ニンジンや大根などなじみのある野菜を気軽に育てることができます。収穫のよろこびも楽しめて、子どもの食育にも役立ちます。

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リボベジとは?

「リボベジ」とはリボーンベジタブルの略で、再生野菜という意味です。普段捨ててしまいがちな野菜の根っこやヘタなどを水に浸けて再び栽培することです。家庭菜園をする場合、用具をそろえたり、毎日の世話が大変ですが、リボベジならもっと気軽に栽培が楽しめます。

リボベジの魅力

とにかく手軽

捨ててしまうはずの野菜の根っこやヘタの部分を使うので、種や苗を買う必要がありません。手頃な容器と水だけで始められて、置き場所も省スペースなので手軽に始められます。

節約になる

リボベジの楽しさは、野菜の収穫ができること。1回分はわずかな量ですが、野菜の種類によっては数日おきに楽しめるものもあるので積み重ねれば節約になりますね。

栄養価の高い部分が食べられる

スーパーでは手に入りにくい、根菜の葉っぱの部分などは実の部分よりも栄養価が高いのだそう。

身近な食育に

種や苗から育てるには時間が必要ですが、短い期間で成長を観察できるリボベジは楽しみやすいのではないでしょうか。スーパーではなかなか見かけないニンジンの葉を見られるのも貴重な経験ですね。収穫の楽しみや食べ物の大切さを学ぶ食育にも役立ちます。

部屋を彩るグリーンとして楽しむ

リボベジの新しい芽や葉の活き活きとしたグリーンはインテリアとしても。おしゃれなビンやカゴに入れて観葉植物のように飾っても楽しめそうですね。

リボベジできる野菜・初心者におすすめの野菜は?

豆苗

リボべジの入門といえばこの野菜。根の近くにある脇芽は次に芽を伸ばすための成長点なので、これより上の位置でカットし根元を約3~4cm残して、料理に使う部分を切って根だけ水に浸して育てます。ほかの野菜と比べて収穫できる部分が多いのもうれしいですね。

リボベジしやすい野菜・注意が必要な野菜

ネギ

コップなどの細長い容器か、スポンジなどで固定すると育てやすいです。根から5~6cm下を残して育てましょう。太めのネギよりも細めのネギの方がキッチンインテリア向きです。

ニンジン

少し厚めにヘタ部分を残すのがポイント。鮮やかな緑色の葉が伸びてくるのが楽しいですよ。ヘタの葉部分をすべて切り落とされてしまったものは成長しないので、少し盛り上がったものを使いましょう。

水菜

コップなどの細長い容器か、スポンジなどで固定すると育てやすいです。ゆっくりと育ちますが、収穫のタイミングを逃すとしおれてしまうので育ってきたら早めに収穫しましょう。

大根

ニンジンに比べると少し傷みやすいようです。葉が残っている状態でヘタを厚めに残して育てます。しおれたり葉がない部分は取り除いていきましょう。中央部分に花があったら収穫のタイミング。ぬめりに気をつけて育てましょう。

小松菜

コップなどの細長い容器か、スポンジなどで固定すると育てやすいです。成長してきたら、周りに残っている葉を取り除くと成長するスピードが速くなるそうです。

飾っていてもおしゃれな野菜

クレソン

料理のアクセントにぴったりなクレソン。水辺に生える植物なので、リボベジにはぴったりの植物です。

ミント

葉つきのミントをコップなどの容器に入れ、茎部分が水に浸かるようにします。ミントは種類も多く、さわやかな香りが暑い季節に室内で育てるのに良いですね。

リボベジを成功させるコツ

水換えを忘れずに

1日1回は必ず水替えをしましょう。また、水を替えるときに、根っこのヌメリをしっかりとってあげることで、カビにくくなります。

水分の量に気をつける

水に浸かりすぎるとカビが生えたり腐ったりしてしまうので、容器に入れる水は軽く浸かる程度にしましょう。

日当たりの良い場所に置く

直射日光は避け、適度な光が当たる明るい場所に置きましょう。

収穫して食べるときは加熱調理をする

リボベジで収穫した野菜は、買ってきたものとは違い衛生管理が十分ではないため、できるだけ加熱して食べましょう。

身近な野菜からハーブまで、コツに気をつければ意外と育ってきますよ。家の中で観察できるリボべジは子どもにもきっと新鮮慣れてきたら、植え替えが必要な少し上級者向けの野菜にチャレンジしてみるのも楽しそうですね。

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