ぎゅって親子にとって、とても多くの時間を過ごす保育園。家とは違う環境であり、また集団生活であることから、さまざまな悩みが出てくるものですよね。

仕事に育児に大忙しのなかで、悩みと向き合うのはつらいもの。どのように乗り越えていけばよいのか、保育現場で40年以上にわたって親子を見つめてきた、井桁容子先生に伺いました。

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教えてくれたのは

井桁容子先生

非営利団体コドモノミカタ代表理事。実践を通じた保育の研究機関である東京家政大学ナースリールームにおいて42年間、0歳児~3歳児の保育の実践と研究に従事。NHK Eテレ「すくすく子育て」などのメディア出演のほか、子ども番組監修、DVD制作、親子向け音楽CD監修、著書多数

question保育園生活の中で困っていることや、トラブルが起きたことはありますか?

※2024年1月23日~2月29日/ぎゅって読者にアンケート/有効回答数717
※小数点第二位以下四捨五入

お悩み1.登園しぶり

読者のお悩み

お悩み2.食べムラ

読者のお悩み

お悩み3.お友達とのトラブル

読者のお悩み

お悩み4.乱暴な行動をする

読者のお悩み

お悩み5.嫌な言葉遣いを覚えてくる

読者のお悩み

お悩み6.爪をかむ

読者のお悩み

井桁先生からMessage

たくさん「大好き」を伝えてあげて
“立派な親”よりも“ご機嫌な親”!

働いていると、子どもといる時間もどこか上の空…なんていう時もあるのでは。そんな時は、「電車に乗ったら」「このドアを開けたら」など、気持ちを切り替えるタイミングを自分で決めて、子どもと一緒の時間に心をおきましょう。

この時期の子どもは、「ダメな自分でも親は自分を愛している」という自信をつけてあげることがとても大切です。トラブルがあっても、おおらかな気持ちで接して、大好きなのだとたくさん伝えてあげてください。

子どもは立派な親よりも、ご機嫌な親が大好き。ユーモアを忘れずに乗り越えていきましょう。

イラスト/しらいしののこ

※この記事は、2024年5月発行の「ぎゅって6月号首都圏版」に掲載した記事を再編集したものです