保育士直伝！イヤイヤ期の子とお買い物。スムーズに済ます3つのコツ

恐るべし！イヤイヤ期

子育てをしている中で必ずぶつかり、そして悩みに悩むもの…。そう！イヤイヤ期です。

毎日はちょっとしたことでイヤイヤ。ひっくり返って、大泣き。最後には本人も(もちろん親も)何が嫌だったのかわからないくらい、大声で泣き叫び…本人のタイミングで突然終息したり…（笑）。

保育士である私でも、娘のイヤイヤ期はいつ突然スイッチが入るかわからず、特に電車での外出はヒヤヒヤしたり、忙しい家事の合間での突然のイヤイヤの襲来には私もついついイライラしてしまい…。

でも、こんなイヤイヤ期。イヤイヤがなくなる訳ではありませんが、場面によってはちょっと未然に防げたり、軽減することができます。

ワンオペ育児だと、止むを得ず子どもを連れてスーパーなどに買い物に寄らなければいけないこともあると思います。今回はそんな時のワンポイント(我が家も実践したり、お友達保育士から聞いたアイデア)を簡単に紹介したいと思います。

1. 必ずお店に入る前にお菓子などは買わないことを約束する

子どもにとって、見通しを持たせてあげることは本当に大切だなーと保育士をしながら、子育てをしながら日々感じています。

お菓子などを見てしまった後に「今日は買わない」と知らせても時はすでに遅し…。お菓子売り場が見えてしまった瞬間「何か買って～」が始まります。

なので、必ずお店に入る前に「今日は買わないよ」と約束するようにすると見通しが持てると思います。

我が家でも、逆にお菓子を買う日も売り場で買うことを知らせるのではなく、お店に入る前に「今日は1つだけ買ってもいいよ」と伝えるようにしていました。

これは娘が5歳になった今でも続けています。おかげで、案外と小さい頃から買い物中のトラブルはほとんどありません。

2. ミッション型の買い物にする

1に少し似ていますが、お店に入る前に事前に今日のミッションを話します。

「今日はカレーを作るよ。カレーに入っているお野菜は何かな？それを買うよ。急いで買って、早くお家に帰れたら美味しいカレーが作れるから材料を一緒に探してね」など。

子どもはゲーム感覚が大好きなので、お菓子や気になるものには目をくれず、きっとカレーの材料を一生懸命探してくれると思います。

3. 見るだけ作戦

イヤイヤ期の子は自分の思いを表に出したくて、ぶつける子も多くいます。「〜しない」「〜できない」と否定されると、自分の気持ちを伝えたい！と、更に火がついてしまうこともあります。

そんな時は肯定的な言葉で伝える。これも効果があると思います。

必ずお店に入る前に「今日はお菓子は買わないよ。でも、どんなお菓子があるかなぁって見るのはいいよ。見て、何があったかパパに教えてあげようね」など。

否定的な言葉ではなく「いいよ」と思いを認めてあげる言葉掛けにするだけで、効果はあると思います！

ポイントは必ずどんな時も「お店に入る前に事前に伝える」こと。お菓子売り場が見えてから、伝えるのではイヤイヤスイッチが入る可能性大！！！先に見通しを立ててあげることは子どもの安心にもつながり、気持ちを整理する時間になります。

後はなかなか難しいとは思いますが、約束したからには泣こうがわめこうがしても我が家はお菓子は買いませんでした。

これは『お菓子が欲しい』→『泣く・わめく』＝『お菓子を買ってもらえる』にしない為です。

子どもって親より一枚上手なんですよね…1度このイコールが繋がってしまうと、しばらくはコレで攻めてきます…笑

我が家の娘も何度かお菓子欲しさに泣いたことはありましたが、頑なにこのルールを守ったことで泣いて欲しがることは割とすぐになくなりました。

むしろ、泣いてお菓子を欲しがっている子を見ると「ママー泣いたってお菓子は買ってもらえないよね」と、冷めた発言までしていました笑

【余談】イヤイヤ期 笑えるエピソード

1つ余談ですが、我が家は店に入る前に事前にマグロを買うことを娘に伝え、逆に大変な思いをしたことがあります。

マグロを買うことを伝えていたので、お菓子売り場には目もくれず通過出来たのに、肝心のマグロが売り切れており「マグロは今日売り切れだったから、タコにするね」と話したところで、イヤイヤスイッチ発動…！

「マグロ〜！！」と反り返りながら泣き叫ぶ娘を抱き抱えて、大慌てで1度お店の外に退散したことがあります。

まだマグロを食べないような小さい子どもが「マグロ〜！」と大声で泣きながら叫んでいたので、周りのお客さんも失笑…。

イライラというよりも「勘弁してくれ〜」と私も思わず笑いそうでした。今では笑えますが、あのイヤイヤは本当にすごかった…。

結果的には上手く気持ちを切り替えられて泣き止み、スーパーで買い物を再開することができました。それを一部始終見ていた青果コーナーのお兄さんが「偉かったね」とみかんをくれ、最後はほっこりエピソードとなりました。