スプーンを持ちたがるのに、うまく扱えずにかんしゃくを起こしてしまう息子。食卓ごとちゃぶ台返しする激しさで、ホトホト困り果てていました。そんなとき、通っていた療育の先生に教えていただいた、スプーン練習のひと工夫がこちらです。

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練習用スプーンを作ってみよう

材料
プラスチックのスプーン
1本
梱包材
適量
ビニールテープ
1本
紙コップ
2個
ティッシュ
1〜2枚

まずは、練習用のスプーンを作ります。コンビニなどでお弁当を買うとついてくる使い捨てのスプーンに、梱包材をくるくるっと巻き、ビニールテープで固定します。持ち手を極端に太くして、不器用な子どもでも持ちやすくしてあげてくださいね。

介護用のスプーンに似ていますが、実際の介護用のスプーンは子どもには重すぎるし、なにより値段が高い。使ってくれなかったときのダメージが大きくなっちゃうので、自作で作るのがいいです!

スプーンを持つ練習をしよう

ティッシュをビー玉くらいの大きさに丸めたものをいくつか用意して、カップに入れて、スプーンで別の容器に移し替えます。集中できるように、最初はティッシュ1枚分くらいの少なめの量でスタート。

持ち方ですが、上から掴む「順手持ち」、慣れてきたら「逆手持ち」、最終的に「鉛筆の持ち方」と、少しずつ慣らしていきます。

子どもが楽しみながら練習ができるように、ティッシュの代わりに、100円ショップにある手芸用のポンポンを入れるのも◎。

カップの底に子どもの大好きなキャラクターの絵を描いたり、シールを貼っておいたりすると、最後まで移し替えする励みにもなりますよ。

こちらはわが家のスプーンです。絵本の「おさじさん」(松谷みよこ著)に出てくるキャラクターを真似て、顔を描いてみました。

“自分でやりたい”うさぎのぼうやと、強くて優しいおさじさんのお話です。赤ちゃんの頃から何度も息子に読み聞かせているので、息子も私もすっかり内容を覚えてしまいました。

手遊び歌の代わりに暗唱すると、得意げにスプーンですくう真似をしたり、好きな場面になるとここぞとばかり声を合わせたり、いいコミュニケーションツールになっています。ぜひ試してみてください!

この記事を書いたライター

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みずちさん

発達凸凹のある5才息子がいます。仕事を辞めて、幼稚園ママデビューいたしました。ゆるっと就活しながら、子育てや就学先について考えていきたいです。

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