/ 2018.07.04

2人目妊娠・つわりも終わった!これから快適なマタニティライフ!マタニティビクスやヨガを楽しんじゃおう♪と思っていた矢先、切迫流産(早産)の診断が…。実際に入院もしてしまったので、上の子のことや、急な入院にどのように対応したのかを紹介します。

index目次

診断は突然に

少しお腹の痛みと陰部のうっ血が気になったので内診でチェックしてもらったら…

妊娠5カ月(18週)の妊婦健診にて。

医師いつもどおり特に問題ないですね~
歩き過ぎると、お腹の痛みと陰部に圧迫感があるんですが、これは普通ですか?
医師じゃあ、念のために内診しましょう。

…ということで、内診をすることに。すると急に先生が深刻な雰囲気に。子宮頸管が2.5cm前後とのことで、突然の”切迫流産”の診断が下ってしまいました。さっきまで「特に問題なし」と言っていたのに、先生が「今日から自宅で絶対安静。1週間後にまた診せに来て!」と急展開。

「18週数で2.5cm前後は短すぎる!今出てきたら死産になる。仕事は休んで外出不可、料理などの家事も禁止!ひたすら横になって寝ててね。切迫流産や早産は妊婦の15%程度に起きるけれど、実際に早産になる人は5%だから頑張ろうね。」と、先生は言ってくれました。

1人目のときは、後期つわりがひどく10日くらい入院した以外は、特に問題なし。とはいえ、今回も初期のつわりがきつかったけれど、わりと自由なマタニティライフを過ごしていたので、切迫流産という言葉を知らず、ネットで検索しまくりました。

切迫流産(早産)とは?

赤ちゃんが産まれる時期によって呼び名が変わりますが、流産の一歩手前である状態を「切迫流産」と言い、妊娠22週未満の出産を指します。妊娠22週0日~妊娠36週6日までの出産を「早産」と呼び、正期産(妊娠37週0日~妊娠41週6日まで)以前に産まれそうになる状態を「切迫早産」と言います。

早産で小さく産まれた赤ちゃんほど、後で重篤な障害が出現する可能性が高くなります。また、早産になる原因は、感染や体質によることが多い、といわれています。※参照:日本産科婦人科学会

…説明だと難しいので、簡単にいうと「正しい時期に産まれないと、赤ちゃんの体の機能ができあがっていないから、死産になったり、産まれても障害が出たりすつ可能性が高くなる」ということです。

切迫流産(早産) みや
処方されている張りどめの薬

原因がわかる人もいますが、私の場合は原因がよくわからず、“ただ子宮頸管という部分が短いので、赤ちゃんが早く産まれてしまいそう”という状態とのこと。治療法はひたすら安静にするか、薬の服用、状況によっては24時間点滴になります。

ちなみに、1人目で切迫早産だった人は2人目でも切迫早産になる確率が高いようです。私の場合、1人目と比べて加齢が進んでいること、経産婦ということで切迫早産になる人もいるようです。

入院するまでの流れ

私の場合は、18週で子宮頸管が26m~28mmと短いことが発覚し、「切迫流産」と診断されたので、自宅安静で様子を見て、1週間後の内診で再度チェックし、入院するか否かを決めることにしました。「25mmになったら絶対入院だから。」と言われ、ミリ単位の勝負でした。

1週間自宅であまり家事もせず、3歳の子どものご飯のお世話くらいしかしなかったのですが、がんばりも虚しく1週間後の検診で25mmになってしまったため、一旦入院することになりました。

入院準備グッズを公開

あらかじめ「入院するかもしれないから、子どものことや入院グッズの準備してきてね。」と言われていたので、とりあえず入院に必要なものをカバンに詰め込んでおきました。

事前に準備していたもの

切迫流産(早産)
取り急ぎ必要なものだけ、入院グッズとして準備。夫に後から持ってきてもらえるように、カバンにまとめておきました
  • 下着
  • 靴下
  • パジャマ
  • フェイスタオル
  • コップ
  • 印鑑・ペン
  • シャンプーなど洗面用具(洗顔、化粧水、乳液含む)
  • 化粧品
  • PC、マウス、電源ケーブル、イヤホン
  • 携帯の充電器
切迫流産(早産) みや
こんな感じでまとめて玄関近くに置いておきました

