子どもの花粉症市販薬「アレグラFXジュニア」を薬剤師ママが徹底解説

花粉症の季節が到来！

こんにちは、薬剤師のママとこどものおくすりやさんです。鼻グズグズ、お目目しぱしぱの花粉症の季節真っただ中ですね。私の勤める薬局でも花粉症の患者さんが後を絶ちません。

今回は処方箋でもらう花粉症薬ではなく、ドラックストアで買うことのできる子ども用の花粉症薬を紹介したいと思います。

医療用と同成分同容量配合のアレグラFXジュニア

（撮影時のパッケージのため「要指導医薬品」の記載がありますが現在は「第1類医薬品」です）

その名も「アレグラFXジュニア」。こちらは医療用と同成分同容量の花粉症薬となっています。市販で買える同成分同容量の子ども用の花粉症はこれしかない！と言ってもいいくらいです。

ドラッグストアでの購入価格は店舗にもよりますが、16錠入り、1日2回なので8日分、おおよそ1200円になります。1錠あたりは約75円。

薬局でもらう医療用のアレグラ子供用は1錠あたり約45円。さらにジェネリックだと約18円くらいのもあります。さらにこの額の3割負担になります。

ただし、薬局でもらうには病院に行かなくてはいけないので、診察代また薬局での薬以外のもろもろの代金を合わせると、一概に薬局でもらう方が安価だとは言い切れません。

しかし、花粉症は2〜3カ月と長期で服用するもの。それを考えると薬局で処方してもらうがお得と考える人もいるかもしれません。

【アレグラFXジュニアの特徴】
▪︎対象年齢7歳以上14歳以下
▪︎医療用と同成分同容量配合
▪︎眠くなりにくい
▪︎1日2回
▪︎要指導医薬品→※2020年11月より第1類医薬品となりました

アレグラFXジュニアは第1類医薬品になりました

このアレグラFXジュニア、以前は「要指導医薬品」に分類されていました。

要指導医薬品とは…
▪︎薬剤師からしか購入できない
▪︎ネットで購入できない
▪︎一度に何個も購入できない
▪︎本人がいないと購入できない

この4番目の“本人がいないと購入できない”がポイントでした。

よく、子どもの薬を買いに来た〜とママだけが来る場合があったのですが、薬を飲む子ども本人を連れて行かないと購入することができなかったのです。

この理由で販売をお断りさせていただいたことが何件もありました。知らない人が多く、なぜ!? と思われることが多かったかと思います（私もママの立場から考えると売ってあげたい気持ちでいっぱいでしたが…）。

今は公式サイトにも記載があるように、家族でも購入ができるようになっています。