今年4月1日にリニューアルし、開園から20年以上多くの人に愛され続けている「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」。まるで北欧の童話のような世界観を感じられる、この公園の敷地内に北欧風のお店「カフェプイスト」が誕生しました!

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「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」が生まれ変わった

4/1にリニューアルオープンした「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」は、他にはない魅力がたっぷりの公園です。今年は、北欧がテーマのイベント「HANNO GREEN CARNIVAL」の会場にもなりました。

HGC

基本理念は「自然との共生、自我と自由の尊重」

この公園は、ムーミンの原作者であるトーベ・ヤンソン氏との手紙のやり取りから生まれたのだそうです。そのため、公園内のいたるところに、彼女の想いがちりばめられています。

きのこの家はどうなってるの?

きのこの家の中は、なんとも不思議な空間。

窓アンティークなシャンデリア照明もステキ。

シャンデリア太陽の日差しがキラキラと輝く、ステンドグラス。

ステンドグラス自由に昇り降りできるはしごがあったり、

はしご思わずのぞきたくなる、小さな窓。

小窓どこを見渡しても、ワクワクが止まりません…!

天井ほら、今にも隠れていた誰かが飛び出してきそうでしょう?

柱テント発見!

テントきのこの家は一見の価値あり。実際に行って、中に入ってみることをおすすめします!

北欧の雰囲気を楽しめるCAFE PUISTO(カフェプイスト)

今回、最も気になっていたのは、6/1にオープンしたばかりの「CAFE PUISTO(カフェプイスト)」。ブルーの壁が印象的なエクステリアです。

外観

コンセプトは「人と地域がつながり、ゆっくりと北欧時間が流れる場所」

「プイスト」とは、フィンランド語で「公園」という意味があるそうですが、森の中の公園で木と人が集い、北欧の雰囲気に包まれながら、誰もがそれぞれくつろいでほしい、という思いが込められているそうです。

ロゴ木造2階建ての店内に入ると、さらに洗練された空間が。

内装1温かみのある木材を使った内装は、飯能の特産物である西川材を使用。

内装2テーブルは、フィンランドを代表するテキスタイルブランド「ivana helsinki」のファブリックと、西川材の世界初のコラボ家具なのだとか。

内装3

コーヒーや食器へのこだわり

お店自慢のドリップコーヒーは、コロンビアの契約農家からフェアトレードを行う、「lohasbeans coffee」監修。オリジナルコーヒー豆「リトマネンブレンド」はお店での購入が可能で、100g(700円)と200g(1400円)の2種類。

北欧らしい味わいで、ブラウンシュガー・ナッツ・オレンジのような甘さと、さわやかな酸味が特徴だそう。また、店内で使用されている食器は、フィンランドを代表するブランドで統一されています。

コーヒー
食器はArabia製
カップ
コーヒーカップはittala製

子どもから大人まで楽しめる

こちらのカフェには、キッズスペースが併設されていたり、キッズメニューがあったりと、子連れにうれしいポイントがあります。また、全メニューがテイクアウト可能なので、晴れた日には公園内で、のんびりとピクニックするのもいいですね。

料理

フィンランドのグラフィックデザイン界の巨匠のポスター

CAFE PUISTO(カフェプイスト)店内のポスターはすべて、フィンランドの世界的グラフィック・デザイナーである、Erik Bruun(エリック・ブルーン)の作品。彼の作品がどれもユーモアたっぷりなのは、「ポスターは見る人を笑顔にしなければならない」というモットーでデザインされているから。

ザリガニパーティ
1950年代にデザインされた「楽しいパーティーのはじまり!The Crayfish season(ザリガニパーティー)」

ポスターアート全盛期だった1890年代~1970年代頃は、多くのアーティストが「さあ、フィンランドへいらっしゃい!」と、さまざまな技法やテーマで旅行ポスターを描き、フィンランドの魅力を伝えていたそうです。

「Come to Finland(カムトゥフィンランド)」は、100点以上の復刻ビンテージポスターを販売する会社。

カフェプイストのカウンターでは、同社出版のポケット画集も販売されていました。ポスターデザインの背景情報やフィンランドの歴史、ライフスタイルなどがまとめられた、マニアにはたまらない一冊です。

カウンター

大人も子どもに戻って、空想の世界を楽しもう!

