仕事と育児の両立で慌ただしい毎日。「休みの日にやろう!」と思っている家事も、いざやるとなると、何から始めたらいいのやら…。そんな忙しいママたちに、家事負担を減らす・家事の効率UPにつながる、家事効率化ツール「家事版WBS」を紹介します。

index目次

question家事版WBSとは?

このWBSを作成することにより、必要なタスクの洗い出しや、作業担当者への割り振り、スケジュールの設定等が可能になり、円滑にプロジェクトを進めることができるようになります。

今回ご紹介するのは、WBSの考え方を家事の管理に応用した「家事版WBS」です。

家事版WBSを作るメリット

  • 必要な作業の洗い出しがあらかじめできるため、「これやるの忘れてた…。」という手戻りが減る
  • やろうとしている家事の、全体の作業量がどれくらいかを把握することができる
  • 家事の計画を立てることができる

あらかじめ必要な作業を整理するだけで、家事の効率UPにつながるというわけです。

実際に作ってみよう!

説明だけではなかなかイメージが湧かないので、実際に作ってみましょう。今回は、女子にとっての一大イベントであり、何かとやることも多い「バレンタインデーの準備」を例に作ってみることにします。

【1】基本の作り方

作り方はとっても簡単です。まず目的としている家事を、一番左に記入します。あとは、思いついた作業から順に書き出し、さらにその作業をできるだけ細かく分解していきます。考えつく限り、細かいレベルにまで作業が分解できたら、「家事版WBS」の基本が完成です。

【2】自分なりにカスタマイズ

必要な作業の洗い出しができたので、【1】の基本形でも全く問題ありませんが、期限などの項目を追加すると、よりスケジュールツールらしくなります。自分が管理しやすいように仕上げてみましょう。

作成のポイント

【1】WBS作成に時間をかけすぎない

細かい作業まで、できる限り洗い出すことはとても大切なことです。しかし、それにこだわりすぎてWBS作成にたくさんの時間を費やしていては、本末転倒。今回はエクセルで作成しましたが、エクセルが苦手であれば、手書きでもかまいません。できるだけ短時間で作成しましょう。

【2】スケジュールは大まかに

スケジュールが細かすぎると、かえって負担になってしまうこともあるので、ざっくり、大まかに、スケジューリングするのがいいです。あくまでも、「家事版WBS」の一番の目的は“必要な作業をできるだけ最初に洗い出して、効率的に家事を進めること”です。自分に負担がかからない方法をとりましょう。

【3】修正しやすい状態にしておく

はじめに思い浮かんだ作業以外に、必要な作業が出てきたり、スケジュールや担当を途中で変えたい、ということはよくあると思います。それに備え、できるだけ後からでも修正しやすい状態にしておきましょう。

作ったら、いざ活用!

立派な「家事版WBS」が完成した!「でも、結局作っただけ…。」はもったいないです。できあがったら、実際に使ってみましょう。活用のポイントはたったの2つです。

【1】いつでもすぐにチェックできる所に置いておく

私は、パソコンで作った「家事版WBS」の基本形を、スマホで撮影し、外出先でもすぐに確認できるようにしています。空いた時間に何気なく目を通しておくだけで、例えば「銀行に行く用事があったから、今日ついでに寄っておこう」といったように、効率的に行動することができます。

【2】家族で共有できるようにしておく

ママ以外が担当になっている家事タスクもあると思うので、家族と共有できる形にしておく事も必要です。わが家でも、スマホで撮影した「家事版WBS」は、家族に送って共有し、担当を決めて分担しています。

やらなければいけないことが、「家事版WBS」によってはっきりするので、家族も家事に取り組みやすくなります。

「家事版WBS」を紙で作成している場合は、家族みんなが目に付く、リビングや台所などに貼っておくのもいいかもしれません。子どもがまだ小さいうちは、かわいくアレンジしてあげれば、楽しくママのお手伝いもできそうですね。

ママひとりに負担がかかりがちな家事を減らすためにも、家事版WBSを活用してみては?

この記事を書いたライター

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うーままさん

はやりものとタイムセールにめっぽう弱い元システム系主婦。現在は一人娘の育児と、「1日15分の自分時間が人生を変える」をモットーに日々家事の効率化に奮闘中。

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