子どもの困った行動が増えたなと感じたら、この方法もおすすめです。共感よりもシンプルで簡単な声かけを紹介します。

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親がイラっとするのはどんなとき?

あなたはわが子に「どうしてこの子はこんなに言うことをきかないのだろう」「なんでこんなに手がかかる子なんだろう」と感じたことはありませんか。たとえば、子どもがこんな状態だとイラっとしちゃいますよね。

こんなときは「〇〇しなさい!」と言ってしまいがちですが、余計に反発されたという経験はないでしょうか。子どもにとっても、いつも叱られてばかりだとやる気も自信も失われてしまいます。

こうなると、「親が言わなくてもやってほしい」「何でも自分から進んでやってほしい」と願う親の気持ちとは裏腹に、子どもはさらに困った行動をとってしまうことも。では、親がやってほしくないなと思うことを子どもがしなくなるようにするには、どうすればいいのでしょうか。

子どもを承認する

子育てにおいて、子どもに「共感するのが良い」ということはよく言われています。たとえば、転んでしまって「痛い」と泣いている子には、子どもの気持ちをくんで「痛かったね」と共感の声かけをします。とはいえ、ママもパパも四六時中、子どもに共感することはできないですよね。

共感が苦手だったり、難しいと感じる場合は、共感以外にも、親の愛情を子どもに伝える方法があります。それが、「承認」という方法です。承認は、子どもが「いまやっていること」や「ちょっとした変化」を認めてあげる声かけです。

次のように、子どもがいまやっていることを実況中継のようにそのまま言葉にするだけ。とてもシンプルで簡単です。

こうすると、子どもは「お母さんはボクのことを気にかけてくれている」「お母さんから愛されている」と感じることができます。

親から愛されていると感じることができると、子どもの心は親の愛情で満たされ、その結果、やる気と自信がわいてきます。やる気が出れば、自分から進んで行動しようとします。今までわざと怒られるようなことをしたり、なんでもイヤイヤと言っていた子も、落ち着いてきます。

なぜ「承認」をすると子どもが激変するの?

もともと人間には承認されたいという承認欲求があります。承認欲求が強い子は、親がいくら関わっても「もっと承認して!」と要求してくることがあります。このようなタイプの子が承認不足になると、困った行動が増えていくのです。ですから、承認欲求を満たしてあげれば、子どもはどんどん変わっていくのですね。

承認の声かけができるようになると、子どもの困った行動がだんだん減っていきます。子どもがしていることをそのまま言葉にするだけのシンプルな方法なので、親が承認上手になってどんどん声をかけてあげてくださいね。