とにかくこの公園は、いろいろな発見に満ちています。まるで童話の中に入り込んだような気分になり、もしかしたら本当に妖精に会えるかも…。そんな不思議な気持ちにさせられるのは、春夏秋冬の季節ごとに、さまざまな顔を見せる自然の豊かさが、想像力をかき立てるからでしょうか。

覗き穴騒がしい都会から少し離れて、大人も童心に返り夢中になって冒険したり、かけがえのない時間を子どもと過ごすことで、日々の忙しさを少し忘れて、リフレッシュできるかもしれませんよ。

トンネル自然の中で楽しく遊ぶことで、子どもは何かを学び、創造力が育っていくのですね。大人もかつては子どもでした。あの頃のワクワクした気持ち、覚えていますか?もし、あなたが忘れかけているなら、もう一度思い出して。さあ、子どもと一緒にファンタジーの世界へ迷い込みましょう!

小屋

【おまけ】今秋オープン予定のメッツァ(metsa)情報

以前、メッツァ(metsa)についての速報レポを書かせていただきましたが、今回も積極的に情報をお伝えします。

メッツァ

北欧のライフスタイルを体験できる「メッツァビレッジ」の開業日は、2018年11月9日に決定しました!入場は無料です。また、トーベ・ヤンソンの想いを感じることができる「ムーミンバレーパーク」の開業日は、2019年3月を予定されています。

今回、開催された「HANNO GREEN CARNIVAL」では、メッツァ(metsa)もイベント協賛企業として、ワークショップブースを出展されていました。ワークショップの内容は、ムーミンバレーパークのエントランスアプローチに、実際に飾られるウェルカムモニュメント作り。

ワークショップ

実はこちらのワークショップ、以前参加したアンバサダーミーティングで議題となった内容でした!みんなで出し合ったアイデアがこのような形になり、気持ちも高まり胸ワクワク!

このモニュメントももちろん、飯能特産の西川材を使用しています。あれ…、なんか私、もう西川材のアンバサダーみたいになってません?(笑)あ、そんなことない?大丈夫でしょうか。一応、メッツァアンバサダーらしい報告を。

余白と、暮らす。

5月1日、メッツァ(metsa)公式WEBサイトより、上記のブランドタグラインが発表されました。「余白と、暮らす。」には、下記のような意味が込められています。

余白と暮らす

正直、私自身は“余白” のある暮らしとは程遠いです。なぜ、こんなに毎日バタバタしているのだろう、というくらい、いつも何かに追われているような…。

休憩を大切にする北欧の人たちのように、もう少し心に余裕を持てたら、と常に考えています。メッツァ(metsa)で家族と過ごす時間が、自分にとって“余白” のヒントとなることを願っています。

施設情報(アクセス・サービスなど)

名称 トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園
公式サイト https://www.city.hanno.lg.jp/akebono
※最新の情報はこちらで確認を
おすすめ年齢 0歳~どなたでも
入園料金 無料
開園時間 9:00~17:00
※季節によって開園時間は変更
カフェ営業時間 10:00~17:00
※ラストオーダー16:00
アクセス 〒357-0046埼玉県飯能市大字阿須893番地1
<電車の場合>西武池袋線 元加治駅下車 徒歩20分
<車の場合>圏央道狭山日高インターより約20分 圏央道入間インターから約20分、関越自動車道川越インターから約50分
駐車場 市民体育館・市民球場・ホッケー場と共用(無料)
サービス おむつ替えスペースあり / 授乳スペースあり(要相談) / 全面禁煙 / ペット連れ可(建物内部は不可)

この記事を書いたライター

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yucaさん

お出かけ大好き、好奇心旺盛な3歳差兄妹のママ。広告系グラフィックデザイナー、コスメメーカー企画職を経て、WEBクリエイターエキスパートの資格を取得。現在はPR会社で勤務しながらフリーランス活動中。
北欧への関心が高く、2018年夏にスウェーデン一人旅を果たす。都内で話題のスポットや子供と楽しめるアートについても発信。

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