2018.04.25
仕事を終えて子どもを迎えに行き、夕飯を作って食べさせて…。毎日忙しくて子どもと向き合って遊ぶ時間が取れない!という人に“お風呂で出来る知育遊び”について、SakuraEdu代表の荒井聖子さんに教えてもらいます。
index目次
お風呂で出来る知育遊び
便利な世の中になるにつれ、蛇口、ドアノブ、鉛筆削り、ほうき等、手指や手首を使う機会が減っています。
経験が少ないせいか手首の力が弱かったり、器用さに欠けていたりする子ども達が増えています。そこで大好きな「水遊び」で鍛えていきしょう。
子ども専用のグッズを準備
まず、子ども専用のお掃除道具を準備します。スポンジは手のサイズに合わせて切り、霧吹きは1番小さい物、ミニタワシや歯ブラシ。
そして洗剤ではなく無添加の石鹸を使うのがオススメです。スポンジに石鹸をつけたら、クシュクシュと揉んでみます。泡が出てきたら桶や椅子を洗ってもらいましょう。
床は滑るので石鹸は使わずタワシでゴシゴシ、隙間は歯ブラシでこすります。
霧吹きはきっと子どもが大好きなお仕事なので、好きなだけ水をシュッシュッ!お風呂場ならゆったりお湯に浸かりながら安心して見ていることが出来ます。
自分で洗濯をしてみる
小さな洗濯板と無添加石鹸で、ハンカチをゴシゴシ洗ってすすぎます。しっかり絞ったらお風呂の後に干してみましょう。
このとき、洗面器にお湯とボディーソープを入れ、お風呂で使う用の泡立て器で泡立てて、ハンカチの上にそっと載せてもまた楽しいですよ。
実験を通して数量を学ぶ
大小の計量カップ、大さじと小さじなどを準備して、水の量を測ります。大きな計量カップは小さい計量カップで何回入れたら満杯になるかしら?そんな実験をしながら数量を学びます。
水差し型であれば、水を移す両手の動きを練習できますから、牛乳を1人で注げるようになるかもしれませんね。
大きなお絵描きで腕を使う
お風呂用のクレヨンで壁に大きな絵や文字を描いてみましょう。ペーパー課題に慣れたお子さんは、紙の上で小さく行儀よく描くのは上手です。
でもたまには手や肘を大きく使ってダイナミックに!描いた後は自分でお掃除してみましょう。
お風呂遊びで鍛える力
- こする
- 握る
- すすぐ
- 絞る
- 移す
- 回す
- 測る
など、たくさんの遊びを通して、知育を伸ばす活動が出来ます。親子でリラックスしているときは、吸収も早いと思います。ぜひお試し下さいね。
この記事を書いたライター
ライター一覧- 荒井聖子さん
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SakuraEdu代表 コドモンテワークショップ主宰
目黒区民講座講師、幼児教室のコンサルティング、小学校受験指導をしながら、通算100回以上の企画開催。日本モンテッソーリ教育綜合研究所教師、NPO日本食育インストラクター1級などの資格を生かし子育て支援活動を行う。