/ 2017.07.11

働くママが知っておきたいニュースを編集部員・シリタガリ子がリポートする「1分で知りたい・気になるnews」。今回のテーマは最近話題の【個人型確定拠出年金 iDeCo(イデコ)】。ほかの商品にはない3つのメリットは…?

老後に備えてコツコツ貯める“じぶん年金”

厚生労働省年金局企業年金・個人年金課の橋本圭司さんに、iDeCo(イデコ)について聞きました。

「iDeCoとは、今年1月から基本的に20歳以上~60歳未満の人であれば誰でも加入できるようになった私的年金制度の一つ。公的年金(国民年金や厚生年金など)にプラスして自分で資金を積み立て、老後に受け取れるようになります。加入は任意です」

大きな流れとしては、

  1. 自分で金融機関と毎月の掛け金を決める
  2. 運用商品を選び、運用
  3. 60歳以降に給付を受ける

の3ステップ。

ほかの商品にはない3つのメリットに注目

「iDeCoのメリットは主に3つ。

  1. 掛け金が全額所得控除
  2. 運用益も非課税(通常、金融商品には税金20・315%がかかる)
  3. 受給するときも税制優遇措置がある

ことです」

なかでも、1は課税所得がある人のみが受けられるので、専業主婦よりもワーキングマザーの方がお得だそう!

「掛け金は月々5000円からなので、運用経験がない人もお試し感覚で始められます。ただし、運用商品によっては元本割れするリスクがあることは押さえておきましょう」

不安な人は、元本確保型もあるので、手堅くいくのも手。一度、自分の年金や老後のことを見直してみたいですよね。

iDeCoの仕組みや運用益のシミュレーションは「iDeCoアプリ」やWeb「iDeCoガイド」でチェック

編集部・シリタガリ子のまとめ

厚みのある年金を作るには、早めのスタートが肝心。時間を味方につけたいわね!

※この記事は、2017年5月発行の「ぎゅって 6月号」に掲載した記事を再編集したものです

この記事を書いたライター

ライター一覧 arrow-right
シリタガリ子さん

大きな鼻でニュースを嗅ぎ付け、「ブブッ」と来たら猪突猛進! くるっと巻いたショートボブがチャームポイント。

シリタガリ子さんの記事一覧 v-right