2021.07.31 / 2021.10.15
ネバネバのオクラは、離乳食の中期(モグモグ期)から食べさせられます。今回は、オクラの下ごしらえと保存方法や簡単レシピを紹介。茹でたオクラは冷凍保存が可能ですよ。
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離乳食にオクラはいつからOK?
夏野菜のオクラはβ-カロテン、食物繊維、カルシウム、カリウム、葉酸などを含み栄養豊富な食材です。冷凍保存も可能。夏バテ防止にもなるので、親子で是非取り入れたい食材ですね。
離乳食として子どもに与え始めるのは、すりつぶしにくいのでモグモグ期からがよいでしょう。種は消化に悪いので取り除きます。食物アレルギーは出にくいと言われていますが、初めは少量ずつ与えていきましょうね。
今日は、月齢別のオクラを使った簡単レシピを3品ご紹介します。
オクラの下ごしらえと保存方法
オクラには産毛があります。オクラで食物アレルギーを発症することはあまり多くないそうですが、アレルギーを引き起こす原因としてオクラの産毛とネバネバ成分があげられます。離乳食で与えるときはしっかり産毛を洗い流すようにし、少量から始めましょう。
- オクラの産毛は塩で取り除きます。板ずり(塩をふったまな板の上で転がしながらこすりつける)し、流水でよく洗います
- 気になる部分がある場合は、手に塩をとり表面の産毛や汚れをこするときれいになります
- ヘタの先端を切り落とし、がくの黒い部分を剥きます
- 沸騰したお湯に小さじ1と1/2の塩を入れます
- 5~6分茹でザルにあげ粗熱を取ります。通常の茹で時間は2分ほどで良いのですが、離乳食用には長めに茹でましょう
- 茹であがったら種を取ります。縦半分に切りスプーンや竹串で取ると簡単に取ることが出来ます
茹でたオクラは冷凍保存が可能です。お好みの大きさに切り小分けにしておくと便利ですよ!
離乳食中期・モグモグ期(7~8カ月頃)
モグモグ期は柔らかく茹でて種を取り除きみじん切りにします。細かく刻むと粘りが出て食べやすく、自然にとろみがつきスープなどにも最適。おすすめはあんかけ仕立てにするレシピ。オクラを柔らかく茹でてみじん切りしたものに出汁を合わせるだけで、あんの出来上がりです。
豆腐やトマト、ニンジン、ジャガイモなどにかけるだけでOK。おつまみにも最適で、大人にも好評です。
オクラのお出汁あん風
材料
- オクラ…1本
- 絹豆腐…適宜
- 出汁…大さじ2
- しょうゆ…小さじ1/6
作り方
- オクラはヘタの先端を切り落とし、がくの黒い部分を剥き、沸騰したお湯に小さじ1と1/2の塩を入れ、5~6分茹でザルにあげ粗熱を取る
- 縦に切りスプーンなどで種を取り除き、みじん切りにする
- 出汁、しょうゆと合わせ、食べやすい大きさに切った絹豆腐にのせる
離乳食後期・カミカミ期(9~11カ月頃)
カミカミ期は柔らかめに茹でて、種を取り除き薄切りまたは粗みじん切りにします。カミカミ期に娘がいちばん食べていたのは納豆との組み合わせ。ひきわり納豆と混ぜ合わせるだけなので簡単。おかゆやそうめんにのせてもおいしいです。おかかや梅干しをちょい足ししても◎。
オクラの納豆和え
材料
- オクラ…1本
- ひきわり納豆…1パック
- 付属のタレ…1/3量
作り方
- オクラはヘタの先端を切り落とし、がくの黒い部分を剥き、沸騰したお湯に小さじ1と1/2の塩を入れ、5~6分茹でザルにあげ粗熱を取る
- 縦に切りスプーンなどで種を取り除き、粗みじん切りにする
- すべての材料をさっと混ぜ合わせる
離乳食完了期~
種もOKになるので、大人と同じものが食べられます。丸ごと調理ができてラクになりますね。わが家では、子ども用は一口サイズに切り爪楊枝に刺し串焼き風に。特に肉巻きにするとテンションが上がり、喜んでパクパク食べてくれます。お弁当用にも◎。
オクラの豚肉巻き
材料
- オクラ…6本
- 薄切り豚肉(しゃぶしゃぶ用)…6枚
- 塩…少々
作り方
- オクラはヘタの先端を切り落とし、がくの黒い部分を剥き、沸騰したお湯に小さじ1と1/2の塩を入れ、5~6分茹でザルにあげ粗熱を取る
- 豚肉を広げオクラを置き手前からくるくる巻く
- 塩を振り、魚焼きグリルで7~8分焼く
オクラは6月~8月が旬。 独特の食感とネバネバ、味にクセがないオクラは子どもも好きなようです。オクラのネバネバが自然なとろみとなりとても便利。切り口が星型なのも喜んでくれるポイントですよね。
栄養豊富で手軽な食材「オクラ」。離乳食にも是非取り入れたいですね!
この記事を書いたライター
ライター一覧- 田村佳奈子さん
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フードスタイリスト、フードコーディネーター、フードアナリスト。Web、雑誌、ドラマなどのレシピ開発やスタイリング、フードコーディネーターとして活動中。