寝てほしくてもなかなか寝てくれなくて、苦戦することも多い赤ちゃんの寝かしつけ。そんな寝かしつけを快適かつ安全にサポートしてくれるアイテムを乳幼児睡眠コンサルタントのねんねママがセレクト!みなさんの毎日の寝かしつけの参考にしてくださいね。

ワンタッチおくるみ

生まれてすぐの赤ちゃんは、まだ広い環境で寝ることに慣れておらず(おなかの中は狭かったので)、不安を感じてしまます。生後3カ月ごろまでの赤ちゃんは、おくるみで包んであげることによって安心感が得られるので、眠りにもつきやすく、また背中スイッチも起きづらくなります。

「おくるみ」と聞くとガーゼの大きいてぬぐいのようなものを想像する人も多いと思いますが、おくるみ講座を受講したり、身近に教えてくれる人がいない場合は少し難しいかもしれません。

その場合におすすめなのがワンタッチおくるみです。面ファスナーやファスナーで簡単に赤ちゃんを包める便利なアイテムです。「おくるみ マジックテープ」「おくるみ ワンタッチ」などと検索するとヒットするので探してみてください。

ただし、フードのついているものは避けましょう。頭を覆うのは窒息や暖めすぎの危険につながるので、フードが付いていないタイプのものを選んでください。

生後3カ月以降になるとおくるみは卒業で、スリーパーへと移行することになります。掛け布団は窒息リスクがあるので0歳のうちは使用せず、着るお布団であるスリーパーを活用することをおすすめします。

ホワイトノイズ

ホワイトノイズとは周波数に偏りのない音のことを指し、「ザー」「サー」という砂嵐のような音がするものが一般的です。他には雨が降っている日の外の音や川の流れる音なども近しい音だとされています。

こういった音は周りの音をかき消す効果があり、また、周波数に偏りがないので音がなっていても気になりづらいという特徴があります。そのため、赤ちゃんが寝ている部屋でホワイトノイズを流しっぱなしにしていると、他の部屋でお皿を洗ったりテレビを見たりしている音をかき消してくれる効果が期待できます。

消音効果以外にも、生後4カ月ごろまでの赤ちゃんにとってはママのおなかの中の音を思い出させるため、安心してぐっすり眠ってくれやすくなることも期待できます。

スマホのアプリでも「ホワイトノイズ」と検索するとヒットしますが、スマホでかけ続けるのは不便もあるかと思いますので、その場合はホワイトノイズマシンを導入することをおすすめします。

遮光カーテン

もともと人間は光を見ると覚醒し、暗いところにいると眠くなるようにできています。赤ちゃんは大人よりもさらに光に敏感です。窓からの少しの明かり漏れにも反応して、目が覚める原因になってしまいます。

寝室のカーテンが遮光カーテンではない、という人はもちろん、遮光カーテンのはずなのだけれども朝になると光が入ってくるという場合もカーテンの色や遮光等級を見直すことをおすすめします。遮光カーテンは100%完全遮光タイプから3級遮光まで等級が分かれています。また、白っぽいものは光を通しやすく、黒っぽいものは光を通しづらいという色の特徴もあります。

光が入っていても寝てくれる赤ちゃんもいるのですが、敏感なタイプの赤ちゃんだと、お昼寝がしづらかったり、(特に夏場は)朝4時や5時に起きてしまうというトラブルにつながりがちです。もしそのようなトラブルがある場合は、カーテンを見直したり、カーテンレールの隙間などをタオルやマジックテープで埋めたりくっつけたりする処置をしてみてくださいね。

赤ちゃんを子育て中のママ・パパ。毎日の寝かしつけ、本当にお疲れさまです。紹介した便利なアイテムで、みなさんが少しでも快適に暮らせるようになりますように!

この記事を書いたライター

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ねんねママさん

乳幼児睡眠コンサルタント(CISA/米国IPHI資格)。個別コンサルテーションやねんね講座の他、運営する「寝かしつけ強化クラス」では月間200問以上の睡眠に関する質問回答を行っている。日本初の乳幼児睡眠を専門に学べるYouTube「寝かしつけ専門学校 ねんねママちゃんねる」を立ち上げ、運営。その他にもInstagramやVoicyなどのSNSでも寝かしつけに悩む親向けの情報を発信中

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