その他の準備としては、数日後に子どもの予防接種の予約を入れていたため、病院の診察券、保険証や母子手帳をまとめて机の上に置きました。

後から足したもの

  • 延長コード付きの電源タップ(PCや携帯の充電器のコードを自由に移動できる)
  • 水などのペットボトル(自分で買いに行くのが大変)
  • マスク(院内の乾燥対策)
  • スリッパ(自分で買いに行けなかった)

入院中、便利だったもの

切迫流産(早産)
無印良品のカップ付きキャミソール。いつも使ってるので、クタクタ感がありますがそこは見逃してください(笑)

洗濯物が増えると家族の負担になるので、ブラとキャミが一体になったものがあると便利!

私は元々、犬印や無印良品のカップ付きキャミソールを持っていたのですが、無印良品の方が使い心地が私好みだったので、ネットで追加購入し、夫に持ってきてもらいました。着る側も洗濯する側も、カップ付きのキャミソールは便利ですよ。

子どものご飯は?保育園のお迎えは?

切迫流産(早産)
子ども用の宅配弁当。前日18:00までに電話すれば、当日作ったお弁当を家まで宅配してくれる

子どものことや家のことは、以下の力を借りて、なんとか乗り切っています。

  • 夫の協力(ほぼ夫の協力のみ)
  • 義母の協力(子どもの急な発熱や夫の仕事が激務のとき)
  • ファミリーサポート(夫の仕事の都合がつかない場合に利用予定)
  • 宅配弁当(1週間のみ)

基本的に保育園の送り迎え、洗濯、掃除、料理、子どもの世話…と、フルで夫が対応してくれています。夫の職場の人には「切迫早産で入院しているから」と伝え、定時で上がる毎日です。

料理は一度、宅配弁当を頼んだこともあるのですが、基本的に夫に頑張ってもらって、土日や平日の夜間に次の日の分を作ってもらったり、弁当を買ってきてもらったりしています。

その他には、つわりのときに登録していた地域のファミリーサポートで、保育園の送迎をたまにお願いしていたので、夫の仕事の都合で間に合わないときは今後お願いしようと思っています。

ただ、先日子どもが38℃の熱を出して、保育園を休んだときはどうしようもなく、義母に来てもらい面倒を見てもらいました。電車で1時間の距離・専業主婦なので、お願いすれば来てもらえるのは精神的に助かっています。

義母にも自分の生活があるので、私たちはスポット的な感じで来てもらって助けてもらっていますが、他の人に聞いたら数ヶ月単位で家に泊まり込みで来てもらって、面倒を見てもらっている人も多いようです。

他の人はどうしていたの?

入院していた他のママ4人に聞いてみると、やはり実母や義理の母に2~3カ月単位で来てもらっている人、わが家のように基本夫が頑張り、たまに義理の母に頼む人、子どもだけおじいちゃんおばあちゃんの家に預けている人…などさまざま。

基本的には頼れる肉親がいて、ずっと家に来てもらった方が上の子とパパへの負担は大きくないようです。とはいえ、おばあちゃんが自分の家を長期で離れるため、疲れが出てしまうのがネックです。おばあちゃんや家族へのお礼は忘れずに!

