子どもの睡眠の悩みは尽きないですよね。「早く寝てくれない…」「夜泣きする…」など、どのママも子どもにぐっすり眠ってほしいと思っているはず。今回は子どもの良い眠りについてお伝えします。夜更かしの多い国だからこそ、見直してみてください。

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夜更かしの国、日本

日本の子どもの平均就寝時間は、諸外国よりうんと遅いことを知っていましたか?日本では、20時以降に寝ている3歳以下の子どもが約4割いると言われています(※1)。

日本は世界で1、2位を争う、夜更かし子どもの国なのです。私は2児のママですが、2人が21時前に寝ると「今日は早い!」と思ってしまいます。実はそうでもないのですね。

(※1)清水悦子「0歳からのネンネトレーニング 赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド」かんき出版(2013年)

寝ている時間帯が大事!

人間は本来、暗くなったら眠る動物です。電気も十分ではなかった昔は、日が沈んだら、みんなで寝ていました。

しかし、時代とともに「夜でも明るい生活」が当たり前になり、子どもも夜に明るい部屋でテレビやゲーム…、それが普通になっています。そんな生活スタイルの変化が体内時計を狂わせ、睡眠リズムの乱れにつながっていきます。

睡眠中は成長ホルモンが分泌される大事な時間です。睡眠不足は子どもの成長にも影響してくるのです。

睡眠リズムが崩れると…

体内時計が狂い、睡眠リズムが崩れてくると、子どもは昼間元気に遊べなくなります。活動量が少なくなり、疲れないため、また夜眠くなくなる、という悪循環が起こるのです。体内時計の乱れは、夜泣きの原因とも言われているのです。

また、大人の場合はだるさ、疲労感など自律神経が乱れるといった症状が出ることがあります。子どもと一緒に、ママやパパも日頃の睡眠習慣を見直してみましょう。

良い眠りのためのポイント

…とはいえ、「どうしても遅くなっちゃう」「早く寝かしつけてもなかなか寝ない」というときも。寝かしつけや環境で、だいぶ変わることがあります。

良い睡眠は習慣が大事!できることから始めてみましょう。

  • 朝は早く起き、太陽の光をしっかりと浴びましょう。朝食を摂ることで、身体は目覚めます。
  • 特に、午前中は太陽の光を浴び、活動的に過ごしましょう。それにより、夜に眠気を起こすホルモン(メラトニン)の分泌が高まります。
  • 入浴は寝かせる30分前には済ませましょう。就寝時間に眠気のピークを迎えます。
  • 寝る前にはスマホやテレビを観ないようにしましょう。神経が興奮し、眠気を妨げます。
  • 寝かしつけは親子のスキンシップタイムです。真っ暗な部屋でゆったりした時間を過ごしましょう。
  • 「早く寝て~」と寝かしつけると逆効果。30分ふれあう時間を作ると、子どもも満足し、安心して眠りに入ることができます。

わが家の6歳の長男の寝かしつけは、1歳の弟が寝てからなのですが、その日保育園であったことやママに話したいことを、寝室でひそひそ声でお話ししています。話し終わると、満足したようにすうっと眠ってくれることが多いです。

みなさんもオリジナルのふれあいタイムを大事にしてくださいね。

この記事を書いたライター

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しゅばぶさん

6歳と1歳、やんちゃな男の子たちのママをしています。仕事は保育園の看護師をしています。美味しいパンとおしゃれなカフェ探しが大好きです。

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