2018.09.29 / 2018.10.24
夢のマイホームを建てて、6年間で住宅ローンを完済したわが家。連載3回目は、住宅ローン完済のコツについて&マイホーム購入後のわが家の家計を公開します。ファイナンシャルプランナーのアドバイスも参考にしてくださいね。
index目次
アドバイス頂いたのは
- 佐藤益弘さん
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All About「不動産にまつわるお金」ガイド。独立系FP事務所 株式会社 優益FPオフィス代表。CFP®資格認定者(J-90032758)、宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー(一財住宅金融普及協会)、日本学生支援機構認定スカラシップ・アドバイザー (平成29年9月認定)
前回は、住宅ローン繰り上げ返済のための「食費削減テク」と「レジャー費削減テク」を紹介しましたが、今回は「通信費削減テク」と「その他削減テク10」をご紹介します。
通信費削減テク
わが家は現在「格安スマホ」を利用しています。学生時代から長い期間、大手のガラケーを利用していた私たち夫婦ですが、約2年前に携帯電話の不調をきっかけにスマホに変えました。その時選んだのがSIMフリーのスマホです。プロバイダは、月額使用料やポイントが貯まるメリットなどから楽天を選択。
おかげで、大手のガラケー時代には二人で月額1万2000円くらいかかっていた使用料が現在は約6000円になりました(3.1GBプランで、夫の「楽天でんわ10分かけ放題」と2人分の端末保障のオプション込)。
携帯の月額使用料が約半額になり、年額7万2000円も浮きました♪
大手に比べて、店舗数が少なく、スマホが壊れた時に代替機がないなどのデメリットもありますが、通信費がかさんでいるご家庭や今後支出を減らしたい方は検討する価値はあると思います。
そのほか削減テク10
支出を減らすためのテクニックは色々ありますが、比較的取り組みやすい10個をご紹介します。
1.先取り貯蓄をする
「残ったら貯める」では、なかなか貯まりません。財形貯蓄などを利用して、貯蓄分は最初から無かったことにしましょう。
2.銀行やATMでお金を下すのは、基本的に月に1度だけにする
「足りなかったら下ろす」癖は直しましょう。
3.「子ども費」は収入に見合った服飾費、習い事費に抑える
とりわけ子どもが小さいうちは貯めどきです。子どもにかけるお金(以下、子ども費)を聖域にするのはやめましょう。
4.ライフプラン表やキャッシュフロー表を作り、長い目で収支を考える
保険会社などによっては、ファイナンシャルプランナーが無料で作ってくれるところも。簡単で良いので作ってみましょう。将来への漠然とした不安が無くなることもあります。
5.図書館を有効活用して、絵本や書籍を買わない
借りられるものは借りましょう。家に物も増えず「断捨離」にもなります。月に10冊借りて読むとして、約1万5000円浮きます。
6.常に水筒持参
「ラテマネー」は有名ですが、小さな出費も積もれば大変な額に…。無駄を省きましょう。3日に1回ペットボトルのお茶を買うとして、月に1600円、年に約2万円浮きます。
7.家で飲むお酒代は、お小遣いから払う
際限なく買うことがなくなります。食費の予算などが守られ、健康にも◎です。
8.ポイントを有効活用する
急ぎでないものはポイント3倍デーなどで購入し、賢く貯めましょう。ただし、ポイントのために無駄な物を買わないようにすることです。
9.ママも毎月、決まった額のお小遣いをもらう
お小遣いがないとストレスが溜まるし、その都度適当に家計から出していると、際限なく使ってしまうこともあります。
10.ふるさと納税の仕組みを理解し、活用する
所得のある方はやらない手はありません。控除上限額以内でなら実質2000円の負担でお米やお肉などの特産品を色々いただけてお得です!
マイホーム購入後のわが家の家計公開!
- マイホーム購入後の家計
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- 月収
- 37万円
- 支出
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- 住宅ローン
- 5万7000円
- 食費&日用品費
- 4万円
- 水道光熱費
- 1万5000円
- 通信費
- 1万2000円
- 子ども費
- 2万5000円
- 幼稚園代
- 2万円
- レジャー費
- 1万5000円
- 特別費
- 3万5000円
- 夫こづかい
- 3万9000円
- 妻こづかい
- 2万円
- 新聞代
- 4千円
- NHK、保険料
- 年払い
- 貯蓄
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- 先取り貯蓄
- 3万5000円
- 残し貯め
- 約5万3000円
わが家は、頭金をしっかり用意できたので、「住宅ローン」は家賃以下に抑えることができました。やはり「頭金」はその後の暮らしの余裕を考えると、とても重要だと思います。
また、家族が節約によるストレスを溜めないように、「食費」は減らし過ぎないようにしました。美味しいものが食卓に並べば、夫も「節約中」とは感じづらいようです。「子ども費」は子どもの服飾費や習い事代、医療費などです。将来の教育費増加に備えて、幼児期の習い事は一つだけに厳選しました。
その結果、住宅ローン返済中は、先取り貯蓄3万5000円と残し貯め5万3000円で1か月に合計8万8000円貯蓄できました。わが家が契約した住宅ローンは、繰り上げ返済の手数料が不要だったので、毎年1度、100万円以上は繰り上げ返済を行い、住宅ローン期間を短縮しました。
妻用の小遣いももらい、美容院代や服飾費などはそこから出すようにしたので、ストレスも無くなりました。
次回は、最終回「節約マインドの育て方&完済後の現在の暮らしについて」です。ご興味のある方はぜひご覧下さい。
この記事を書いたライター
ライター一覧- マミーさん
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2児の母。住宅ローン(新築)完済のやりくり上手。「合理的」「簡単」大好き!家事や節約に役立つアイテムなどをご紹介☆