2021.09.16
2021年の十五夜は9月21日。そもそもお月見ってどんな行事?一年で一番キレイに月が見えるこの時期に、お月見の由来やお団子やススキをお供えする理由を絵本に教えてもらいましょう。親子でしっとりお月見を楽しめたらとても風流ですね。
index目次
「お月見」ってなんだろう?なんのためにするの?
お月見とは、一言で言うと「収穫に対する感謝をする行事」で、いわゆる中秋の名月が見られる陰暦の8月に行われます。十五夜とは、旧暦でいう「毎月15日の夜」のことですが、特に旧暦の8月15日を指すことも。現代では、農業をする人も減ってしまいましたが、かつての日本では一年で一番美しい月が見えるこの時期に、一年の実りへの感謝の気持ちを込めて月を見上げていたのです。とても美しい行事ですね。
お供え物代表の「お月見団子」は丸い形が月を模しており、ススキは稲穂に見立てている、あるいは、魔除の意味があるとされています。
現代では慌ただしく毎日が過ぎて行きますが、絵本を読みながらゆっくりと夜空を見上げてみるのも、良さそうですね。地に足がつきほっとした気持ちになれそうです。
お月見ってなあに?こどもにわかりやすく由来を教える絵本
お月見についてまず知っておきたいことを子どもたちにわかりやすく教えてくれる絵本を6冊紹介します。
1. 14ひきのおつきみ
いわむらかずお(作・絵)/童心社
人気ロングセラーからの1冊。静かな秋の夜の情緒を感じながら大家族でお月見をします。何度読んでも味わい深く、ずっと手元に置いておきたいと思ってしまう、しっとりとした幸せを感じる温かみある絵本。
2. おつきみセブン
にくめないセブンがお月見について楽しく解説してくれます。読み終わったらお月見博士になれちゃうかも?とっても楽しい気分になれる「セブンの行事えほん」シリーズからの1冊。
3. おつきみバス
お月見はしっとり美しい行事…というイメージをくつがえす、とっても元気な一冊。みんなが一緒に楽しめるこんなお月見もいいですね。バスが好きな子におすすめです。
4. ちいちゃんとじゅうごや
とっても愛らしいちいちゃんや動物たちにほっこりしながら読め、小さな子どもでもお月見はどんなことをするのかがスッと理解できるように描かれています。
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5. ねこまるせんせいのおつきみ
押川理佐(作),渡辺有一(絵)/世界文化社
こざかな園のねこまる先生のお月見。転がったお月見だんごをつかまえたら、まったく見知らぬ町について…!?びっくりする場所でのステキなお月見、一緒にどうですか?
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6. じっちょりんとおつきさま
不思議な生き物じっちょりんたちのお月見。細かく描かれた絵も楽しい!秋の草花の名前もさりげなく書かれているので、読んだ後にはぜひお散歩へ。
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まん丸なお月さま、見てるとどんな味か気になってくる!?
秋といえば食欲の秋。実りに感謝しつつ、お月様ってどんな味がするのか想像しちゃう…?そんな変わったお月見も楽しいかも。
7. おつきさまってどんなあじ?
マイケル・グレイニエツ(作・絵)いずみちほこ(訳)/セーラー出版
想像したことはありますか?まんまるきれいなお月さま、口にしてみたらどんな味なんだろう…?と。かわいい動物たちもお月様の味が気になって…。ふっと笑顔になれる絵本。
8. おつきさまのパンケーキ
表紙いっぱいに描かれたおいしそうなパンケーキ!まんまるのお月さまを見ていたたぬきが「(お月さまを)食べたいなあ」と言ったものだから、なんと!
「もったいないばあさん」シリーズで知られる絵本作家が描きます。読み終わったら思わずフライパンを用意しちゃうかも。
9. だんごたべたいおつきさま
まんまるきれいなお月さまがペロッと舌を出したおちゃめな表紙。どうしてもお月見だんごが食べたくなって…。最後のお月さまの表情には、読んでいるこちらも思わずふっと笑顔になれますよ。
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10. まんまるおつきさん
ねじめ正一(作),さいとうしのぶ(絵)/偕成社
まんまるのお月さま、じーっと見ていると、とってもおいしそうな何かに見えてきましたよ!繰り返しの構成で描かれているので、読み聞かせもリズミカルになる楽しい一冊。
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秋の涼しくて爽やかな夜にお月さまを子どもと眺めるのって幸せな気持ちになれますね!