2017.05.25 / 2017.05.28
子どもと一緒に手作りするなら、簡単で短時間で作れるアメリカの伝統的家庭菓子「コブラー(cobbler)」。卵を使わず、フルーツと小麦粉ベースの生地をオーブンで焼き上げるだけのホームメイドスイーツです。持ち寄りパーティーにも喜ばれます。
アメリカの「お袋の味」コブラー
コブラーに入れるフルーツは、ブラックベリー、ブルーベリー、など様々。アメリカ南部では、ピーチ入りコブラーが有名です。
今回は南部代表、ジャスティンさんの秘伝レシピ「ピーチ・コブラー」を紹介します。驚くほど簡単で、とっても美味しいのでぜひお試しください。
ピーチ・コブラーの作り方
- 材料
-
- ピーチ
- 3カップ分(今回は冷凍ピーチを利用。缶詰、旬の新鮮なピーチでもOK)
- 牛乳
- 3/4カップ
- 砂糖
- 1カップ
- 小麦粉(中力粉)
- 3/4カップ
- ベーキングパウダー
- 大さじ1と1/2
- バター
- 1/2カップ
- 作り方
- 所要時間40分
-
- STEP1
- 砂糖、小麦粉、ベーキングパウダーを混ぜあわせる
- STEP2
- 1に牛乳を加える
- STEP3
- 2にピーチを入れさっくり混ぜる
- STEP4
- 耐熱容器の内側に分量外のバターを塗り、生地を流し込む
- STEP5
- レンジで溶かしたバターを、4の上に流し込む
- STEP6
- 175度のオーブンで30分ほど焼きあげる(表面がカリッときつね色になったら出来上がり)
お役立ちTIPS
- フレッシュピーチを使う場合、焼き時間は60~90分
- 缶詰ピーチを使う場合、砂糖の量を調整してください
- 無塩バターを使う場合は、塩を少々生地に加えてください
- 温かくして召し上がれ
このレシピの家族ストーリー
今回、レシピを伝授してくれたのはジャスティンさんの息子さん、デイブさん。
当時、ジャスティンさんは、超一流企業に勤務しながら2児の子育てを両立していた、いわゆるワーママ。「家ではほとんど料理している姿を見たことがなかったけどね。」と懐かしそうに話すデイブさんの手元には、ジャスティンさん秘伝の時短『ファミリーレシピ』がたくさん残っています。
インターネットがなかった当時は、お気に入りのレシピをカードに書いて箱に入れて使っていたのだそう。近所の人たちやお友達と持ち寄りパーティの際、レシピカードを交換しあうのも楽しみのひとつだったとか。
時を経て、それが各家庭好みのレシピとなり、今もなお親から子へ引き継がれています。
この記事を書いたライター
ライター一覧- 大河内えりなさん
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夫・娘9歳・息子7歳。小さい頃からずーっと転勤族。高知、千葉、札幌、神奈川、イギリス、再び神奈川。名古屋、タイ、東京、千葉、次はアメリカへ!