入院中の生活

切迫流産(早産) みや
入院した病院のベッド。新しく建て替えたので、全体的にキレイだったのが少しうれしかった

入院生活は、私は点滴はなく服薬&安静だったので、だいたい以下のような感じ。週に1度、医師の内診や体重測定がありますが、基本的にはこのスケジュールで過ごし、トイレ・シャワー以外は基本的にベッドの上で生活していました。

  • 6:00
    起床

    検温、昨日の尿と便の回数を聞かれる

  • 7:45
    朝食

    看護師さんがベッドに持ってきてくれる

  • 10:00
    モニター40分(心拍、張りのチェック)
  • 12:30
    昼食

    看護師さんがベッドに持ってきてくれる

  • 15:00
    面会時間開始

    15:00~20:00が面会時間。たまに夕方に40分のモニターあり

  • 18:00
    夕食

    看護師さんがベッドに持ってきてくれる

  • 20:00
    入浴(シャワー)

    入浴は9:00~20:00までに済ませる

  • 22:00
    消灯・就寝

    電気が消えるので、みんな個人ベッドの明かりも消す

切迫流産(早産) みや
冷蔵庫の中身。喉が乾くので、お水をちょこちょこ買ってきてもらっていました

私の場合、7日間入院し子宮頸管が28mmになったので、一旦家に帰らせてもらえることになりました。たった7日間の入院でしたが、子どもと離れての生活や自由がない病院での、入院生活はなかなか退屈でした。ただ、今後も週に1度のチェックで、“25mmになったら、また即入院”という状況です。

ちなみに、7日間の入院費用はなんと9万円もしました。退院時の精算でびっくり!あと妊娠期間は4カ月程度あるので、次入院したら長期になる予定…。妊娠・出産ってお金かかりますね(涙)

入院中に飽きない工夫

  • 漫画・雑誌
  • 本(図書館)
  • アマゾンプライムのビデオ

漫画や雑誌、本を買ってきてもらったり、TSUTAYAで借りてきてもらいました。3カ月長期入院している人は、近くの図書館で本を借りてきてもらったり、ネット配信動画の契約をしてビデオを見ている人もいました。

その他には、曜日感覚がなくなるから、週に1度は特定の番組だけは見る!といった人もいました。確かに長くいると、今日が何曜日かわからなくなるから、リセットするには良い方法かもしれません。ただ、私はテレビカードのメモリが減るのがもったいない気がして、テレビを見ることはできませんでした(笑)

切迫流産(早産) みや
Wi-Fiを持ち込んで仕事したり、ネットしたり。朝と夕方にモニターをつけて、張りなどのチェックがあります

本当は良いのかどうかわかりませんが、私はネットさえ繋がれば仕事ができるのでPCを持ち込み、少しだけベッドの上体をおこして無理のない範囲で仕事もしてました。

ただ、院内のネットワークが強すぎて、ポケットWi-Fiが繋がりにくく、非常にイライラしました!窓際のベッドの人はネット環境は快適だったようで、いつかまた入院する機会があるときは窓際で!とお願いするつもりです。

もらってうれしかったお見舞い

入院中に、お見舞いに来てくれた友人には本当に感謝です!特に、私は食事制限がなかったので、フルーツやお菓子を持ってきてくれたのは、病院食ばかりで飽きていたのでうれしかったです。

フェイスマスク(パック)を持ってきてくれた友人もいたので、入院中に美肌のためにもパック。家にいるときは、子どもとの生活でいつもバタバタしていましたが、入院していると時間があり余るので、美容に力を入れられました。

切迫流産(早産) みや
お見舞いにもらった果物やお菓子、フェイスマスク。時間がたくさんあるので、思う存分フェイスマスクを使って、美容に気を使うことができました

あと、意外に思われるかもしれませんが、朝食のパンに塗るジャムを持ってきてくれたママ友もいて、これは結構助かりました。私も、誰かが入院して食事制限がなければ、ジャムやご飯のふりかけをお見舞いに持っていくのもアリだなと思っています。

切迫流産(早産) みや
朝ご飯、パンにジャムがついてる日と、そうでない日があったので、ジャムをお見舞いに持ってきてくれたのは助かった!

自宅安静での生活

自宅では絶対安静指示なので、基本トイレ、お風呂、ご飯以外は立ってはいけない寝たきり生活。なので、ご飯を作るなんて無理なので、宅配弁当を頼んだり、夫にお弁当を買ってきてもらったり、ご飯を作ってもらったりしています。

切迫流産(早産) みや
自宅に戻ってからの1週間、リズムができるまでは、大人も子どもも宅配弁当に助けられました。当日作ったものを毎日持ってきてくれるからありがたい!

