/ 2019.02.09

イナビルも実は1日1回 使いきり

ママ薬剤師の「ママとこどものお薬やさん」です。

インフルエンザの猛威には恐れるばかりです。
先週私の勤める薬局のスタッフの1人がインフルエンザにかかりました。私もいつか感染するのでは・・・と思いながら日々インフルエンザ患者さんと向き合っています。

さて、ここからが本題でイナビルは2010年国内で3番目に第一三共製薬さんから発売されたインフルエンザ治療薬です。

当時、タミフルやリレンザなど5日間の投与のお薬しかない中で1日1回使い切りという画期的なお薬でした。

イナビルは大人2キット。子供1キット。

イナビルの投与量はシンプルで

10歳未満・・・1キット
10歳以上・・・2キット

とてもシンプルですね!

リレンザとイナビル どちらがこどもに使いやすい??

リレンザの時にもかきましたが、
日数だけみると、イナビルのほうが1日で終わるので忙しいママにとっては都合のいいような気がします。
しかし、1日1回使い切りだからこそ失敗は許されません。イナビルは意外としっかり強い力で吸わないと全量吸いきれません。発売当初はお薬がどれだけ残っているのか分からない容器でした。しかし これを受けてか現在ではお薬がどのくらい残っているかわかるように透明な容器になっています。吸入してみてまだ残っているようなら何回吸っても構わないので、しっかり全量吸えるようにママは手伝ってあげてください。またちゃんと吸入できるかどうか確認するための確認用キットもあります。こちらを活用するのもいいかもしれません。また イナビルは1回で終わりだからこそ、自宅で帰ってから吸入するのではなく薬局で薬剤師に手伝ってもらいながら吸入するのがおお勧めです。

イナビルの子供用練習用の笛。ちゃんと、吸える力があるとピーっと音がなります。

イナビル 妊婦・授乳婦への投与

イナビルは タミフル リレンザよりも新しい薬なので妊婦 授乳婦に対する使用の優先順位は低いですが妊婦に対しては日本産婦人科学会が、また授乳婦に対しては日本小児薬理医療学会が問題ないだろうという見解をだしています、。
授乳中、妊娠中だから、高熱でつらいけどと我慢しようとすればするほど赤ちゃんやおなかのなかの胎児に悪影響を及ぼす恐れもあります。
授乳中、妊娠中で高熱でインフルエンザの疑いがある場合我慢せず受診して医師や薬剤師に相談することをお勧めします。

以上が 国内で発売されているインフルエンザ治療薬です!医師や薬剤師と相談してこどもやママが使いやすいお薬を選んでもらいましょう!

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ママとこどものおくすりやさん

◆薬剤師ママ
◆私 主人7歳と4歳の娘 の4人家族
◆横浜市在住
調剤薬局併設のドラッグストアに勤務し、地域医療に貢献中!薬剤師の資格を活かした医療ネタや娘との日々の生活、クレイフラワーの習い事について書いていきたいと思います♪

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