2018.04.25
作品制作の裏側でスタジオジブリが力を注いだ「宣伝」にまつわる貴重な資料を中心に、30年の歴史がギュッ!と詰まった「ジブリの大博覧会」開幕!思わず抱き付きたくなるリアルなネコバス、現実さながらに浮遊する飛行船…。展覧会の様子をレポートします。
index目次
スタジオジブリへようこそ。看板娘はトトロ!?
会場入ってすぐ、一番最初に出迎えてくれるのは大きなトトロ!どこかのバーのようなセットは、スタジオジブリにある打ち合わせスペースを再現しているそうです。
壁に飾られた写真にも注目ですよー。監督・宮崎駿さんとプロデューサー・鈴木敏夫さんが、マルコ(「紅の豚」主人公)の格好をして飛行艇に乗り込み、満面の笑みを見せているツーショット写真。お茶目な姿が可愛いすぎる!
名キャッチコピーはこうして生まれた。
ライターの「端(はし)くれ」をしている私も日々痛感していることですが、どんなに「最高傑作ができた!」と思っても、まず作品の入り口となるタイトル・キャッチコピー・ポスターデザインで多くの人々を惹きつけ、伝えたいことを簡潔に、でもハッキリと印象付けることが重要。
生きろ。
「もののけ姫」より
この名キャッチコピーが生まれるまでの苦悩がリアルに展示されていてとても興味深いのです。鈴木敏夫さんも糸井重里さん(コピーライター)も、まさか十数年後に自分たちの書面でのやり取りが一般公開されるとは思ってなかったでしょうね。
時折迷走する会話の流れや、親密で信頼し合う間柄なことを随所に感じ取れる言葉の掛け合いに(失礼ながら)クスッと笑ってしまいましたが、妥協しない作品に掛ける熱意をものすごく感じました。
一般には知られていない貴重なグッズあり
映画の宣伝グッズや出版物など、ジブリに関するグッズがギッシリ並ぶ魅惑の「ジブリの倉庫」。天井を見上げればメーヴェ(「風の谷のナウシカ」に登場する飛行装置)が浮いてるし、ポニョと妹たちも泳いでいます。
一般には公開されていない映画関係者に配られた限定グッズや年賀状・ポストカードも展示され、ジブリマニア(夫)が一番喜んだ展示コーナーでした。
ふわっふわ!ネコバスの行き先は?
ネコバスが展覧会に来ているんです。なんと、ふわっふわ車内も覗き見!めったにない機会なので、リアルネコバスに会いに行ってほしいです。
写真撮影OKスポットが豪華すぎる!
空飛ぶ飛行船
「天空の城ラピュタ」のオープニングシーンに登場する飛行船も撮影OKスポット。機体の大きさが圧巻。プロペラがグルングルン回り、機体が上下に動く姿はまるで本物みたい。
撮影不可のエリアになりますが、操縦室内も詳細に再現されたタイガーモス号の模型や、作品中に登場した飛行装置達の原画・解説等も展示されていてジブリに関する知識が深まります。そうか、フラップター(「天空の城ラピュタ」に登場する飛行装置)の翼は、トンボの翅(はね)がモデルだったのか!!
ジブリの大博覧会特大パネル
会場出入り口付近に設置された特大パネル。全面水色のシンプルな背景が、隅っこに集まるまっくろくろすけたちの可愛さを際立たせています。
気になる混雑状況は?
開催2日目の日曜日、開場30分前の様子です。このあと待ち列がどんどんと伸びて、このフロアには入りきらないほどの大行列となっていました。
事前にチケットを購入しておくと入場もスムーズです。各プレイガイドで購入する方法の他に、最寄駅であるJR灘駅・阪神岩屋駅から美術館へ向かう途中にある「BBプラザ」館内でも当日チケットが販売されていました。
開催期間後半になると混雑度がぐんっと増す傾向があるそうなので、興味のある人は開催期間前半か平日に行かれることをおすすめします。
施設情報(アクセス・サービスなど)
公式サイト |
ジブリの大博覧会~ナウシカからマーニーまで~ ※最新の情報はこちらでご確認を |
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開催場所 | 兵庫県立美術館ギャラリー棟 神戸市中央区脇浜海岸通1丁目1番1号 |
アクセス |
【電車】JR灘駅・阪神岩屋駅から南へ徒歩約10分 【バス】阪神バス(HAT神戸行き)・神戸市バス(29・101系統)で「県立美術館前」下車すぐ |
開催期間 | 2018年4月7日(土)~7月1日(日) |
入館料 | 一般1,600円、大学生・高校生1,200円、中・小学生700円 |
駐車場 |
地下駐車場あり ※施設利用割引サービス利用で2時間まで400円(以降30分毎200円) |
サービス | ベビーカー無料貸出/おむつ交換スペース/コインロッカー(リターン式) |
この記事を書いたライター
ライター一覧- さいかなさん
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フルタイムで働くママ。仕事もバリバリこなしたい!でも家庭も大事にしたい!何を優先すべきか日々模索中。趣味はおでかけ。ヒマさえあれば、旅行ガイドブック読んで脳内トリップ!