2018.08.14
国立科学博物館(通称:科博/かはく)の2018年夏の特別展は「昆虫」です!昆虫ってこんなにいるの?こんなにキレイなの?こんなにすごいの?と驚きの連続。昆虫採集のコツや昆活(昆虫活動のたしなみ?)を知ると、昆虫がぐっと身近になりますよ♪
index目次
オフィシャルサポーターは「昆活マイスター」の香川照之さん
“昆虫好き”でおなじみ!香川照之さんがオフィシャルサポーターです。国立科学博物館ならではの、多種多様で膨大な昆虫標本、最新の昆虫研究…。
だけではなく!注目の昆虫採集のコツや、大人も驚くような色・形・特技を持った昆虫たちが紹介されています。
香川照之さんは音声ガイドにも出演!
<音声ガイドプログラム>
【解説時間】約35分
【料金】550円
イヤホンとリモコン操作の音声ガイド機は、わかりやすくて使い方も簡単です。
先着順ですが、音声ガイドを借りると、クワガタになれちゃう「昆活キャップ」がもらえます。ナレーションと会話式の音声ガイドで、昆虫展をさらに楽しめると思います◎
巨大っ!昆虫模型ゾーン
いきなり巨大模型の展示です!私は驚きましたが、子どもは大喜びだと思います。クワガタ・ハチ・チョウ・セミ、そして蚊!大きいので細部まで見えるし、鏡を使った展示で、昆虫の裏側までばっちり見えます(キャー!笑)
巨大模型の手前には、実際の大きさのオオムラサキの標本も展示されていて、「そういえばアトラクションではなく博物館だった!」と思ってしまうほど。こんな大きさで見ることはないので、驚きとともに発見もあって、とても勉強になります。
ここで驚いておけば、あとは大丈夫!いざ、見たことのない数の昆虫の世界へ!
キレイ~!飾りたくなる昆虫ゾーン
こんなにキレイなの!?
と驚きの昆虫がいっぱい。展示のされ方が美しく、全然怖くないです!
昆虫たちの住む環境別に分けられていたり、同じ種類の昆虫が大きいものから小さいものまで並べられていたり、美しい形や見たことのない形の昆虫がズラリと並んでいます。楽しい~!
色彩もキレイです!膝をついて見ているお客さんもいました、子どもならちょっと見上げる感じで観察できると思います。
怖いもの見たさ!? 通称「Gの部屋」は迂回ルートあり
どうします?見ちゃいます?「G」っていうのは、街中にもいるあの昆虫です。わかりますよね!?
特にここを見なくても進めるのですが、世のママたちが子ども1人で行かせるのはどうか、と思うかもしれないので、私が使命感を持って、入ってきましたよ!
…って、ドキドキしながら入ったんですけど。写真の前に言っておきます。ちっとも怖くないです。
え!? これゴキちゃんなの?かわいいじゃん!
私が見たときはごはん食べていました。写真も撮ろうと思いましたし、なんなら最悪飼えます。
いや、正直これは撮らなくていいか、って思うのもいましたけれども(笑)、見られないほどではないです。
たぶん、大丈夫そうなのを集めてくれたんだろうと、やさしさを感じました。それでもムリだと思う人は、入口から出口が見える近さなので、子どもだけ通っても大丈夫ですからね。
ただ!なぜここだけ標本ではなく、生きたままの展示なのか!? 昆虫展さん!やさしいのか、やさしくないのか、わからない!
