子どもの成長は嬉しいけれど、小学校入学はお世話になりっぱなしだった保育園の卒園を意味し、ママの不安や心配も募ります。共働き家庭の小学生は、放課後どんな風に過ごしている?安全対策や留守番ルールは? 252人の働く小学生ママに聞いてみました。

question小学生の放課後の過ごし方は?

放課後の過ごし方は?

1位 習い事・塾へ行く 64.3%
2位 学童保育へ行く 33.7%
3位 ひとりで家で過ごす 32.9%
4位 公園へ行く 28.2%
※複数回答

続いて5位が「児童館や図書館などの公共施設へ行く 12.7%」、6位「学校で開催される「遊び場」へ行く 10.7%」、7位「その他 4.4%」という結果に。

小学1年生と小学6年生では、放課後の過ごし方がかなり違ってくるかと思いきや「習い事・塾へ行く」が最多!低学年のうちから習い事へ通わせているというママも少なくないようです。学童保育や児童館や図書館などの公共施設へ行かせているという声も目立ちました。

  • 放課後は16時まで学童保育(学校敷地内)で過ごした後、姉弟一緒に習い事(そろばん、エレクトーン、習字など)へ向かう。18時頃私がそれぞれの場所へ立ち寄り子どもをピックアップしています。(神奈川県・子どもの学年:1年生と3年生)

子どもの安全対策・留守番時のルールは?

安全対策として活用しているもの

1位 防犯ブザー 53.2%
2位 キッズ携帯 38.5%
3位 特になし 25.8%
4位 その他 6.0%
5位 家に見守りカメラを設置 3.2%
※複数回答

留守番時のルールとして決めていること

1位 インターホンに出ない 71.4%
2位 ガスなどの火の元や刃物は触らない 64.3%
3位 家に友達を呼ばない 52.0%
4位 電話に出ない 39.3%
5位 特になし 7.1%
6位 その他 6.3%
※複数回答

親の目のないところで子どもが何しているのか、安全に過ごしているかなどは把握しづらく心配なところ。防犯ブザーやキッズ携帯、見守りカメラなど何かしらの安全対策を講じているママも多く見受けられました。

留守番時は「インターホンに出ない」「電話に出ない」など、見知らぬ人との接触を避けるルールが上位に。

また、事故やケガのもとになる「ガスなどの火の元や刃物は触らない」や、友人間トラブルを起こさないために「家に友達を呼ばない」というルールを徹底している家庭も多数。

  • 1人のときは火を使わないなどのルールを決めている。(福岡県・子どもの学年:6年生)
  • 両親不在時は家に友人を招き入れない!このルールは、子ども同士のトラブルを避けるためにも必要かと思う。(熊本県・子どもの学年:6年生)

子どもが1人のときにヒヤッ!としたエピソード

  • 「ママまだかなー」とベランダから乗り出し、下の通りを見ていたこと。(東京都・子どもの学年:2年生、5年生)
  • 電子レンジを使った時、ゆで卵やアルミなどもそのまま温めてしまった。(埼玉県・子どもの学年:1年生)
  • 土曜出勤があり、子ども達より先に仕事へ出発。戸締りをお願いして学童に行く様に伝えたはずなのに、15時半に帰宅したら鍵はおろか玄関のドアが全開で家中に冷えた空気が流れていた。1日玄関のドアが開いたままになっていたらしく、慌てて通帳やハンコを確認。仕事より疲れた…。(宮城県・子どもの学年:3年生、5年生)
  • 子どもが5時間授業だと思い出掛けてしまった。実は4時間授業で子どものほうが先に帰宅。子どもは留守番に慣れておらず、1人で家に居ることが不安だったため、外に出て知らないお兄さんに、居るはずの母がいないと訴えたとのこと。幸い良い人で、念のため警察に連絡をしてくれてパトカーが出動。その頃、ちょうど私が帰宅し事なきを得たが、もしも誘拐などされていたら、とゾッとした。(東京都・子どもの学年:1年生)

教えて先輩ママ!新1年生ママへのアドバイス

  • 最初にきっちりと家庭のルールを決めて、守らせた方がよい。(兵庫県・子どもの学年:1年生、5年生)
  • 親がいないときは児童館または学童しか行けないというルールなど作れば安心かと思う。(東京都・子どもの学年:1年生、4年生)
  • 曜日、時間によって行く場所、連絡先をはっきりさせておくこと。何かあったときに協力してもらえる人を見つけ依頼しておくこと。1人で鍵を開けたり留守番できるように何度も練習やシミュレーションをすること。(大阪府・子どもの学年:4年生)
  • ルールをきちんと教え、子どもを信用していることをきちんと伝えると、子ども自身にもしっかりしなきゃという意識が芽生える。まずはたくさん話し合ってみて。(東京都・子どもの学年:5年生)
  • 防犯漫画などを読ませ、防犯意識や交通ルールを刷り込んでおいたほうがいいと思う。入学後の成長はすさまじいので大丈夫!(兵庫県・子どもの学年:2年生)

私たち親の時代と比べると、地域全体で子どもを見守るという意識が薄れてきていることは否めません。

放課後の過ごし方のルールを家庭でしっかり決めて、防犯ブザーやキッズ携帯も積極的に取り入れ、子どもに理解・遵守させておきたいものですね。

この記事を書いたライター

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カネコミツエさん

旅行大好き!食べ歩き大好き!な天然ママライター。最近南の島へ行きたくてウズウズしている。いつか子連れでモルディブを訪れるのが夢。

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