/ 2019.10.01

入園・入学準備品のメインともいえる袋物。手作りで用意したいけど、手芸店に布を買いに行くのは大変…。そんなママも気軽にトライできる、100均手ぬぐいの巾着の作り方を紹介します!コストパフォーマンスが良い上に、時短&簡単に作れますよ。

index目次

まずは材料から

材料
手ぬぐい
1枚
体操着袋用ひも
72cmを2本
コップ袋用ひも
42cmを1本

使用する手ぬぐいについて

今回は100円ショップ「ダイソー」の、サイズ表記が「35cm×95cm」の手ぬぐいを使いました。

ただ、実際に採寸したところ、短い辺は35cmではなく34cmほど(長い辺は表記通りの95cm)だったため、34cm×95cmの布として作っています。

手ぬぐいのサイズは、表記通りではないことがあるため、事前に採寸して実際のサイズを確認しておくと、その後の作業でズレが生じることを防ぐことができます。

タグはあらかじめ取り外しておくと、作業がしやすいです

※手ぬぐいの絵柄は、縦横の向きがないものが適しています
※手ぬぐいの周囲が端処理済みのものを使用しています(100円ショップの手ぬぐいは、端処理済みのものがほとんどです)

体操服袋の作り方

  1. 手ぬぐいの長い辺を、端から20cmのところで切る。34cm×20cmの布がコップ袋用、34cm×75cmの布が体操服袋用となる
  2. 体操服袋用の、34cm×75cmの布の長い辺(75cm辺)が中表になるように、半分に折る。そのとき、切りっぱなしになっている辺が1cmはみ出るようにする
  3. 折っている布がずれないようにまち針で留め、端処理済みの辺の端から4cmのところに印をつける
  4. 先ほど印をつけた、端から4cmのところまで、両サイドを縫い代1cmで縫う(下図赤線が縫い線)
    サイドはこのような感じ。端処理済みの辺は端から4cm、切りっぱなしの辺は端から5cmが縫い合わさっていない状態
  5. サイドの縫い代を左右に割る
  6. 端処理している面の端を2cm折る。その際、サイドの縫い代は割った状態のまま折りこむ
  7. 折ったら、まち針で留める
  8. 裏返して、端処理していない面になるようにする
  9. 端処理していない面の端を1cm折る。サイドの縫い代は、割った状態のまま折りこむ
  10. さらに2cm折る
  11. 折ったら、まち針で留める
    サイドはこのような感じ
  12. 折った部分(下図赤線)をぐるっと一周縫う(縫い代は2~3mmほど)
  13. 筒状の布を縫うため、ミシンで縫うときは、補助テーブルを外して、フリーアームの状態にすると縫いやすい
    縫った状態
    サイドはこのような感じ
  14. 開いている上部からひっくり返して、外表の状態にする
    角はまち針などを使って、内側の布を引き出し、キレイに整える
  15. ひもを2本通す。左右のひも通し口から、それぞれ1本ずつ通していく
  16. 1本目を通したらひもの端を結び、2本目は1本目と反対側から通す
  17. 2本目も通せたら、ひもの端を結ぶ。両絞り巾着(仕上がりサイズ:横32cm×縦34.5cm)の完成!

体操服&ハーフパンツを入れてみました

すっぽりと入りましたが、まだゆとりがあります。服をきちんと畳むことに慣れていない子どもが、畳まないまま押しこんでも無理なく入ります。

コップ袋の作り方

  1. コップ袋用の34cm×20cmの布を、端処理してある辺を下にして、横長方向に置く
  2. 中表になるように、左右に半分に折る
  3. 布がずれないようにまち針で留め、上の端から4cmのところに印をつける
  4. 下の辺と、先ほど印を付けた端から4cmのところまで、折り合わせた端を縫い代1cmで縫う(下図赤線が縫い線)
    縫い合わせた端はこのような感じ。上から4cmは縫い合わさっていない状態
  5. 縫い代を左右に割り、上の端を1cm折る。そのとき、サイドの縫い代は割った状態のまま折りこむ
  6. さらに1.5cm~2cm折る
  7. 折ったら、まち針で留める
  8. 折った部分(下図赤線)をぐるっと一周縫う(縫い代は2~3mmほど)
    縫った状態
  9. 開いている上部からひっくり返して、外表の状態にする。その際、角はまち針などを使って、内側の布を引き出してキレイに整える
  10. ひも通し口からひもを通す
  11. 通せたらひもの端を結ぶ。片絞り巾着(仕上がりサイズ:横16cm×縦16cm)の完成!

プラスチック製のコップ(直径8cm×高さ8cm)を入れてみました

横向きですっぽり入ります。深さが浅い巾着のため、コップの出し入れがスムーズにできます。

まとめ

100円ショップの手ぬぐい1枚を無駄なく使い、体操服袋とコップ袋を作ることができました!手ぬぐいのサイズと、端処理済みの部分を活かして作ることで、作業を簡略化し短時間で作ることができます。

今回、紹介した「両絞り」と「片絞り」の2タイプの巾着の作り方を元に、裁断する長さをアレンジすれば、利用用途に応じたさまざまなサイズの巾着を作ることができますよ。

100円ショップの手ぬぐいは、厚みや丈夫さという観点では、少し心もとない面があるかもしれません。中に入れるものを考慮したり、洗い替え用にするなど、利用用途を工夫すると快適に使用できると思います。

コストパフォーマンス良好で、とにかく簡単に作れるため、入園入学の時期が迫った今からでも間に合います!

この記事を書いたライター

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又多 実千恵さん
プラチナライター

手芸などのハンドメイドが大好きです。手軽・短時間・ローコストをモットーに、「手抜きアイデア」を模索しながら、物づくりを楽しんでいます。

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