利回りが高いものを探すのはやめよう

こんにちは。ことさくらです。
資産形成の王道は「投資信託に長期で積立投資をする」だと考えています。では何に投資をすればいいのか、というのが今回のテーマです。

いざ投資信託を選ぼうとすると、何に投資をすればいいかわからないという人が多いと思います。まず言いたいのは、「利回りが高いものを探そうとすると、余計こんがらがるのでやめましょう」ということです。

話せば長くなりますが、投資信託の利回りを高くしようとすると、いろんな仕組みが出てきます。または馴染みのない(変動が大きい)投資先になります。それを初心者が理解しようとしても、無理があります。

理解できないというのは、どんな風にすれば資産が増えるのか、あるいは減るのかが分からないということ。たとえ収益のチャンスがあっても、その前の下落で怖くなって手放してしまえば、その収益は得られません。そもそも投資する意味がないのです。

利回りではなく知っているものという観点で選ぶ

例えば、日々生活していればたくさんの企業が作っているモノやサービスを利用します。それらの多くは株式会社です。ニュースを見れば「今日の日経平均株価は~」「ニューヨークダウは~」と毎日紹介されています。つまり、国内株式や海外株式は、あえて金融情報を取りにいかなくても、動きを感じられるチャンスが多いと言えます。

人によっては債券も馴染みがあるかもしれません。お金が必要な国や地方、会社が債券を発行し、それを買ってもらった人に利子を払うという仕組みです。発行した会社などがつぶれない限り、償還まで持てば額面金額が返ってくるので、その点で安心感があります。

不動産すなわちREITと呼ばれる投資信託もあります。不動産の動きに詳しい方は、こちらも選択肢になるかもしれません。

「国内株と海外株を半々に持つ」のがシンプルで効果的らしい

では実際私が何を選んだかというと、山崎元さんという方が書いた「超簡単 お金の運用術」という本を参考に、国内株と海外株(先進国株)を1:1の割合で投資をすることから始めました。書籍ではETFを勧めていますが、ETFは証券会社でしか買えないので、ちょっと面倒です。普段使っている銀行で積立投資をしたかったので、私はインデックスファンドを活用しています。

インデックスファンドは代表的な株価指数に連動するように設計された投資信託で、コストが低いという特徴があります。ETFはさらにコストが低いのですが、手間を考えるとETFじゃなくてもいいかな、と思っています。

国内株に投資するものなら、TOPIX(東証株価指数)や日経平均株価などのインデックスファンドがあります。先進国株に投資をするものは、ファンド名に「先進国株」とついています。

最初は馴染みのあるTOPIXの割合を多く保有していたのですが、だんだん日本株よりも米国株の割合を増やしていきました。ニューヨークダウの名前がついているインデックスファンドです。日本株は下がる時は米国などと一緒に下がるけれど、上がる時はなかなか上がらないな、という印象があったからです。

まずは株式のインデックスファンドでスタートするというのは王道

そんな感じで、投資を始めてみると「こっちの方がいいかな」といった感覚が出てきます。感覚がつかめるまでは、国内株あるいは先進国株のインデックスファンドで積立投資をしていくのは、妥当ではないかと思っています。

なお、もう一つの王道は、国内外様々な資産に投資をしているバランスファンド。そのファンドについて説明が納得できたなら、バランスファンドからのスタートもいいと思います。

できれば毎月1万円ぐらいは投資したいところ。それよりも小さい金額でも積立投資ができますが、積立投資の効果を感じにくいと思います。一方、全財産をつぎ込むのもナシです。念のため。

そして短くても10年は売らないつもりでいましょう。市場の動きを見て売りを考えるのは失敗とイコールと考えてください。資産形成のチャンスも投資について学ぶチャンスも、すべて失うことになります。

資産形成は期間が長ければ長くなるほど有利になります。ぜひ今から小さく始めてみてください。

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ことさくらさん

40代ワーママが目指すシンプルライフ。ズボラでも気持ちのいい暮らし、身を粉にせずに成果を出す仕事が目標です。お金についても考えていきます。夫、5歳の息子、2歳の娘、猫2匹との暮らし。カープファン。

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