/ 2019.09.20

マネーの相談相手、いますか?

こんにちは、フィナンシャルプランナー資格所有のkikoです♪

『慎む礼儀』を持つ日本人。普段どんなに仲がいいママ友がいたとしても、腹を割ってお金の話をすることは現実的にはないですよね。それ以前に、それぞれの家庭の経済事情や価値観は様々。隣のご家庭の支出を、そのまま自分の家庭にすり替えることはそもそも不可能です。

私は産休中にフィナンシャルプランナー(以下一部FPと略します)2級の資格取得しました。これからマネーの基礎知識や私の資産管理など、なるべくわかりやすく記事を書いていきたいと思います。

FPってどんな資格?

今回はマネー関連の初めての記事になるので、まず『フィナンシャルプランナー』という資格についてお話したいと思います。フィナンシャルプランナーはファイナンシャルプランナーやFPと書かれたりもしますがどれも同じ資格のことを指し、正しくは『ファイナンシャル・プランニング技能士』といいます。

FPの試験は1級から3級までの等級に分かれていて、学科試験と実技試験に合格すれば国家資格であるFP技能士を名乗ることができます。例えば、学科試験の試験科目は6項目あります。

・ライフプランニングと資産計画
・リスクマネジメント
・金融資産運用
・タックスプランニング
・不動産
・相続、事業継承

これらの項目を見てわかる通り、FPは『お金の専門家』になるための資格です。

筆者がFP資格取得を目指したきっかけは?

結婚する前に保険の窓口に足を運んだ際にこんなことがありました。担当のアドバイザーさんが色々説明してくれるのですが、話が進むほど…私の眉間にシワが寄る。

「素人相手にうまい話でだまそうとしてるんじゃないか」「月々5000円の保険料を死ぬまで払うなんて、20代の私には負担が大きいんじゃないか」私は人より警戒心が強いタイプなのかもしれません…。

なぜこのアドバイザーさんの話を受け止められないのか?理由は簡単。聞き手の『私の知識がゼロだから』。若かった私は保険について教えてもらうつもりで来店しましたが、保険の窓口はある程度知識をもって「保険の相談」に来るべき場所。

大事なことを選ぶのはいつだって自分自身、選択するためには知識が必要です。それなら保険のことを勉強しよう。各社の保険パンフレットを見比べますが、さすがド素人!全然ピンとこない!

仕方がないので本屋さんに行きます。保険についての専門書なんてマニアックで売り場も端っこ。そこで思い出すのはあのアドバイザーさん。改めて名刺を取り出すと…フィナンシャルプランナーって書いてある。なるほど!私もこれになればいいんだ!

FP資格で何が身につく!?

その日、私が購入したのはFP3級の教科書と問題集。保険について調べるはずがなんだか思わぬ方向へ進みます。

ところが勉強を始めてみると、普段専門色の強い仕事をしているせいでしょうか…『違う畑』のFPの勉強が楽しくて仕方ない!お恥ずかしい話、その頃の私は「お金の預け先」といえば銀行の普通預金と定期預金しか思いつかない、「お金の増やし方」といえば株しか思いつかないレベルの無知でした。

FPの勉強をある程度進めると『社会』や『日本』が見えてきます。これは決して大袈裟ではありません。

・この国にはどんな制度があるか
・国民は国にどう守られているか
・私たちは働きながらどんな義務を果たしているか
・万が一のために今どんな備えをするべきか
・一生のうちにどれくらいのお金が必要か
・必要なお金はどうやって作るか
・作ったお金はどこに預けておくべきか
・次の世代に何を遺す(のこす)か

漠然と不安だったことが何となく見えるようになったんです。こんなこと日常生活で誰も教えてくれなかった!知る機会がなかった!

少し先の未来を見る。それはドラえもんがいなくても実現します!

結婚、出産、育児、仕事、家計管理、家族の健康、資産管理、年金、退職金、貯蓄、住宅ローン、相続、税金、…etc.

私は家庭を持ってから「生きてると色々なことがあるな」とか「こうなったらどうしよう」と考えることが多くなった気がします。これらの漠然とした不安は守るべきものが増え、これからの夢が増えたことの象徴でもあります。

ママは家庭の中の重要なポジションにいます。家計を守り、家族の健康を守り、自分のライフワークバランスまで整える。まさにスーパーアスリートです。もし自分や家族の『少し先の未来』を見ることができたら、心が少し軽くなると思いませんか?

FPは見方によっては一つの資格に他なりませんが、日本の制度の中で家庭を持ち、暮らしていく人にとっては最小限で必要不可欠な知識を与えます。それはお金の知識だけではなく、これからどれくらい充実した暮らしができるかを考えるきっかけを与えるということです。

FPの玄関は広い!誰でも受験資格があります!

今回の記事は抽象的な内容も含まれましたが、とにかく熱意のままに記事を書きました。「FP」「資格取りたい」と検索していただけた方が一人でもいれば嬉しいです。

FP資格は毎年3回試験があります。その受験資格も窓口が広く、通常誰でも受験資格があります。(ただし、FP2級受験資格はFP3級合格者など制限がありますので詳細はご確認ください)私は3級を取得した翌々年の産休中に2級を取得しました。いずれも独学でしたが幸いにも一発合格することができました。

私の場合は通勤電車でちょこちょこテキストを読んだり、産休に入ってからは問題集を自宅やカフェでひたすら解くやり方が合っていましたが、座学で学ぶスタイルが合う方には民間の通信教育や教室等も各地にあるようなので、利用も考えてみてくださいね。

FPでマネーに強くなる!ママにとって魅力的な資格のひとつです!

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kikoさん

現役薬剤師。元製薬会社勤務。第一子の産休中にフィナンシャルプランナー2級を取得し、家計管理はきっちり主義。2歳&5歳の男の子を育てる『ママレード・ボーイ』世代のアラサー主婦♪美味しいものが大好きなので、おうち献立は日々アップデートしたいと思っています!

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