/ 2017.06.12

アメリカで現在大流行中の「フィジェット・スピナー」をご存知ですか? アメリカでは子ども達がスピナーをクルクルと回す姿をあちこちで本当によく見かけます。日本でも今、話題急上昇中アイテムのスピナーって一体どういうものかについてご紹介します。

スピナーの使い方

使い方はとっても簡単。中心を指でつまんで、反対の手で回すだけ。机の上で回したり、指先の上で回したり、顔の上、鼻の上で回したり、何でもありです。

老若男女問わず楽しめる!

スピナーの仕様

対象:子どもから大人まで(対象年齢を記載している商品も)
スキルレベル:初心者
材料:プラスチック、他
メーカー例:AMILIFE、D-JOY、GongFu Star、Tom’s Fidgets SPINTECH、SenseValue、Balai Glowing、等

どこで買えるの?

スピナーは柄も形も大きさも、それから素材もいろいろなものがあり、値段もピンキリ。今はオンラインで選ぶのが一番便利だと思います。コレクションしても楽しそう。

店舗では売り切れ多発中でなかなか手に入りにくい

◆アマゾンで購入できる「fidget spinner」はこちら

使ってわかったメリット

宿題やる気スイッチオンのきっかけになった

「スピナーを回すと集中力が上がるってパッケージに書いてあるよ」と言うと、単純な我が家の息子はスピナーを机の上で回し始め、突然やる気満々、自分から進んで宿題に取り組み始めました。

さながらSTEM教育になった

「見て!Newton’s First Law of Motion*だよ!」と言いながらスピナーを回す息子を見て、「STEM教育的な刺激にはなったな(5ドルなんて安いものよ)」とひそかにほくそ笑む私。
(*Newton’s First Law of Motionとは、アイザック・ニュートンが提唱した「運動の3法則」の第1法則/慣性の法則のこと。)

買ってわかったデメリット

息子の場合、結局集中力は増さなかった

やる気になって宿題を始めたものの、次第にスピナーがイライラのはけ口に。「回っていないから問題の答えがわからないんだ」と、どんどん激しく回し始め、次第に落ち着きがなくなっていった。

周りは迷惑な時も

回している本人はいいけど、周りにとっては目障りだったり、気が散ったりして迷惑な時も。スピナーを回しながら勉強していた息子の横で勉強していた娘は明らかに集中力を失っていった。

アメリカの学校での対応

小学校では「スピナー・デー」というお楽しみの日を先生が設けて、みんなでスピナーを楽しむクラスも。ちなみにアメリカでは「電子ゲーム機を持って行っていい日」「ぬいぐるみを持って行っていい日」など、大事な統一テスト後や大事なレポート提出後などのタイミングでご褒美的な日があります。

ただ、基本的には、「授業中は使ってはいけない」としている先生が多いようです。授業中使ってもいいとしている比較的寛容な先生でも、回す速度を競いあうようなことをしたり、分解したりしてはいけないというお約束を設けています。また学年が低いと、持ち込み禁止にしている先生もいます。小さな子どもが口にくわえて、ベアリング部分を飲み込んでしまったという事故もあったのでリスク回避もあるのでしょう。

ちなみに、中学・高校では休み時間に遊んでもいいけど、授業中は使用不可というところが多いようです。

まとめ

スピナーはただ回すだけの単純な遊びアイテム。だからこそ、かえって遊び方にいろいろな幅ができ、それが年齢層を広げているようです。中心部にあるベアリングの性能によって回転持続時間も変わってくるので、みんなで集まって競い合う楽しみもありますね。

この記事を書いたライター

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大河内えりなさん

夫・娘9歳・息子7歳。小さい頃からずーっと転勤族。高知、千葉、札幌、神奈川、イギリス、再び神奈川。名古屋、タイ、東京、千葉、次はアメリカへ!

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