家事に子育て、仕事…。目が回るほど忙しい毎日も、労いや気遣いの一言で報われたり、ちょっとした気分転換でまた頑張ろうという気持ちになれたりするものですよね。身近なプチ贅沢で気分転換、いつもより少しゴージャスなご褒美パンはいかがでしょうか?

File 13. 関ケ原「GURUMAN VITAL 垂井本店」

梅雨に入りました。髪が湿度でまとまらなくなる私にとっては一年中でもっとも憂鬱(ゆううつ)な時期ですが、梅雨の晴れ間の青空は特に爽やかで、特にお外ランチが楽しみなのもまた、この時期なのです。

レストランやカフェでもテラス席人気が高まる梅雨の晴れ間、でも都会の喧騒の中では、オープンテラスも排気ガスと人混みでいまひとつ…。という人も少なくないかもしれません。

そういうときは足をのばして、自然を求めて出かけてみませんか?今回ご紹介するのは岐阜県にある「GURUMAN VITAL 垂井本店」。

ここは垂井駅から徒歩5分、しかも駅からお店が見えるので、初めてでも迷うことはありません。

子どものかわいい声が響き渡る「パンの森」

「GURUMAN VITAL 垂井本店」はカフェを併設したオーブンフレッシュベーカリー。

南欧風に作り込んだ中庭、その中庭にあるイベントが開催される建物、生協やスーパーに届ける卸のパンを焼く工場、小さな畑等々で構成された約8000平米の広大な敷地の中に存在しているのです。

この豊かな自然と、駅チカなことに加えて、私がすごい!と思うのはこの3点です。

  1. 驚くべき種類の多さ!まるで「パンの百貨店」
  2. 薪を燃やす本物の石窯を設置、しっとりして香り豊かな“薪”石窯パン
  3. 美味しいパンを売る店、なによりも「パンの楽しさ」を売る店

お馴染みの一品から、こだわり満載の逸品まで

「GURUMAN VITAL 垂井本店」を語るとき、絶対に外せないのが「種類の多さ」です。

月替わりで限定商品も登場するので何度訪れても“初めて”のパンに出合える。これが、なんといっても「GURUMAN VITAL」の一番の魅力です。

さらに、ただ種類が多いだけでなく、それぞれが自分の経験値内の比較でかなり美味という品質の高さも伴っているところが驚きです。

定番には飽きられない工夫が施され、限定には今この瞬間に一番美味しいものを提供したいという想いが込められ、誰もが自分のお気に入りを見つけられるほどの品揃えがされ…。

これはもう魅了されない理由がない、私にとってはそんなお店です。

最近改装された店内、一面にパンが出揃うと壮観です

「GURUMAN VITAL 垂井本店」には、開店時間から駐車場にたくさんの車が停まり、焼きたてのパンを求めてお客さんがひっきりなしに訪れます。

都内でも一等地にあるデパートや大阪のファッションビルでのイベントに出店の引き合いもあり、創立から約半世紀続けてきた真摯なパン作りへの姿勢が現れた商品は地元だけでなく全国的に評価され始めています。

日本一の高温で焼きあげる、こだわりの石窯パン

パンブームが到来し、私達消費者がパンに詳しくなるなかで、「天然酵母」と共に別格視されるのが「石窯」の二文字です。

東京都内にも「石窯天然酵母パン」の看板を掲げるお店をよく目にします。

確かに理論的には「石窯」であるのですが、薪を庫内で燃やしてその灰を取り払い、いわば余熱を利用してパンを焼くのが本来の「石窯」。その製法は都心では様々に制約があり、難しいのが実情です。

遠赤外線効果による高温短時間焼成で、生地の水分が抜けることなく芯まで熱が通ります

「GURUMAN VITAL 垂井本店」では、伝統的な薪石窯の設置が可能。自然の豊かさはこんなところにも生かされているのです。

灰を取り除いた瞬間の窯内部の温度は400度ほど、日本一の高温の中で焼き上げられたパンは薪の移り香をまとい、嗅覚を刺激します。

切り口の艶めく気泡の輝きを目で楽しんでから味わうと、表面はバリっと軽妙な歯ごたえで中はしっとりとして口当たり滑らか。

自由に膨らんだ大きな気泡に含まれた空気が小麦の豊かな香りを口から鼻へと運んでいきます。

石窯焼成のパンは「GURUMAN VITAL」の中でも別格、存在感があります。

薪石窯を使った焼成方法ばかりではなく、「GURUMAN VITAL」の石窯パンは低温長時間発酵といった製法や、「オーガニック」や「国産」など素材選びにもこだわりポイント満載です。

「これを食べたら他では少し物足りない」というコアなファンも獲得しています。

中でも人気の「根っこパン」(マカダミアナッツとグリーンオリーブ入り)は、某グルメ雑誌の名品100選にも選ばれ、全国のイベントでも売切れ必至となっている看板メニューです。

行く楽しみ、持ち帰る楽しみ、届く楽しみ

パンを作って売る、「GURUMAN VITAL」が行っているのはそれだけではありません。

パンと併せて楽しみたいジャムやオリーブオイルも販売したり、パンの美味しい食べ方を併設されたカフェで提供してみたり、さらには薪石窯が使えるパン教室を開催したり、パンそのものを売るだけでなくパンと一緒の楽しい時間を提案しているのです。


カフェメニューの一例、シチューはパンを焼くオーブンを使って温めてから提供されます

ヨーロッパ風の石畳の中庭では、購入したパンをその場で頬張ることも可能です。「パンの森」を象徴する緑豊かな中庭では、より一層パンが美味しく感じられるかもしれません。

本店の他に、愛知県内に支店が4店。岐阜県、愛知県、都内のスーパーや都内セレクトショップでも販売しています。

月に1度のお楽しみ「お届けパン」

通販人気No.1の頒布会、月1回の定期便(お届けパン)で、毎月メニューを入れ替えられるのも「パンの百貨店」ならでは。

1回限りで退会も可能でありながら、長期に継続される方のが大半なのはここがポイントなのかもしれません。なによりも、月に一度美味しいパンが届く「楽しみ」がやめられないのでしょう。

こういった楽しみ方は、きっと今よりももっとパンを楽しむことができるようになりますよ。

店名 GURUMAN VITAL 垂井本店
Webサイト http://www.guruman.co.jp/
所在地 岐阜県不破郡垂井町宮代441
電話番号 0584-23-2400
営業時間 8:00~19:00
定休日 火曜日

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福地寧子さん ( パンコーディネーター )

1日3食、年間1095食以上パンを食べ続けて四半世紀。そんな小麦まみれの生活の中で見つけたキラリと光るパン屋さんをご紹介します。

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