2017.07.09
夏、お出かけの前に読んでよし、帰ってきてから読んでよし、あるいは、行ったつもりで読んでよし! おうちで夏を思いきり感じる絵本を読んで、想像力を育みましょう!
教えてくれたのは
- 東條知美さん
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絵本コーディネーター・学校司書・ライター・イベンター・〈絵本の百年と未来研究会〉主宰。活動のモットーは「子どもに絵本を。大人にこそ絵本を。」-Blog「僕らの絵本」
はなび ドーン
いろんな色、いろんな大きさで夜空に打ち上がる花火。「ドドドーン」「パーン」「ピカピカピカ」。マンションの窓から遠くに見える花火も、おなかに響くような三尺玉の思い出も、絵本を開けば鮮やかに甦りますね。
おばけのアイスクリームやさん
おばけのぼんちゃんは、森のアイスクリームやさん。アイスの形は、お客さんに合わせて変わります。「ぴょん ぴょん」「にゃん にゃん」お客さんはいつも大喜び。ゾウさんはどんな風に喜ぶのかな?
ありとすいか
スイカをみつけたあり。重くてぜんぜん動きません。「なかまを よんでこよう」!ありの巣からの大移動、その後の工夫を愉快なタッチで描きます。遊ぶのが大好きな子どもたちにとって、このラストシーンはきっと最高のエンディング。
おっきょちゃんとかっぱ
カッパのお祭りに誘われた「おっきょちゃん」。キュウリを手土産に水底へと出かけますが、そのうちに人間の世界を忘れてしまい… ちょっぴりせつない出会いと別れ、幻想的な世界を描く“行きて帰りし物語”です。
ペンギンきょうだい ふねのたび
なんてステキ!ペンギンのきょうだいが、「しましま号」という船に乗って南の島へ旅に出かけます。きらめく海、南国の花々、船長特製のハンバーガーランチ… 憧れの楽園。子どもだけの旅。夢のようではありませんか!
夏。アイスクリームを食べたり、海で泳いだり、虫を捕まえたり、お祭りへ出かけたり。子どもにはたくさんの体験をさせてあげたいというのが親心。読み聞かせも大事な体験のひとつです。部屋の中で涼しくすごす絵本の時間も大切にしたいですね。