2018.08.23
三重県の山奥にある「伊賀の里モクモク手づくりファーム」。交通手段は自家用車かタクシーのみ。アクセスが良いとは言えないけれど、実は知る人ぞ知る人気施設!その人気のワケとは?知ればきっと行きたくなるファームの魅力をたっぷり紹介します。
index目次
「伊賀の里モクモク手づくりファーム」ってどんなところ?
三重県伊賀市に位置する「伊賀の里モクモク手づくりファーム」(以下、「モクモクファーム」と記載)。日本で初めて「ウインナー手づくり体験教室」を始めたのをきっかけに知名度を上げ、現在では酪農・農業の分野から加工・販売まで、すべてを手がけているビッグスケールなファームなんです。
自ら生産し、自ら加工し、自ら販売する
モクモクファーム内で売られているほとんどのものがモクモクファーム産、もしくは地元農家で採れたもの。「食育」に興味があるファミリーには特におすすめしたい施設。育ててみて、作ってみて、食べてみる。もちろん遊ぶことも忘れずに!
「育てる」体験
もくもくファームで暮らしている、いろいろな動物たちのお世話を体験できます。※時期により、体験内容が異なります
仔牛のミルクあげ体験
仔牛が1日に飲むミルクの量は4リットル。ミルクがたっぷり入ったでっかい哺乳瓶を、仔牛に飲ませてあげるお仕事体験。生後数日とは思えないほどの飲みっぷり!
ミルクタイム以外の時間では、自由にふれあうことができます。とても好奇心旺盛な仔牛たち。近づいていくと、クンクン匂いを嗅いで、ベロベロ舐めて、しっぽブンブン振って。まるで大きな犬みたい!
食用牛であるこの子たちは、2歳頃に食用肉としてのお仕事をするそうです。
ヒトは、たくさんの生き物から命をいただいて生きている
ファームでの体験を通じて、学べることがたくさん!
アイガモさんと仲良くなろう!お世話とふれあい
アイガモたちの小屋をみんなで掃除。アイガモたちを水浴びさせている間に、古くなった藁(わら)を捨てて、新しい藁を敷き詰め直して寝床づくり。水受け皿とエサ皿をセットしたらOK。
「動物を育てる」というのは、かわいいばかりじゃないのよ~。良き経験。
「作る」体験
モクモクファームでは季節限定を含め、いろいろな手づくり体験教室が開催されています。わが家は、見た目インパクト大の「ぐるぐるウインナー教室」を体験してきました!ペアコース(2人)は3600円。
ぐるぐるウインナー教室
肉を練るところからスタート。
大人でも難しい「腸詰め」。早く詰めていかないと、腸が乾いて滑りが悪くなり、腸詰め中にビリっと破れてしまう恐れが…。
じっくりスモークされた後、念願の試食。おいしい~!あっという間に完食でした。
「食べる」体験
「モクモク」という名前は、人気食品ブランドの一つにもなっています。モクモクファームで売られている食べ物は、生産者がわかっている食材を用いて、添加物を一切使用していないもの。もしくは必要最低限のみ。しかもおいしい!
モクモクファーム内にあるパン屋「小麦工房」
トマト推しの「とまとcafe」
夕飯時の利用にピッタリ「農村料理の店もくもく」
「遊ぶ」体験
それいけ!ミニブタ芸
モクモクファームで暮らすミニブタたちが、とっておきの一芸を披露してくれます。どっしり体型のブタさんが繰り広げるパフォーマンスにとても和みます。
意外と跳べるんです。だけど、「よっこいしょ」感が否めないパフォーマンスにほっこり。
ポニー乗馬体験
その他、楽しい遊びスポットがたくさん!
「子どもの頃、やったな~」と懐かしさを感じながら。引っ張り上げるタイミングが難しい!
追い風だとスイスイ進んで気持ち良い。向かい風だとなかなか進んでくれない。ここはパパの見せ場でしょ!
こんなの見つけてしまったら、絶対試したくなっちゃうよね。木の種類が一つずつ違って、音も違う。どの音色もとても心地良い♪
OKAERi(おかえり)ビレッジ宿泊で満足度アップ!
モクモクファームに隣接する、コテージがたくさん並んだ宿泊施設「OKAERi(おかえり)ビレッジ」。こちらに宿泊することで、モクモクファームの楽しさをさらに体感できます。
乳幼児連れファミリーが過ごしやすい設計になった、キッズコテージもあります。
さらに、宿泊者はモクモクファームにある「野天もくもくの湯」を、通常の入湯料の半額(バスタオル付)で利用できます。源泉を利用しているので、温泉成分の効果に期待大。
2日目(チェックアウトの日)はさらに1人200円で利用できたので、心身ともにさっぱりスッキリして帰ることができて大満足!時間のない人は、足湯(無料)だけ利用して帰るのも気持ち良いですよ~。
宿泊者限定!特別な仕事体験
OKAERiビレッジをおすすめする一番のワケは、
OKAERiビレッジに宿泊した人しかできない、特別な仕事体験があること
動物が大好きな娘は旅行前から、この「特別な仕事」を楽しみにしていました。ビレッジにチェックイン時、3つの仕事から選択できます(※季節によって異なる場合があります)。娘の希望で「のんびり学習牧場で動物たちのお世話」をすることになったわが家。
翌日、朝6:30集合
他のファミリーと、一緒にのんびり学習牧場へ向かいます。説明を受けた後、長靴に履き替えて仕事スタート!(わが家は馬を担当することになりました)
お馬さんたちがご飯を食べている間に、小屋の掃除。息子も小さいシャベルを使って、一緒に仕事しました。
最後に、一家族につき一頭を任され、ブラッシングをしてあげました。わが家の担当はラッキーくん。
約1時間の仕事体験が終了。最後はとても名残惜しかったけど、普段なら「見るだけ」「ちょっとなでるだけ」しかできない大きめの動物に、たっぷりお世話ができて、帰りの道中では会話が弾む!弾む!とても良い経験ができました。
一仕事終えた後は、レストランで朝食ビュッフェ。もちろん、モクモク自慢の料理ばかりで、どれもおいしすぎる!
