/ 2019.02.28

赤ちゃん返りの予兆~入院中~

【一日目】
1月24日に第二子を出産して、その翌日に会いに来てくれた長男。病室のドアを開けると「ママーーー!」と抱きついてきてくれました。この時2歳7か月の長男は弟の誕生をまだ理解していない様子で、「ママ、ぽんぽん痛い痛い」と言ってました。

弟との初めての対面では、頭をなでなでとしてくれて、空になった哺乳瓶を弟の口にあててくれました。病室にいる間、長男はずっとご機嫌で、心配だった帰り際も私の母と一緒に笑顔でバイバイしていきました。長男の様子にホッと一安心。

【二日目】
この日は土曜で、仙台から駆けつけてくれた私の父も一緒に三人(長男・私の両親)で会いに来てくれました。

私が長男の目の前で赤ちゃん(次男)を抱っこしたとき、長男が急に「僕のママーーー!」と怒りました。赤ちゃんは私の両親に任せて、私は長男と病棟内をお散歩へ。この日の帰り際も昨日と同じような感じでした。

【三日目】
長男に変化が出てきました。まずは、私の母が長男に「ママに会いに行こう」と言うと、長男は「ヤダ」。病院に向かう電車に乗るまでも体いっぱいで拒否して、改札口への階段を降りようとしない。母に抱きかかえられて乗車し、車内で初めて奇声をあげる。

私の病室にいても機嫌が悪そうで、短い滞在で長男から「おうち帰る」と言い出す。帰り際はこちらが寂しくなるほどあっさりしていました。

退院日からの洗礼?!

退院当日の午前中、長男の保育園から一本の電話がきました。「熱が38度まで上がってきたので、なるべく早くお迎えに来てください」と。病院を11時過ぎに退院し、12時頃に長男お迎え。熱が38度前後で、機嫌もななめ。

自宅で、病室では見せなかった弟への授乳姿を目の当たりにして、長男は真っ赤になって大声で「僕のママーーーー!」と激怒。このとき弟を叩きはしなかったけど、その気迫にハラハラしました。

長男は食欲なく、少し食べたり飲んだりしたものを嘔吐。次男は病院から家へと環境が変わったせいか夜中に泣くことが多く、一時間おきの授乳・飲み過ぎて吐き戻し。

真夜中に子供二人の嘔吐物を洗濯したり、あやしたりと、二児の子育てはこの先どうなってしまうのだろうかと不安が膨らんだ退院当日でした。(こんなドタバタで、写真を撮る余裕もなく。。)

赤ちゃん返り~弟誕生から1か月間~

【退院から一週間目】
退院当日の月曜から金曜まで長男の発熱と嘔吐が続き、保育園に登園できませんでした。体調不良によって機嫌も悪く、腫れ物に触るような感じで、今までママっ子だった長男が「ママいやーー!」とママ拒否・ばぁばに甘えを求めるようになりました。

授乳中は「僕のママーー!」と怒り、ついには赤ちゃんの頭や体を叩き、何か気に入らないとすぐに私・夫・私の母にも叩くようになりました。私は産後のホルモンによる気分不安定・授乳による寝不足・小さな赤ちゃんを守りたいという気持ちなどが重なって、この一週間が私の育児史上一番つらく思いました。

【二週間目】
弟のほうが空気を読んでか、長男が保育園に行くまでの朝の時間・保育園から帰ってきて3時間ほどは弟がスヤスヤ眠るようになりました。長男はベビーベッドに弟がいる分には許せるようで、私が次男を抱っこすると、すかさず長男は「あかちゃん、ココ!(ベビーベッド)」と言うようになりました。

でも、早くも少しずつ嬉しい変化があって、次男がベビーベッドで泣いていると、長男がラトルであやしてくれるようになりました!

【三週間目】
だいぶ体が回復してきた私は、なるべく長男と二人きりで遊ぶ時間を作るようにしました。そうしたら、今まで寝かし付けやお風呂に、ばぁばを指名することが多かった長男が「ママと」と言ってくれるようになりました。ついにママ拒否解除?!

さらに嬉しいことに、長男が弟のことを「赤ちゃん」と呼ぶようになりました。

【四週間目】
授乳姿に少しだけ慣れてくれたのか、長男がやや機嫌悪いときは「(おっぱい)おしまい」と言うくらいになりました。前のように怒って叩くことはかなり減りました。時には、授乳しながら長男に絵本の読み聞かせをできることも!

長男は車のオモチャを持ちながら、「ママ、ぼく、赤ちゃん、パパ、ばぁば、じぃじ、乗る」と言い、長男の中で赤ちゃんが家族の一員になりました(感動!)

【弟誕生から一か月目】
長男が甘えたいときは、「赤ちゃん、ココ(ベビーベッド)」・「パパ、赤ちゃん(抱っこ)(ママと)交代」と言うこともありますが、当初より大きく成長しました。

次男はオナラを頻繁にブーブーするので、長男はそれを面白がって次男のお尻や足に顔を近づけて匂いを嗅いだり、次男の頬にキスしたりすることが増えました。

助産師からのアドバイス

4児の母でありベテラン助産師という大先輩に、赤ちゃん返りについて伺いました。お話をまとめると・・・

・上の子が幼稚園や保育園に登園できている場合、それだけで安心。(中には、ママと赤ちゃんが一緒にいることを察して、登園拒否する子も少なくないそうです)

・上の子がおっぱいに再び関心をもつことはよくあること。服の上から、もしくは実際に乳首にキスする程度は問題ない。もし母乳を飲みたがる場合、小皿にあげること。(ごくまれに、おっぱいの吸い方を思い出す子もいるので)

・上の子との時間を意識的にとって、「大好きだよ」・「頑張ってるね」と伝える。

・赤ちゃん返りは早めに出るほうがいい!(すぐに赤ちゃん返りせずに、数年後や小学生になった頃に赤ちゃん返りが始まるということもあるそうです。かなりの時間差で赤ちゃん返りをしてきたほうが、上の子の精神面が根深いとのこと)

赤ちゃん返りは素直な反応

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エシカルマンマさん

家族:夫、息子2人(2歳・5歳)
宮城県仙台市出身、東京都在住。2011年の東日本大震災をきっかけに、エシカルな仕事をしたいと決意。2015年に一般社団法人エシカル協会の立ち上げから携わり、エシカル消費の普及啓発の活動をしています。エシカル子育てを日々考え、楽しみながら試行錯誤中。

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