知ってる!見たことある!身近な昆虫ゾーン
子どもが喜びそうな展示もありました。身近な家の周りや水辺で、見たことありそうな昆虫の展示や、かくれんぼ上手な擬態する昆虫コーナーなど、珍しいものばかりでなく「このセミ見たことある~」とか「このチョウチョ、こういう名前だったんだ~」と話が弾みそうです。
昆虫の生態をかわいいイラストで紹介しているコーナーもありました。
この漫画は特別展「昆虫」の図録にも載っています。
この公式図録は買いですよ~!「大人の昆虫図鑑」がコンセプトだそうですが、写真が多く、難しい漢字にはふり仮名がふってあります。
館内は映像類など、少しだけ撮影禁止のモノもありますが、ほとんどは撮影できるとはいえ、実際に展示室で見たものがキレイな写真でたくさん収録されていて、昆虫図鑑としてもとても良いと思います。
虫とり大好きキッズ必見!昆虫採集ゾーン
虫とり道具がマジメに展示してある!と最初はおもしろ半分でしたが、ここの音声ガイドや映像資料がとてもおもしろかったです!
博士が使うペットボトルを改良した装置や黄色いお皿など、すぐマネできそうです。ノムラ博士の秘密道具が「ノムラホイホイ」と呼ばれていることにも心を奪われました。
まだ難しいかもしれませんが、標本の作り方も紹介されていましたよ。
何匹いるの!? 圧巻っ!標本回廊!
膨大なコレクションです。4方を昆虫標本に囲まれる、という美しい空間です。標本の数は5万点ほどにも及ぶそうな。
「なぜ、同じ昆虫をこんなに!?」と昆虫好きじゃない人が見たら思うでしょうね。私もちょっと思いました。「こんなに同じのいらなくない?」って。でもきっと、これが大事なんでしょう!
他にも見どころが!新種発見・日本初公開・ジャポニカ表紙…
香川さんの展示は、もう昆虫愛が濃すぎてすごいです。昆虫愛があふれていて、昆虫との出会いから今までの年表も必見です。私も私だけのドリームチームを考えたいと思います。
他に、見ておきたいと思われるものは…
- 世界に1点だけのヤンバルテナガコガネ「ホロタイプ標本」
- 日本初公開の琥珀に閉じ込められた「絶滅目の昆虫」
- 新種発見!まだ名前の付いていない、セイボウ(青蜂)を見られるのもここだけです!名前の募集もしています
- ジャポニカ学習帳の表紙といえば、昆虫!歴代のジャポニカノートの展示も個人的に楽しめました
昆虫グッズもアツかった!
実用的なモノからぬいぐるみやお菓子まで、種類も多くておもしろい品ぞろえです。そして、昆虫がモチーフだからか、何を作っても少しとんがったデザインと感じます(笑)
昆虫のこと、すっかり好きになりました!「昆活」大成功です!
施設情報(アクセス・サービスなど)
公式サイト | 国立科学博物館 国立科学博物館 特別展「昆虫」公式ホームページ 国立科学博物館 特別展「昆虫」公式Twitter ※最新の情報はこちらでご確認を |
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会期 | 2018年7月13日(金)~10月8日(月・祝) |
休館日 | 7/17(火)、9/3(月)、9/10(月)、9/18(火)、9/25(火) |
時間 | 9:00~17:00(金曜、土曜日は20:00まで) ※8月12日(日)~16日(木)、19日(日)は18:00まで ※入場は各閉館時刻の30分前まで |
入場料 | 一般・大学生1600円、小・中・高校生600円、未就学児無料 金曜・土曜限定ペア得ナイト券2000円(17:00以降2名同時入場、男女問わず、当日会場販売のみ) |
おすすめ年齢 | 子どもから大人まで |
所在地 | 東京都台東区上野公園7-20 |
お問い合わせ | ハローダイヤル:03-5777-8600 |
最寄駅 | JR「上野」駅(公園口)から徒歩5分 東京メトロ銀座線・日比谷線「上野」駅(7番出口)から徒歩10分 京成線「京成上野」駅(正面口)から徒歩10分 |
サービス | 授乳室 / おむつ交換設備 / 貸出用の車いす・ベビーカー / コインロッカー(100円:戻ります) |
この記事を書いたライター
ライター一覧- ヨーコリンさん
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鉄道好き×お魚好き親子です。豪華列車で行く世界一周水族館めぐりを夢見ています。自分へのご褒美はおしゃれカフェ。写真を撮るのが大好きです!人生思い出づくり!