モクモクネイチャークラブ会員がお得すぎる!
いわゆる年間パスポート的な会員制度なんですが、特典内容がめちゃくちゃ充実すぎるんです!
ネイチャークラブ会員特典
入会金2000円、更新料無料
- 会員本人はファーム入園無料
- ファミリー特別チケット(無料券)が1年に計20枚届く
- 会員限定イベントへの参加
- レストラン・宿泊利用時に割引
- その他、たくさん!
年に何度も利用できる距離に住んでいないわが家が、モクモクネイチャークラブ会員になる決め手となったのは
OKAERiビレッジ宿泊の際、コテージチャージ料10%引(1棟1泊)
2万520円~が1万8468円~!2052円もお得に!
「宿泊料割引分だけで入会金が賄える」というお得さ!更新料は無料なので、今後はいつでもお得に宿泊できます。会員限定イベントっていうのも、とても楽しそうな内容なんです。次回は会員限定イベントの日に合わせて、来園したいな~。
来園前に知ってると助かるプチ情報
汚れても良い服・運動靴がベター
旅行となると、キレイめな洋服でコーディネートしがちだけど、モクモクファームは山の中。ファーム内は起伏が激しく、たくさん歩きます。ひらひらスカートの裾を、いたずらっ子な動物たちがムシャムシャしちゃうことも。
山道だけど、階段を避けたスロープ通路も設けられているので、ベビーカー走行可能です。乳幼児連れにはうれしいポイントですよね。
保冷バッグがあると便利
モクモクショップには、ハム・ソーセージなど、要冷蔵なお土産が多め。せっかく来たのだから買って帰りたいし、できるだけ保冷状態で持ち帰りたい!そんなとき、保冷バッグが役立ちます。冷却用の氷を無料でもらえる他、保冷バッグ・保冷材も購入できます。
新鮮な野菜を売っている「野菜塾市場」もあります。近所のスーパーでは見かけたことがない、フルーツ・野菜(伊賀の特産品?)も並んでいて、とても気になる!
エコボトル活用でお得!
エコ活動を積極的に取り組んでいるモクモクファームでは、使い捨て食器の提供がありません。モクモクファーム内ではエコボトル(100円)が売られていて、エコボトルでドリンクを注文すると50円引きになります。
ドリンク2回注文すれば、エコボトル本体代が実質0円になるので、財布の負担も少なめ。(わが家は3回注文したので、50円お得になりました!)
乳幼児連れだと、ガラスコップで提供されるよりも、フタがあってこぼれにくいエコボトルの方が断然いいです。買って正解でした!ドリンクを飲み切った後は、園内各地に設置されている給水機の水(モクモク自慢の冷たくておいしい井戸水)を注いで、水筒として利用していました。
のんびり学習牧場の体験教室予約は早めに!
毎日、たくさんの体験教室が開催されている「のんびり学習牧場」。休日だと、いくつかの体験教室が先着予約制。受付は、当日開園時間から「のんびり学習牧場」にて。1回につき15~20人定員なのですが、人気がある体験学習だと午後の回も午前中には満席になっていました。
施設情報(アクセス・サービスなど)
名称 | 伊賀の里モクモク手づくりファーム |
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公式サイト | http://www.moku-moku.com/ ※最新の情報はこちらでご確認を |
おすすめ年齢 | 1歳~大人 |
料金 | 3歳以上/500円 |
営業時間 | 入園10:00~16:30(16:00~入園無料) ※平日15:00以降入園無料 ※各店舗によって営業時間が異なります |
アクセス | 〒518-1392 三重県伊賀市西湯舟3609 (自動車)名阪国道「壬生野I.C」から約8分、または新名神「甲南I.C」から約15分 (タクシー)JR柘植駅から約15分、または伊賀鉄道上野市駅・JR伊賀上野駅から約25分 |
駐車場 | 無料 |
サービス | おむつ替えスペース/ 授乳スペース/ ベビーカー貸出/ スロープ道あり |
この記事を書いたライター
ライター一覧- さいかなさん
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フルタイムで働くママ。仕事もバリバリこなしたい!でも家庭も大事にしたい!何を優先すべきか日々模索中。趣味はおでかけ。ヒマさえあれば、旅行ガイドブック読んで脳内トリップ!