もうすぐお正月。新しい一年、新しい日々のはじまりに読みたい絵本5選

2017.12.26

新しい一年、新しい日々のはじまりです。鏡餅、おせち、お年玉…お正月の絵本でしみじみ日本を感じたり、コミカルに描かれた十二支の物語で笑い初め、はじまりはじまりぃ。豊かな絵本の時間を、さあ、今年もはじめましょう。

教えてくれたのは

東條知美さん: 絵本コーディネーター・学校司書・ライター・〈絵本の百年と未来研究会〉主宰。活動のモットーは「子どもに絵本を。大人にこそ絵本を。」
-Blog「僕らの絵本」「絵本の100年と未来研究会」

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「あ・あ」「ぶ・ぶ」…生まれて間もないあかちゃんの、まだきちんとした意味をもたない、はじめましての言葉たち。そんな“あかちゃん語”が、子育てを愛しむ作者の手で、かわいい絵本になりました。さあ、ママとあかちゃん、お話しをはじめましょう♪

はじまりの日…「だからあけましておめでとう」。年賀状…「だからあけましておめでとう」。お年玉…「だからあけましておめでとう」。鏡餅、門松、おせち料理、凧揚げ、初もうで、お正月がぎゅっとつまった絵本。“はじまり”の清々しさを感じながら、一年のはじまりです！

年はじめの七福神めぐり。福を招く7人の神さまが祀られる寺社をまわって、一年を祈願する行事です。小さなお子さまとお出かけの前に、絵本でイメージ作りはいかがですか？「どんぶらどんぶらしあわせはこぶ」笑顔が福々しい七福神。新年早々縁起がいいですね！

「しん年の　ごあいさつに　きなさい。はやいものから　じゅんに　十二ばんまで、一年かんずつ、その年の　たいしょうに　してあげよう」…十二支のお話が、コミカルにドラマティックに描かれます。辰（たつ）、亥（いのしし）の、ド迫力な駆け込みシーンにご注目！

「はじまりはじまりい」と幕が上がるたびに、泳いだり、踊ったり、描いたり、「ぼく」はなんでも上手にやってのけます。ぜひ声に出して読んでみてください。たとえうまくいかない時でも、「はじまりはじまりい」の合い言葉が、ここからの勇気を与えてくれる。そんな一冊です。