夫には毎日、保育園の送り迎えや保育園の支度、ご飯の準備、洗濯物などすべてのことをしてもらっています。

仕事を定時ギリギリでいつも切り上げてもらい、家のことをお願いするのは大変そうですが、なにせ動けないのでお願いするしかない状況です。夫が倒れないことを願うのみです!倒れそうになったら、義母にサポートをまたお願いするかもしれません。

切迫流産(早産) みや
買い物をしに外に行けないので、日用品や自分のお昼・おやつなどはAmazonで頼んでいます。Prime nowなら2時間で届けてくれるので、アイスが食べたいときに頼んでいます(笑)

買い物は、夫に土日や保育園お迎え前に買ってきてもらいますが、毎回はなんとなく頼みづらいので、Amazonや生協で基本的には注文するようにしています。普段のAmazonだと、ダンボールがかさばり捨てるのが大変ですが、Prime nowだと、袋で来るのでゴミのことを考えると楽です。

今後の課題は、九州への里帰り出産。できる?できない?

実家は九州なので飛行機に乗らなければいけません。陸移動はタクシーにしても、リスクが大きい!

切迫早産と診断されると、基本的に安静を指示されます。私の場合は、子宮頸管が短いので長時間立ったり、2分程度が限度でそれ以上歩きまわるのもダメ、という状態。

しかし、私は九州の実家での里帰り希望!1人目を産んだ病院は無痛分娩をしていること、入院食のおいしさや、アロママッサージなどサービスが充実していること(笑)、産後の実母のサポートなどから里帰りしか考えていなかったのですが、今の状況だと飛行機に乗れるギリギリラインだ、と医師に言われています。

出産予定日は10月なので、今帰るとなると実母は働いているので、10月からしか休めず、今帰っても上の子のお世話ができないため、私1人での帰省になっていまいます。

予定日まで3~4カ月も、上の子と離れるなんて寂しすぎる。一方で無痛分娩が良いし…、悩みは尽きません。家族で話し合って、そろそろ決めなければと思っています。

切迫流産(早産) みや
余談ですが切迫流産を診断される前に、上の子の洋服を整理・収納し、赤ちゃんの部屋づくりのためのスペースを空けていたのは良かったです。今となっては、そんな動くことは絶対できない!

切迫流産(早産)と診断されて気づいたこと


入院する同室の人の中に、切迫早産なうえに妊娠糖尿病の人もいました。妊娠糖尿病の人は動けないし、1日6回の制限食、点滴などもっと大変そうに見えました。

同室の人はみんな「2人目で2回目の入院」と言っていて、前回が後期つわりで入院したくらいで、特に問題なく出産まで行けた私は、2人目にして今さらだけど、「妊娠・出産は奇跡的だし、命がけなんだな~」と改めて感じているところです。

ちなみに、子どもに寂しい思いをさせたり、金銭的、夫や家族への負担などマイナス面も多かったのですが、入院することでママ友が増えたし、看護師さん、医師と仲良くなったのはメリットでした。辛いことばかりではなく、少しメリットも感じられたのは、心の平穏に繋がります。

早めに周りの環境を整えることが慌てないポイント!

今、特に問題がない妊婦さん、そろそろ子どもを考えている人も、非常の事態となり突然の入院で慌てないように、入院グッズや周りの環境を早めに準備しておくことをおすすめしますよ。

※当記事は筆者の記憶に基づいて執筆した体験談です。切迫流産に関する診断・注意事項はかかりつけの医師に確認をしてください

この記事を書いたライター

ライター一覧 arrow-right
みやさん

在宅・ノマドワーカーで節約サイトの編集者。3歳、0歳の姉妹(育休中)がいます。これから節約情報や、毎日をいかに楽に楽しく生活できるか私なりの工夫を紹介していきますね。

みやさんの記事一覧 v-right