家事に子育て、仕事…目が回るほど忙しい毎日も、労いや気遣いの一言で報われたり、ちょっとした気分転換でまた頑張ろうという気持ちになれたりするものですよね。身近なプチ贅沢で気分転換、いつもより少しゴージャスなご褒美パンはいかがでしょうか?

File 1. 藤沢「Madame Rouge」

JR線、小田急線の藤沢駅は、マリンレジャーの季節には利用頻度の高い駅になるかもしれません。

人気の高い湘南江の島方面に向かう江ノ電の起点でもあり、東海道線の他に湘南新宿ライン、上野東京ラインの停車駅でもある藤沢駅は、夏になると多数の人で賑わいます。

パリの街角を思わせる、雰囲気のある外観

そんな藤沢駅から徒歩5分にあるのが「Madame Rouge(マダム ルージュ)」。おすすめポイントは3点です。

  1. 素材・製法へのこだわり
  2. センス抜群の内外装
  3. 常に食べ手目線、おもてなしの心

「Rouge」に込められた想い

店名「Madame Rouge」のRougeはフランス語で赤を意味していますが、店名のRougeが意味しているのは真っ赤に燃える情熱です。

店主がパリのパンを食べて受けた感銘を多くの人に伝えたいという熱い想いが込められています。

厳選素材の旨みを手間暇かけて引き出したパンは、その情熱の結晶です。

昼時の店内には次々と焼きあがるパンのいい香りが漂います

センス抜群の内外装、陳列も美麗!

見せ方にも他と一線を画する個性があります。店の入り口に置かれたパリの石畳を闊歩するマダムを思わせるマネキンをはじめ、小物雑貨がセンス良く配置されています。

パンもオブジェのひとつのように整然と陳列されており、例えばヴィエノワズリーの艶やかな外皮はキラキラと輝いて見えます。

視覚は人がものを食べる時に使う感覚の多くを占めるといいますが、存分に目を楽しませてくれる仕掛けが施されており、食べる前から美味しさが伝わってきます。

これがルージュ婦人?黒い帽子がオシャレです。

サンドイッチは食べやすさ重視、具だくさんも嬉しい!

「Madame Rouge」では、ありもののパンに具を挟んでサンドイッチを作るのではなく、サンドイッチのためのパンを焼いたりすることもあります。

例えばバゲット、単品で売っているのものはがっちりと外皮を焼き込んでいますが、サンドイッチ用のものは少し柔らかく歯切れがいいものの方が食べやすいので使い分けています。

主役の具材もたっぷり、そして常に作りたて。作るそばからなくなっていく人気メニューです。

彩もあざやかなサンドイッチ、種類も豊富
所在地 神奈川県藤沢市朝日町12-1
電話番号 0466-86-7713
営業時間 10:00~19:00、商品がなくなり次第終了
定休日 日曜(定休日)、月曜(不定休)

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福地寧子さん パンコーディネーター

1日3食、年間1095食以上パンを食べ続けて四半世紀。そんな小麦まみれの生活の中で見つけたキラリと光るパン屋さんをご紹介します。

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