出典:あんふぁんWeb

「損害保険ジャパン」のSDGsへの取り組み

火災保険、地震保険などを提供する損保ジャパン。災害発生後に保険金を支払うのがメインの仕事ですが、東日本大震災をきっかけに、普段からの防災教育の大切さを痛感し、スタートさせた「防災ジャパンダプロジェクト」について詳しく話を聞きました。

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お話を聞いたのは

損害保険ジャパン株式会社 サステナビリティ推進部
仁科 浩史さん
防災・減災や気候変動等の全社的なサステナビリティの取組みを推進。1児の父

災害から身を守るための知識や、安全な行動を身につけてもらいたい

「防災ジャパンダプロジェクト」は東日本大震災をきっかけにはじまった取り組みです。東日本大震災では延べ3000名を超える社員が被災地に入って、迅速な保険金のお支払いに努めました。保険会社は災害発生後に保険金をお支払いするのがメインの仕事ですが、普段から防災教育を普及していく必要性を痛感しました。

大規模な地震の発生率が高まっています。保険商品の提供のみならず、将来を担う子どもたち、その保護者に、防災について学び、体験する場を提供することで、災害から身を守るための知識や、安全な行動を身につけてもらいたいと思っています。本プログラムはNPO法人プラス・アーツと愛知人形劇センターに企画協力をいただき、防災を学ぶ「体験型防災ワークショップ」と「防災人形劇」をお届けしています。

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災害が増えている今、子どもにも防災知識を増やしてほしい

昨今、世界的に災害が増えています。その結果、大人同様に子どもも災害を経験する機会が増えてきています。大人は防災訓練などで、ある程度の知識はありますが、子どもは知識がほとんどありません。子ども自身が災害時やいざというときに、どうすればいいのか? どう動けばいいのか? を考えることで、実際に災害にあったときに自ら行動できるようになると思います。また、災害に強いマインドをもった大人に成長できると考えています。

イベントでは「災害が発生したときに、子どもでもできることがたくさんあるとわかった」「いざというときにはみんなを助けてあげたい」といった子どもの声を聞きました。

園児から小学生まで、レベルに合わせた防災教育コンテンツで学べる

人形劇やゲーム、クイズなど、子どもたちが関心をもって学べるコンテンツや、ポリ袋を使ったポンチョづくり体験、クリアファイルを利用したフェイスシールドづくり体験など、子どもの年齢や理解度に合わせたワークショップを多数用意しています。また「防災ジャパンダプロジェクト」の動画を見ることで、何かあったときに子どもが行動できるヒントになると思います。

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災害でケガをしてしまったときに、身の回りにあるものでできる応急手当を学べる

未就学児でも体験できるポンチョづくり

防災への取り組みは身近にできる小さなことから

防災への取り組みは何から始めたらいいかわからないという人も多いですが、災害時に避難する場所を事前に決めておき、何かあったらここに集まろうと家族で話しあっておくことや、防災グッズの保管場所を子どもと共有しておくこと、そういったことから始めてみてください。また火災保険、地震保険に加入しているかの確認はもちろん、ご自身の家のまわりのリスクと照らしあわせて、リスクにみあった補償内容になっているか確認してみてください。

■防災ジャパンダプロジェクト

<文:あんふぁんWeb編集部>