2018.04.04 / 2018.10.26
スカートとニット、それぞれ形が異なるものを比較。どちらがスッキリ見えますか?「私が着ると、なぜか太ってみえる服」「あの人は似合うのに、私には似合わない服」など、それは体型や年齢によるものではありません。その理由は骨格にあるんです!
index目次
似合う服・似合わない服には理由がある!「骨格診断」とは
骨格診断とは、持って生まれた身体の質感やラインの特徴から、その人の体型をより美しく引き立てるファッションアイテムを導き出す技術のこと。
筋肉のつき方や脂肪のつき方、関節(骨)の大きさは、体質によってぞれぞれ異なります。
それらの特徴をもとに、骨格タイプを「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」の3つに分類し、さらに顔の印象や肌の色・質感などを考慮して、その人にハマるスタイルとファッションアイテムを見つけ出すのが、骨格診断の大きな役割です。
※診断メソッドは各教室・協会により異なる場合があります。
タイプ別特徴から簡単セルフチェック!
あなたがどのタイプに多く当てはまるか、自己診断をしてみましょう。
ストレートタイプ
- 上半身に厚みがあり、立体的でメリハリがある
- 首がやや短い
- バストや腰、ヒップの位置が高く上重心
- 二の腕や太ももはハリがあってボリューミーだが、肘下・膝下は細い
- 痩せても華奢(きゃしゃ)な印象にならない
- パーンッとした筋肉のハリを感じる質感
- 太るとリンゴ型体型になる
- 表革やシルク、カシミヤなどハリや厚みのある上質な素材が似合う
- シンプルでスタンダードなデザイン、直線的なラインが得意
ウェーブタイプ
- 上半身が薄く華奢(きゃしゃ)
- 首が細く長め
- バストや腰、ヒップの位置が低く下重心
- 下半身が上半身に比べて太め
- ふわふわとした柔らかな質感
- 筋肉がつきにくい
- 太ると洋ナシ型体型になる
- シフォンやモヘアなど柔らかな素材が似合う
- 女性的な形や装飾性の高いデザイン、曲線的なラインが得意
ナチュラルタイプ
- 体の厚みに関係なく、骨や関節がしっかりしている
- 手足が長い
- 重心に偏りがない
- 骨太で痩せている人が多い
- お尻が平たく、腰回りが細い
- 骨や筋が目立つ硬い質感
- 太ると大柄になる
- 麻やデニム、コーデュロイなど凹凸のある、厚めの生地が似合う
- 規定にこだわらないデザイン、ゆったりしたものや自由なラインが得意
【3タイプ】それぞれに似合う服
似合うとされる、ベーシックなアイテムを載せています。「絶対にこのアイテムを着なければダメ」というわけではありません。
ストレートタイプ
- Vネックハイゲージニット
厚みのある上半身は、ほどよいジャストフィットサイズのVネックや深めのUネックで、縦のラインをつくるとすっきり見えて◎。 - きれいめストレートパンツ
太もものむっちりとしたラインは、足にぴったりと添わないストレートパンツでカバー。 - Iライン
体を大きく見せてしまうボリュームのあるものや、装飾のついた服は着太りして見えます。常にIラインを意識して。カジュアルスタイルのときは、きれいめカジュアル+色や小物で遊んでみると、かわいくなれます。
ウェーブタイプ
- Xライン
胸元の開きを抑えた柔らかな素材のトップスと、ウエストから裾に向かって広がる台形系やプリンセス系スカートで、下半身に広がりを持たせると、くびれのある女性らしいシルエットになります。 - アクセサリー
薄いデコルテまわりが寂しくならないように、装飾のあるものやアクセサリーでボリュームを出すと◎。 - パンツスタイル
ハイウエストのものや七分丈のもの、ボリュームのあるトップス+スキニーなどで上重心を意識すると、全体のバランスがよくなります。
ナチュラルタイプ
- ロングカーディガン・ワイドパンツ
肩幅がしっかりしているナチュラルは、重心を下げるとバランスがよいので、重さの出るロングカーディガンや下重心のワイドパンツがよく似合います。 - オーバーサイズ
体に添ったアイテムは、骨や関節の強さを目立たせ、がっちりとして見えてしまいます。オーバーサイズやルーズなシルエットのもので、骨格の強さを緩和すると◎。 - ラフ・カジュアル
麻や綿、コーデュロイやしわ加工など凹凸のある生地が似合います。ダメージ加工や色落ちデニムもだらしなくならず、こなれたカジュアルスタイルに。
「似合うアイテム」と「似合わないアイテム」それぞれの見え方の違い
似合うアイテムを身に着けると?
- 着痩せ・スタイルアップして見える
- あか抜けた印象になる
- 本来の魅力や女性らしさが引き出される
- 買い物の失敗がなくなる
似合わないアイテムを身に着けると?
- 着太りして見える
- 野暮ったく見える
- 貧相に見える
- 服だけ浮いたように見える=つまり「違和感」がある
- 安い服、くたびれた服を着ているように見える
この違い…怖いですね。
まとめ
「似合うアイテム」と「似合わないアイテム」とでは、身に着けたときに大きな差が生じます。自分の骨格タイプを知って、その特徴を理解すれば、似合うアイテムを間違わずに選ぶことができます。
また、似合わないアイテムを着たい場合でも、素材を替える・着こなし方を工夫するなど、様々な手段を駆使して対処することができるようになります。みなさんも自身の骨格タイプを知って、もっとおしゃれを楽しみましょう!
この記事を書いたライター
ライター一覧- おかはるさん
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子どもは3人!骨格診断士、カラーコンシェルジュ、メイクセラピーアドバイザーとして、自宅サロンやカフェで骨格、カラー診断のほか、メイクレッスンなども行っています。