大掃除はいつから、どこから、何をやる?気が重い大掃除ですが、物を大切にする心、合理的に物事を進める力を育むチャンスです。親子で楽しみながら大掃除する方法を、ハウスクリーニングのプロ「カジタク」の海老原さんに教えてもらいました。

教えてくれたのは

カジタク」海老原康太さん

利用件数は累計70万件。高品質な家事サービスを全国一律価格で提供する「カジタク」。家事ノウハウについての研究も盛んで、日々サービスに反映中。海老原さんはカジタク顧客感動度ランキング上位のサービススタッフです。>カジタク

question掃除経験のない息子たち。イヤイヤではなく、大掃除を取り組むには?

普段からお手伝いをほぼする事がない息子2人(そしてパパ…)。小6と年長になったので、そろそろ家の事を積極的に取り組んでもらえればと思っています。大掃除を楽しみながらやってもらうコツはありますか?

大掃除を体験するのは、ぎゅってWebのリーダー「ざわP」、長男(12歳)、次男(6歳)

answer5つのポイントで子どものやる気を引き出そう

大掃除とは、1年分の汚れを落として歳神さまを迎える準備をし、新年を新たな心持ちで始めるという意味があります。家族の一員として、できる事から取り組んでもらいましょう。以下の5つのポイントをぜひ挑戦してみてください。

【1】まずはお手本を見せよう

子どもは興味を持ったことは進んでやろうとするもの。始めに、お手本を見せてあげましょう。それだけでなく

  • こういう風にやるとすごくキレイになるんだよ
  • ぴかぴかになってお部屋が明るくなるね

など、作業の意味も合わせて教えてあげるとやる気も百倍!いっしょに競争をしながらやってみるのも手です。

今日は窓ガラスのお掃除からスタート。「カジタク」の海老原さんが始めにお手本を見せてあげると、子どもたちの目がくぎづけに
窓拭きのコツは「水拭きをしてからカラ拭きで仕上げること」と「上からコの字を描きながら拭くこと」。拭き始めると窓ガラスがみるみるキレイになるのが楽しくて夢中になってやってくれました

【2】いらなくなった軍手だって、掃除道具になる

雑巾ではなく使い古した軍手などの不用品を使ってみるのも、気分の盛り上げに一役買ってくれます。特に軍手は、細かい部分の拭き掃除にとっても便利!

軍手の片手は軽く湿らせ、もう片方は乾いたままで乾拭き用に。棚や床などをゆっくりなでると軍手にホコリが付着します。小物が置かれた棚の上や、窓のサッシなど細かな場所もカンタンに汚れが落とせます。

サッシの掃除に挑戦。真っ黒になった軍手とぴかぴかのサッシを見くらべて「わーっすごいっ!」とびっくり
ざわPと長男でテレビボードのホコリをきれいに。「これはすごい!」と感動のざわP。「すごく簡単にきれいになるし、しかも楽しいです(笑)」

【3】どんな順番でやったらキレイになる?ヒントを

子どもは道筋やゴールが見えないと、途中で投げ出しやすくなります。お掃除の適切な順番などを考えさせながら、飽きないようにするのもポイント! 欲張りすぎず、やることをシンプルに明確にするのも大切です。

「棚の上のホコリ落としと床の掃除機掛けとどっちを先にしたらいい?」「えーと…。」正解は“ホコリは上から下に落ちるので、床より棚の掃除が先”です。「ホコリは上から下に落ちる」と聞いて納得

【4】理科の実験みたい!意外な掃除法

普段身の回りにある食材を使ったお掃除は、まるで理科の実験のようでわくわくしますね。これこそパパの出番です。

コンロの油汚れにはミカンの皮、洗いづらい水筒の中に卵の殻、トイレの汚れは飲み残しの炭酸飲料など、「これで汚れが落ちるなんて!」とびっくりの掃除法を体験しました。

みかんの皮とかぶるくらいの水をお鍋に入れて約15分。煮汁をコンロにスプレーしたら軍手でこすり落とします。「ほんとに油汚れが取れるんですね」とざわPも驚いた様子。それ以外に、みかんの皮の汁を絞り出して、裏側の白い部分で油をこすり取る方法も
水筒ひとつにつき、洗った卵の殻2個を細かく砕いて水筒に入れます。少量の水を入れて30~50回ほどシャカシャカ振るだけでスッキリ。
炭酸水をトイレの便器にかけると汚れが浮き上がり、こするだけで汚れが落ちやすくなります

【5】「ありがとう」を効果的に

子どもにとってママやパパの「ありがとう」の言葉は何よりのごほうび。お掃除の後の「ありがとう」はもちろんのこと、始めるときにも「お掃除をしてくれてありがとう」とうれしい気持ちを伝えましょう。ぐんとモチベーションが上がって、積極的に動いてくれます。

汚れた軍手や使い終わったお掃除グッズがこんなに!がんばった子どもたちにパパから「ありがとう」を伝えます

大掃除完了!出来栄えは?

今日の先生、「カジタク」海老原康太さんと一緒に

お掃除=お仕事

という感じがなく、遊びの延長のように楽しく親子で掃除ができました。意外な発見があると子どもも食いついてくれるので、科学実験のような感覚でできる食材を使った掃除方法はとてもいいですね。

今回、意外と子どもたちが喜んでくれたのが、自分専用の軍手! “オレのそうじグッズ”を持たせてあげると、「自分がやるんだ」という気持ちで積極的にやってくれるようです。個人的には、軍手を使った拭き掃除が画期的でした。子どもと一緒に軍手をはめた拭き掃除から始めてみようと思います。

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