ゆめかわいいで流行にもなっている「ユニコーン」。しかし毛並みを塗るのが難しそう。ツヤツヤキラキラのたてがみをどう表現したら?ちょこっとポイントを押さえればマスターできます。また、ぬりえになんと「しゃもじ」が登場。驚きの技をご紹介します。

用意するもの

色鉛筆と前回も使用したレースペーパー、そしてしゃもじを使います。

レースペーパー。固定用にマスキングテープor医療テープの用意も
こちらはIKEAのしゃもじです。面に凹凸のあるしゃもじを使います

ユニコーンを塗っていきます

塗るのはこちらのユニコーン。艶のあるたてがみと色使いがポイントになっていきます。

艶の出し方

まずは艶のある毛質を表現していきます。赤い矢印の方向へ空白(黄色部分)を残しながら、線を重ねるように塗っていきます。

「黄色部分」が「空白」になる部分です

空白を残して、線を抜くように描き、たてがみ、しっぽも同じように塗っていきます。

二度塗りを

次は、赤紫色の色鉛筆で二度塗りをします。ぎゅっと押し付けて、一番濃い色で、勢いよくスッと払うように描いて塗ってください。

重ね塗りすることで深みのある色になり質感が出ます。しっぽも同じように塗り、艶感・質感を出します。

耳の中は色鉛筆の先を寝かし、力を抜いて薄く塗ります。耳の先と付け根を濃くすると奥行きが出ます。

ボディー・翼を塗ります

全身を塗ると絵に“メリハリ”が出なくなるため、立体感の出る「裏技塗り」をします。影になる所やたてがみとボディーが重なる部分、目のくぼみ、などの奥行きある部分は水色で濃く塗ります。

翼は、艶を出すときと同じ方法で塗っていきます
重なる部分の色の変化を楽しみながら、グラデーションに

翼とハートはカラフルに塗ります。絵の中央部分は、ハッキリと濃く塗っておくと、絵全体が締まって見えるので濃く塗るのをオススメします。

胸のハートは赤と黄色で、足のひずめはピンク色で塗ります。濃淡を出すことを意識して塗ってみてください。

飾り・ツノ・目を塗ります

次は何も色をつけていないボディに、色鉛筆の線だけで、ファーのような飾りを描いてみます。

中央線から左右に外に向かって開いていくイメージで、短い線をサッと何本も描いていってください。線同士が重なって、綺麗なファーのような飾りを描くことができます。

黄色にオレンジ色を重ねて、濃い部分を作っていきます。2色使いにすると質感が出るので、重ね塗りをします。

ファーの下ボディ部分にも水色を塗って影を出していきます。目が上の方を紫色で濃く、下半分を赤紫色に塗っています。

角は濃く、黄色とオレンジで塗ります

背景を塗ります

レースペーパーが動かないように、マスキングテープなどで机に留めます。

レースペーパーの上にぬりえを置き、色鉛筆を寝かせてレースの柄を浮き立たせるように塗っていきます。2色を重ねてグラデーションにすると綺麗ですよ。

レースペーパーで、額縁が付いたような絵になります。

「しゃもじ」がぬりえで活躍

次はしゃもじを使います。しゃもじを寝かせて凹凸面を上にした状態で使います。子どもと一緒に塗るときは、持ち手をママが持ってあげると良いと思います。

しゃもじの上にぬりえを乗せたら、子どもに色鉛筆を持たせて凹凸の柄が出るよう、円を描くようにくるくると塗ってみてください。

黄色やオレンジ、ピンク、水色など色を重ねて塗ります。華やかで絵柄を引き立ててくれます。はみ出たところは、消しゴムで消してくださいね。

完成!

塗り方4つのポイント

  1. 毛の艶を出すときは、白い部分を光に見立てて残す。線を引くようにサッと描く
  2. ユニコーンのボディは、全体に色を塗るのではなく、影になる部分だけ色を付けると立体感のある仕上がりに
  3. 色は2色、3色と重ね塗りをすると、奥行きが出る。グラデーションになるように塗る
  4. 余白があるだけでも立体感が出るので、強弱を付けて塗るように心がけると◎

次回は、くまちゃんとユニコーンに声を掛けてきた、うさぎちゃんを塗ります。お楽しみに!

ぬりえダウンロード

こちらからダウンロードできます。よろしければプリントアウトして使ってみてください。

この記事を書いたライター

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くすまりさん

はじめまして、小学・高校3人のママです。ぬり絵が得意。報道ママライターでもあるので、親子でも楽しめる話題のイベントや最新情報もお届けします。どうぞ宜しくお願いします。

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