国立科学博物館は常設展もスゴイ！「日本館」「地球館」の魅力は？

国立科学博物館は常設展もスゴイ！

上野公園にあるシロナガスクジラが目印の「国立科学博物館」は、いつも魅力的な特別展を開催していて親子連れにも大人気！ただ、特別展は外まで並んでいたり、中も大混雑だったり、常設展へ行くころには疲れ気味…。これでは、もったいない！といつも思っていました。そこで今回、常設展を中心に子連れでじっくり楽しんできました。

子どもの知的好奇心を刺激する、膨大で貴重なコレクションの数々が分かりやすく展示されています。建物自体も歴史があり美しいです！ぜひ親子で訪れていただきたいです。

「日本館」ネオルネサンス様式が美しい建物は重要文化財

「日本館」では、日本列島の成り立ちやそこにくらすたくさんの生き物、日本人の自然をみる技などが紹介されています。

日本館の建物は真ん中に吹き抜けがあり、北翼・南翼に分かれています。エレベーターもありますが、階段が北・真ん中・南にありステンドグラスもすてきです。トイレも各階にあります。建物だけでも一見の価値あり。

1階では「天・地・時・微小」の4つのカテゴリで重要文化財の天体望遠鏡や江戸時代の天球儀・地球儀、地震計、時計、顕微鏡などを見ることができます。建物自体も美しいですが、道具や装置、文献などの展示物もまた美しいものばかりでうっとりです。

2階では日本列島ならではの生き物が紹介されています。はく製の数もハンパなく！写真でしか見たことのない生きものの、大きさや色を目で見て感じられるのは本当に貴重な体験！

セミの声が聴けるコーナーもあり、館内にツクツクボウシの声が響き渡り、おもしろいです。

3階では日本列島の自然・海・地質、化石などが紹介されています。「フタバスズキリュウの化石」もありました！私たちが行った日は、かはくボランティアさんによる「かはくのモノ語りワゴン」が行われていて、「フタバスズキリュウ」について子どもにも分かりやすくイラストや模型を使って説明してくれました。

さわってもOKな化石や鉱物もたくさんあり、間近で見ることができるので、子どもの好奇心も満たされると思います。

特にうちの子が喜んでいたのは、海の生き物コーナー！「ここ、一生いられる！」とのことなので、もしかして将来は魚類学者かも♪と、親の夢も膨らみました（笑）

「地球館」宇宙・地球の誕生から人類の進化までまるごと体感

続いて「地球館」へ。こちらでは宇宙・地球の成り立ちから生物・人類の進化、日本の科学技術の歩み、ノーベル賞を受賞した日本の科学者まで幅広く紹介されています。

展示フロアは地下3階から地上3階まで、6フロアあり、屋上にはスカイデッキ・ハーブガーデンもあります。

地球館地下3階では法則・宇宙・物質を探る展示と、日本の科学者が紹介されています。映像展示もたくさんあり、においや温度を感知する装置など子どもにも分かりやすい工夫がたくさんありました。

地球館の地下2階・地下1階で地球環境の変動と生物の進化の展示が続きます。

何と言っても恐竜の数！質！ともに恐竜展に来たのではないかというくらいボリュームがあります。トリケラトプス、壁に飾りたい！

恐竜の化石や哺乳類の骨格標本、はく製、昆虫や魚、鳥類、植物など、それぞれに圧倒的な量があり、展示も見やすくてとても勉強になります。

地球館2階では科学技術についての展示があり、おもしろいものが沢山ありました！特に「震源地を推定する体験装置」が子どもたちに人気で、大人も一緒になって真剣に楽しみました。

地球館3階には「親と子のたんけんひろば コンパス」と、たくさんのはく製の展示があります。生き物の美しさ！圧倒的ですね。動かないけどまるで生きているようで、体感するというか、説得力が違います。感謝です。

「親と子のたんけんひろば　コンパス」とは

主に4～6歳の子どもとその保護者を対象とする展示室です。外から見ただけでもおもしろそうです！入室には整理券が必要なので、参加したいと思ったらウェブサイトで詳細をチェックしてみてください。
>詳しくはこちら

子連れでも大丈夫、食事や休憩場所も♪

お食事

日本館地下1階の「ラウンジ」「カフェ」は、軽食・お弁当など。地球館中2階のレストラン「ムーセイオン」では、ランチや特別展メニューなどもあります。

スカイデッキ・ハーブガーデン

地球館屋上にはスカイデッキとハーブガーデンがあり、自動販売機やテーブル席もあります。休憩や気分転換にちょうどよいです。

景色も良くて！スカイツリーが近い！上野駅を通るたくさんの電車も見放題ッ！ちなみに、ちょっとした休憩には日本館と地球館の間にある中庭もよいですよ。

とても全部見ることができたとは思えないので、また来ないと！

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