環境の変化に加え、気候の変化も激しい春。疲れによる免疫力低下や自律神経のバランスが悪くなり、体調を崩しやすくなります。子どもが熱を出したとなると誰だって慌ててしまいますが、まずは落ちついて。今回は発熱へのケアのポイント4か条をお伝えします。

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熱は身体が菌と戦っている証拠

風邪などの細菌、ウイルスが身体の中に入ると、身体は菌をやっつけようと反応します。それが発熱です。熱は身体が菌と戦っている証拠なのです。こどもの熱が39℃、40℃あると驚いてしまいますが、必ずしも熱の高さと病気の重さは比例しません。

熱が出たら、熱の変化とともに子どもの「機嫌」と「活気(元気があるかどうか)」をチェックしましょう。

熱が高くても、ご飯を食べられたり眠れていたり、また遊ぶ元気があれば、大きな心配はないことが多いですが、逆に熱があまり高くなくとも、ぐったりしていたり、極端に機嫌が悪い場合は注意が必要です。

熱が上がるときは温め、上がりきったら冷やす

発熱のとき、寒気があり、ガタガタ震えがあることがあります。それはまさに、これから熱が上がろうとしているとき。服を重ねたり、毛布を追加するなどして温めてあげましょう。熱の上がり始めは他の症状も出やすいので、気を付けましょう。

そして熱が上がりきると、身体は熱くなり、子どもも熱さを感じて汗をかくことも。そうしたら薄着にしたり、空調を使うなどして涼しくしてあげましょう。このとき、氷枕などで無理に冷やす必要はありませんが、首や脇の下、背中を冷やしてあげると効果的ですよ。

解熱剤を使うポイント

病院でよく処方される解熱剤。“発熱○℃以上で使用”などと書いてあると、「使った方がいいのかな?」と悩みますよね。ただ解熱剤は、熱を下げるための薬であり、病気を治すための薬ではありません。

医師から特別指示がある場合を除き、解熱剤は「熱のせいで食べられない、眠れない、辛そうにしている」など、日常生活が妨げられているときに使うのがおすすめです。

何よりも水分補給と休養

熱があるときはこまめに水分を摂り、ゆっくり休むことが一番です。もちろん、熱がなくても体調が悪いときには、少し早く寝かせることが早い回復につながりますよ。今回は発熱のときのケアの基本について、紹介しました。突然の発熱にも慌てずに、子どもを安心させてあげてくださいね。

上記は一般的な発熱時のケア方法です。心配なときは、必ず医師の診察を受けましょう

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しゅばぶさん

6歳と1歳、やんちゃな男の子たちのママをしています。仕事は保育園の看護師をしています。美味しいパンとおしゃれなカフェ探しが大好きです。

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