/ 2019.12.06

梅酒を漬け終えた後の梅って、どう使っていますか?そのままでももちろん料理に再利用できますが、ペーストにすればさらにアレンジの幅が広がります♪ジャムのようにゼラチンなどは使用せず、梅と砂糖、ほんの少しの味噌があれば、簡単にできますよ。

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question梅酒を漬け終えたあとの梅って、どう使う?

自宅で梅酒作りをする人も多いのでは。そんな梅酒の梅、漬けた後はどうしていますか?そのまま煮物に使ったり、はたまた使い道が分からず、とりあえず冷凍保存してみたり。ジャムにしてパンに塗るだけだと飽きそうだし…。

answer使い勝手抜群!梅ペーストを作ってみよう

そのままでも料理に再利用できますが、ペーストにすれば、さらにアレンジの幅が広がります。簡単レシピでさっそく作りましょう。

梅ペーストの作り方

材料 仕上がり量約100g
梅酒を漬け終えた梅
(今回は)428g
水(梅を鍋に入れてひたひたになる量)
適宜
砂糖(梅をこした後の量の1/3)
適宜
味噌
小さじ1/2
保存容器(ビンかホーローがよい)
1個
作り方
所要時間45
STEP1
鍋に梅とかぶるくらいの水を入れ、火にかける(梅のアルコール分を抜くため)。沸騰したら5分ほどゆでる
STEP2
ザルにあげ、粗熱がとれたら種と果肉に分け、果肉を裏ごしする。種についている果肉もしっかりこし取る(こした後に残る皮は、後で紹介するケーキにも利用できます!)
STEP3
はかりの上に鍋を置き、2を入れるその1/3量の砂糖と味噌を加え、焦げ付かないように混ぜながら、10分ほど火にかける(弱火~中火で)
STEP4
梅と砂糖を火にかけている間に、保存容器を煮沸消毒する消毒後は網にあげておく
STEP5
保存容器に3を入れて、完成!

梅ペーストを使ったアレンジレシピ

キュウリとミョウガ、ささみのあえもの

キュウリは輪切りにして塩もみし、しぼって水分をしっかり切る。同じく輪切りにしたミョウガと、塩と酒でゆで、食べやすい大きさにさいたささみと合わせる。

梅ペーストと味噌、酢とごま油を合わせて、具材と和える。ガラスの器に盛り付けると、涼しさが出て、夏らしさがぐっと高まります。

イワシの煮つけ

イワシは水で腹の血合いをよく洗い流して、食べやすい大きさに切り(そのままでも可)、かぶるくらいの塩水に30分ほど浸けておく。鍋にイワシとかぶるくらいの水、酒とショウガを入れて火をつける。

沸騰したら火を弱め、梅ペーストとしょうゆ、味噌を加えて落としぶたをし、弱火~中火で煮汁が半分以下になるまで、コトコト煮る。

イワシの煮つけは、みりんや砂糖などを加える場合が多いですが、梅ペーストを使うことで、それらを加えることなく作れます。ほのかな梅の香りと味噌のコクが相まって、箸が止まらない一品です。

梅ペーストの米粉パウンドケーキ

ボウルに油と梅ペーストを入れて、よく混ぜる。室温の豆乳を少しずつ加えて混ぜ、しっかり乳化させる。

甘さを確認して足りなければ、砂糖など甘味料を足す。米粉、ベーキングパウダー、重層を加えてしっかり混ぜ、型に流し入れて180℃のオーブンで20分焼く。

梅の酸味はなく香りをほのかに感じ、しっとりふんわり焼きあがります。ペーストを作る際、こすと梅の皮が残りますが、それを細かく刻んでパウンドケーキに入れると、果肉感がしっかり出ます。

ほかにも、ドレッシングやソースなど、いろいろな料理に使えます。一度作れば冷蔵はもちろん、冷凍保存もできるので、万能調味料として常備してみては?ぜひお試しください!

この記事を書いたライター

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奥野京子さん

体調不良をきっかけに食生活を見直し、その一環で米粉を使うように。 料理や製菓の他、グルテンフリーのパン作りを日々研究中(2017年より、みふぁいゆ という屋号で活動開始)。 簡単かつ美味しいレシピをお届けします。

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