2018.08.07 / 2018.08.16
「この絵、知ってる!」誰もが思うはず。独自技法で表現されたいもとようこさんの挿絵は、温かみのある柔らかなタッチが特徴。製本では気付かなかった原画ならではの発見が!世界中から愛される当原画展は神戸が最後の巡回。この機会をお見逃しなく!
index目次
子どもも、大人も、世界中の人たちも。いもとようこ作品の魅力
いもとようこさんは、兵庫県生まれ。日本の絵本作家・挿絵画家です。絵本好きはもちろん、たとえ興味のない人にとってもこの絵を見れば懐かしさを覚えるはず。
それもそのはず、NHK教育テレビ「いないないばぁっ!」の童謡アニメ、「あかちゃんのためのえほんシリーズ」「日本の名作シリーズ」「世界の名作シリーズ」など活動範囲は広く、出版された本は300冊を越えます。実は私たちが意識していないところでたくさんの作品に触れているんです。
ふんわり優しい表情のキャラクターは子どもたちにも受け入れられやすく、読み手のココロをつかむ深いお話に大人は引き込まれ、日本古来の和紙を使った技法は海外からも評価が高く、全世代・世界中から愛される作品です。
原画でさらに深みを感じる独自技法がスゴイ
いもとようこさんが描く絵は、キャラクターたちの表情・毛並みが自然で立体的。その秘密は、ちぎった和紙の貼り絵に着色する独自の技法によって生み出されています。
原画と一緒にお話も読める。聞ける。
「いとしの犬ハチ」「スーフと白い馬」など人気作品のいくつかは、原画と共に物語全文が1ページごとに展示され、お話を追いながら原画をじっくり見ることができます。もし絵本を持っているなら、原画と製本画の違いを見比べてみても面白いかもしれませんね。
さらに、9作品が上映されているDVDコーナーもあります。展示の文字を読み追うことが難しい年齢の子どもでも、このコーナーならとても楽しく過ごせるはず。9作品全部視聴すると80分ほどあるので見応えたっぷりです。
「ねこポスト」で先生にメッセージを送ろう!
DVD上映コーナーの傍らには「ねこポスト」。先生へお手紙が送れます。子どもたちのメッセージが先生の励みになりますように!
「おまけ」が可愛すぎる
「いもとようこの世界」にどっぷりハマった後は、いもとようこさんが携わった数々の本たちがずらっと並ぶ販売コーナーへ。
本を買うと貰えるオマケが豪華!「いもとようこばんそうこう」が1冊につき1シート(5枚)。ばんそうこう1枚ごとにキャラクターが違い、「ちちんぷいぷい」「おだいじに」など、傷を癒してくれるコメント付き。これはオマケのレベルじゃない。「ここぞ!」というときにのみ使います。
直筆サインがもらえるチャンス「サイン会」を狙え!
サイン会開催日、会場で作家著作本を購入すると先着100人限定でいもとようこさんからサインを書いてもらえます。こんなチャンスは滅多にない!と入場早々に絵本購入を済ませたにも関わらず、すでに整理券番号は「62番」。この日は開場して40分前後で整理券配布終了したそうです。
原則再入場不可ですが、整理券があれば再入場できるので「絶対に先生からのサインが欲しい!」という人は、展示コーナーの先にある販売コーナーへ急いで!
大盛況のサイン会。サインをもらえる順番も整理券番号順なので、「62番」目のわが家の待ち時間は40分ほど。しかし、ずっと列に並んで待つ必要はなく、10組単位で案内してもらえたので実際に並んで待ったのは数分。幼児連れにはありがたかったです。
世代を超えて愛され続けているいもとようこさんの原画展には、子連れファミリーだけでなく、大学生グループや、おじいちゃんおばあちゃん世代のグループもたくさん来ていました。いもとようこさんの原画が見られるラストチャンスに、ぜひ3世代で足を運んでみてはいかがでしょうか?
施設情報(アクセス・サービスなど)
名称 | 絵本原画展 いもとようこの世界 ※最新の情報はこちらでご確認を |
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開催場所 | 兵庫県立美術館ギャラリー棟 神戸市中央区脇浜海岸通1丁目1番1号 |
アクセス | 【電車】JR灘駅・阪神岩屋駅から南へ徒歩約10分 【バス】阪神バス(HAT神戸行き)・神戸市バス(29・101系統)で「県立美術館前」下車すぐ |
開催期間 | 2018年7月14日(日)~9月2日(日) |
入館料 | 一般1000円、大学生・高校生800円、中・小学生500円 |
開館時間 | 10:00~17:00 ※月曜休館日 |
駐車場 | 地下駐車場あり ※施設利用割引サービス利用で2時間まで400円(以降30分毎200円) |
サービス | おむつ交換スペース/コインロッカー(リターン式) |
©いもとようこ
この記事を書いたライター
ライター一覧- さいかなさん
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フルタイムで働くママ。仕事もバリバリこなしたい!でも家庭も大事にしたい!何を優先すべきか日々模索中。趣味はおでかけ。ヒマさえあれば、旅行ガイドブック読んで脳内トリップ!