2019.02.13 / 2019.02.15
保育園の入園が絶望的であると知った瞬間
こんにちは。ことさくらです。雪が降ると思い出す光景があります。
ちょうど5年前の雪の日、まだ2ヶ月だった息子を抱いて、保育園の説明会に夫と出かけました。どんな保育園なのかな、と楽しみな気持ちは、着いた途端に吹き飛びました。
ゼロ歳児の定員は10人余りのはず。しかし会場にはどう見ても100人以上の親子がごった返していました。
園長先生からは「今年は希望者が多くて、兄弟枠もありません」と説明を受け、絶望的な気持ちになりました。
雪で道路はぬかるんでいます。しかし説明会だから、と私は雨用パンプスを履いていました。保育園からの帰り道、びしょびしょに冷え切る足元を見ながら、夫ととぼとぼ歩いて帰ったことを覚えています。
すべての認証保育園に落選
息子は12月生まれ。保活で不利なことは明らかでした。そこで妊娠中から保育園の見学に回り、できることはやっていたつもりでした。説明会に参加した保育園も、妊娠が判明してすぐに申し込みをしました。
しかし、当然のごとく落選。それどころか、申し込んだ7つの園すべて落選してしまったのです。
保活経験者から、諦めないことが大事と諭される
無認可保育所には、数ヶ月後には空くかもしれないところが一つありました。ただ、その園では3〜5歳児が元気に活動している隣りでゼロ歳児が寝ていました。
こんなに落ち着かない場所で寝かせるなんて。しかも月20万円近くかかります。何だか泣けてきました。そんなことを、家に遊びに来た友人に話したところ「保育園は最後まで動くから、諦めちゃダメ」と口々に励まされました。
認証保育園はみんな重複して申し込みをしているんだから、どうなるか分からない。まだ、できることはあるよ、と。
最後まで動くのは本当だった
既に2月。でも、友人の言葉を頼りに、家から少し遠い園をリストアップし、追加で7園ほどに電話をかけました。そして「ダメ元でキャンセル待ちをさせてくれないか」とお願いしました。
中には「無理だと思いますよ」と言う園もありましたが、「それでも構いません」とキャンセル待ちの列に加えてもらいました。数週間後、なんとその園から「キャンセルが出て繰り上がったので、どうしますか」と電話があったのです。
すぐに決めないとならないということだったので、「ぜひお願いします!」と答えました。80人以上のキャンセル待ちがいたのに、一気に繰り上がったのです。
なんと、その数日後にはもう一園からも空きができた旨の連絡がありました。
結果として、素晴らしい園に出合えた
その園にはバスで通う必要があり、通園はやや大変でした。でも、アットホームな良い雰囲気の園で、長男は色んなことを学ばせてもらいました。結果としては、良かったと思っています。
それから5年も経っていますし、地域によって状況は違うでしょう。それでも雪を見る度に、あの絶望的な気分を思い出し、同じ思いをしている多くのパパ、ママのことを考えます。
今まさに途方にくれている時かもしれません。それでも、もし選択肢がありそうなら、あと少し頑張ってみてください。誰かに相談すると、アイデアが見つかるかもしれません。
道がひらけるように心から祈っています。
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ことさくらさん
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40代ワーママが目指すシンプルライフ。ズボラでも気持ちのいい暮らし、身を粉にせずに成果を出す仕事が目標です。お金についても考えていきます。夫、5歳の息子、2歳の娘、猫2匹との暮らし。カープファン。