京都ディープスポット「嵐山に猿山があるらしいで。」と夫は言った

嵐山でお猿さんに会える？

ある日スマホを見ながら京都出身の夫が言いました。

嵐山と言えば言わずと知れた京都の観光スポット。きらびやかな着物を着た女性が渡月橋をしゃなりしゃなりと歩き、幻想的な竹林の小径が非日常へと誘います。そんな嵐山に猿。そのミスマッチに他県出身の私の心はざわめきました。

早速長女（3歳）に声をかけます。「なぁお猿さん見に行かへん？」「いく！！！」即答。さあ行きましょう。いざ京都のお猿に会いに。

いざ猿山へ。しかし一抹の不安。

その猿山は「嵐山モンキーパークいわたやま」と言います。渡月橋の西側にある渡月小橋を渡り山沿いを北に行くと、このような看板が見えてきます。

どうやら本当に嵐山に猿がいるようです。興奮してきました。子どもたちも猿のようにキャッキャキャッキャと嬉しそうです。

入園料を払っていざ山道へ。と、その前にチケットを購入する窓口の隣にトイレがあります。長女のトイレを済ませて、いざ行かん。

しかしここでチケットを売ってくれたお姉さんから予想外の声がかかります。

「山頂まで片道20分はかかりますので。小さいお子さん抱っこしないといけなくなると思いますけど行きますか？」

よぎる一抹の不安。しかし嵐山で猿を見たいという気持ちは止められません。

「はい、大丈夫です！！」

無駄にハキハキ答えてしまいました。もちろん抱っこ要因として夫に期待です。

うちは3歳と1歳の幼児を連れて行きましたが、猿がいる山頂までの道は最初に120段ほどの階段がある以外は本当に山道なのでベビーカーは無理です。チケット売り場に預けていきましょう。

さて山道ですが、意外になだらかで整備もされているので子どもも楽しそうに登っていました。チケット売り場のそばで自販機があったので飲み物を購入して、休み休み歩きます。途中ベンチもありました。

このようなクイズで遊びつつ、せっせと登ってちょうど20分後くらいに、意外なものが見えてきました。

山頂直前でまさかの足止め？

お猿さんを目前にして思いがけず子どもたちを狂喜乱舞させたのは山頂手前の遊具でした。

ブランコ、シーソー、鉄棒、きわめつけには長ーーーーーーーーい滑り台まであり、猿を忘れてはしゃぐ子どもたち。

その飛び回る姿になんとなくもう猿を見たような気分になって、いいかな…もうこのまま降りちゃっても…って気分になりましたが何回目かの「お猿さん見に行こうよ」でついに子どもたちが動き出し、やっとのことで山頂へ！！

猿小屋ではお猿さんに直接餌がやれます！

お猿さんだ！！！子どもも猿への興味を取り戻し、母も偽猿に付き合って失った元気を取り戻す。猿で失った元気は猿で取り戻す。

気ままに過ごすお猿さんたちと適度な距離をとりながら猿小屋に入り、リンゴと落花生の餌を買います。1袋100円。

子どもたちは少し怯えつつも、お猿さんにごはんをあげたい欲が買ったようで恐る恐るチャレンジ！

お猿さんも慣れたもので、ひっかいたりすることなく上手に取ってくれました。個人的に楽しかったのが、

みたいな態度を終始貫いていた大きな猿。落花生渡したら捨てられましたよ（笑）それくらいの図々しさで私も生きてみたいなぁ。

山を下りながら長女に「楽しかった？」と聞いたら「こうえんたのしかった」と言われました。母としては動物と触れ合わせることができ、適度に運動もさせられ、自分も楽しめて大満足です。

次女（もうすぐ2歳）は

だそうで、往復10分ずつくらいは抱っこでした。嵐山のディープスポット「嵐山モンキーパークいわたやま」ぜひ子どもと一緒にいかがですか？

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