言うことを聞かない男の子にママはいつもイライラ。ママを悩ませる困った行動の対処法をシリーズでお届けしています。ガミガミ叱るよりも効果あり!今回は「ゲームをやりすぎたときの対処法」です。もちろん女の子にも使えます。

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子どもがゲームをやりすぎたときは?

子どもはゲームが大好き。いつまでもやり続けていられます。

「そろそろやめなさい!」なんていう親の注意もおかまいなし。言うことを聞かないと、イラッとして、こんなことを言った経験はありませんか。

ゲームをやめないと取り上げるからね!

こう言ってゲームを取り上げ、数日間使用禁止にすることがあります。子どもがゲームをやりすぎたとき、取り上げるのは良いことなのでしょうか。

答えは、「No」です。

この方法は、子どもが小さいうちは効き目があるかもしれません。叱られるのが怖いので、言うことを聞いてくれるからです。しかし、大きくなってくると、口も達者になり、だんだんと反抗心が芽生えてきます。

そのうち、ゲームを返してもらうまで「ゲームがやりたい」としつこく言い続けたり、「返せ!」と暴言を吐いたり、暴力的な行動を取ることもあります。

このように、後になって思わぬ落とし穴が待っているのです。では、子どもがゲームをやりすぎないようにするにはどうしたらいいでしょうか。

ゲームをやめてもらうには

子どもがゲームをやめないとき、頭ごなしに叱ったり、取り上げたりしても、根本的な解決にはなりません。

なぜなら、一時的に言うことを聞いても、また同じことをくり返したり、親のいないところでやるようになるからです。

このような行動をやめてもらうには、「子育て3ステップ会話法」を使います。下記のように、「ステップ1」→「ステップ2」→「ステップ3」の順に進めていきます。

子どもの困った行動がなくなった時点で、ステップは終了です。

ステップ1:「いまゲームをやめるのは難しそうだね」

ステップ1は、「子どもに共感する」です。そのときの子どもの気持ちをくみ取って、親の言葉で返します。

何十分もゲームを続けていたら、もうすぐやめなきゃいけないということは、子どももうすうすわかっているのです。まずは“やめたいけれどやめられない”気持ちに寄り添ってあげましょう。

共感すると、子どもは「自分のことをわかってもらえた」と安心し、「では自分はどうしたらいいだろう」と考えを進めることができるようになります。

とはいえ、共感しただけでは、大好きなゲームをやめるのは難しいのが現実。ステップ1でも子どもの行動が変わらない場合は、次のステップ2に進みましょう。

ステップ2:「困る」とママの気持ちを伝える

ステップ2は、「ママの気持ちを伝える」です。「○○だから(理由)、ママは△△なの(気持ち)」という形で伝えます。

このように「困る」「悲しい」という否定的な感情表現の他に、「うれしい」「助かる」などの肯定的な感情表現を使うこともできます。

ステップ2では、ママが自分の気持ちを伝えているだけなので、子どもからの言い訳や口ごたえが少なくなります。

ママの気持ちを聞いた子どもは、「ママが困っているなら行動を変えてみようかな」と思えるようになります。ママが気持ちを伝えても、まだその行動が続く場合は、次のステップ3に進みましょう。

ステップ3:「どうしたらいいと思う?」

ステップ3は、「アイデアを出し合う」です。

「どうしたらいいと思う?」などと切り出し、「何かいいアイデアはあるかな?」と子どもが話しやすい状況を作って、お互いに案を出し合ってみます。

子どもからアイデアが出ないようであれば、ママがいくつか提案してみましょう。

アイデアが出せたら、お互いに賛成するアイデアを選びます。

親に強制された解決策ではなく、話し合って自分で納得した解決策であれば、子どもは自分から進んで実行してくれるようになります。

上手に付き合っていく方法を考える

人は、大好きなものをやめることはなかなかできません。それが子どもならなおさらです。いまの時代、ゲームを完全に排除することは難しいと言えるでしょう。

だからこそ、「取り上げる」という方法ではなく、「上手に付き合っていく方法」を考える必要があるのです。

3つのステップは大変かもしれませんが、この方法を使ってゲームと上手に付き合っていきましょう。

この記事を書いたライター

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佐藤麻依子さん
専門家

男児2人の母。心理カウンセラー。2006年から子育てに悩むママの子育て相談を開始。現在は、講演、講座、子育て相談、中学受験相談、執筆活動に力を入れている。「子育て3ステップ会話法」を考案し、書籍『男の子のための魔法のこえかけ 3ステップしつけ法』を出版。

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